『キングダム』は、原泰久先生による戦国群像劇を描いた漫画です。
信は王騎から敵将・馮忌を討ち取るという特別な任務を与えられます。そして王騎は信の部隊に、「飛信隊」という名前を授けたのです。
茂みを利用して気付かれずに、敵本陣の真横まで来ることができました。突入に成功したもの多勢に無勢、このままでは馮忌に近づくことすらできません。そこで信は一大決心をします。たった百人しかいない部隊を２つに分けたのです。
ついに趙本陣を捉えた飛信隊。追い込まれた馮忌は、味方が１５０人ほどいましたが逃げていきした。それを追いかける信。みんなの思いを乗せ、馮忌を討ち取る一撃を叩き込みます。
『キングダム』１３巻には、１３０話から１４０話が収録されています。
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漫画『キングダム』12巻ネタバレや感想・無料で読む方法など｜王騎の特別な任務が…
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目次
１３０話 名声
見事に馮忌を討ち取った信。残していったもう１つの部隊も無事で、みんなと抱き合って喜びます。
干央が馮忌を討ったのは、飛信隊の信であると明らかにしたおかげで、ひと時ですが信の名が広まることになったのです。そのことに驚きを隠せない信。一瞬とはいえ自分の名が広まることに興奮します。
一方、馮忌を失った趙軍は、左軍が戦局を有利に進めていたにもかかわらず、流れが不利とみて全軍を撤退させました。こうして１日目は終わりを告げたのです。
１３１話 二日目
１日目の夜、趙軍の宿営では明日の戦略を練っていました。初日に馮忌を失い損失が大きいものの、数で勝る趙軍は初日同様左軍を軸にして戦うようです。左軍に大きな被害を被った秦軍は、中央の蒙武しか攻め手はありません。中央を守ることができれば、戦局を有利に進められます。
その蒙武と戦った李白は、「あの程度なら１０年かかっても俺は抜けぬ」と自信をのぞかせたのです。
迎えた２日目、李白は昨日と同じ陣形で蒙武を待ち構えます。対する蒙武軍も、昨日と同じ形で突撃していきました。これではやられた昨日と同じ結果になってしまします。
しかし王騎は歩兵の士気が異様に高いとみると、部下に昨日の蒙武軍の被害を報告させたのです。被害は６００人と少なく、昨日とは違って面白いものが見られると期待します。
１３２話 力
前日と同じ形で突撃する蒙武軍。ところが昨日とは打って変わって、簡単に陣形を崩して中に入っていきました。どうやら昨日は練兵が目的だったようです。今回の歩兵は急遽集められた烏合の衆。このままでは騎馬隊と合わず１つの軍になれません。
そこで蒙武は深入りを避ける戦い方をしました。それは蒙武の実力を知る者からすると、やられた感じを受けます。しかし歩兵の側からすると一方的に攻めているように映り、自信を手に入れたのです。
李白もすぐに陣の形を変え、逆に蒙武軍を取り囲む形を作りました。それでも蒙武は真っ向から戦い、策を力でねじ伏せたのです。
１３３話 戦局打破
趙軍の包囲が崩れ出したのを見て、李白は本陣を後退させます。しかし蒙武の狙いは李白ではありません。残された兵を蹂躙していきます。
李白軍が崩壊したため、趙軍は背後を突かれないよう左軍を下げて、２日目は終わりました。
３日目、趙軍は蒙武対策として、左軍後衛にいた公孫龍を中央に当てて、共同戦線を敷きます。それでも蒙武を止めることはできませんでした。その夜、趙軍は蒙武を全軍で止める決断をします。
対する秦軍も戦局を動かす一手を打ってきたのです。趙軍を驚かすその一手とは？
そしてついに趙軍総大将・龐煖も動き出します。
『キングダム』１３巻 まとめ
『キングダム』１３巻では、あまり信の活躍は見られませんでしたが、それに代わって蒙武が大奮闘でした。主人公だけでなく、脇を固めるキャラクターが活躍する『キングダム』らしい巻となりました。
それにしても蒙武は強すぎでしょう。策を力でねじ伏せるなんて…ふつう「全軍に告ぐ」といったら何か作戦の指示かなと思いますよね。その次の言葉が「殺せ」とはビックリです。
そしてこの巻では、この戦を操る黒幕がしれっと登場していました。皆さん気付きましたか？お気楽そうにやって来たあの人ですよ。
でもこの人物、実はすごい人なんです。どんな人なのかは今後をお楽しみに。
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