『黒子のバスケ』は、藤巻忠俊先生による青春バスケ漫画です。
主人公・黒子テツヤは中学時代、名門の帝光中学バスケ部に所属していました。帝光中学といえば、全中３連覇を誇る超強豪校。その中でも１０年に１人の逸材が５人もいた「キセキの世代」と黒子は共にプレーした経験を持っています。
彼は中学卒業後、新設校である誠凛高校に進学しました。そこで出会う、個性的なメンバーと共に戦っていくことになります。
『黒子のバスケ』１巻には、１話から７話までが収録されています。
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目次
１話 黒子はボクです
各部活動がブースを並べて勧誘していて前へ進めない中、黒子テツヤはスルスルと目的のバスケ部の所へと向かいます。そして誰にも気づかれず、入部届を出して帰ったのです。
２年の女子ながら監督を務める相田リコが新入生の体格を見ていると、とんでもない才能の持ち主がいました。彼の名は火神大我。高１とは思えない身体能力を持っていました。
リコが黒子も見ようとしますが見つかりません。仕方なく練習を始めようとすると、急に目の前に黒子が現れました。影の薄さにビックリするリコ。体を見たリコは、身体能力の低さにもビックリしてしまいます
練習後ばったり会った火神と黒子は、近くの公園で１対１をすることに。黒子は火神にボコボコにやられ、バスケを止めた方がいいとまで言われてしまいます。ですが黒子はそれを拒否し、「僕は影だ」と言葉を残して帰っていきました。
ある日の練習、雨で練習時間が余ってしまいます。リコは２年対１年でゲームをすることにしました。開始早々に火神がダンクを決め、その後も１年がリードします。しかし２年も黙っていません。火神に対して３人がマークにつき、得点源を封じると２年が逆転し、リードを広げていきます。
１年に諦めムードが漂いますが火神が一喝し、そこから黒子も持ち味の影の薄さを利用したプレーでチャンスを作り出します。そのプレーから、リコは彼が帝光中学にいたパスに特化した選手―キセキの世代「幻のシックスマン」だと気づいたのです。そしてゲームは２人の活躍で１年の勝利で終わります。
そして帰りのファミレスで火神は奇跡の世代を倒して日本一になることを決め、黒子も火神を日本一にさせることを誓います。
２話 月曜朝8：40の屋上ね！
試合がしたくてしょうがない火神。キャプテンの日向に頼みに行きますが、正式な部員じゃない1年は試合に出られないと教えられます。火神は急いで監督のリコの元へ行き本入部届をもらいますが、受け取るのは月曜朝とのこと。
言われた通り月曜の朝屋上に行くと、リコは今からやることを言いました。それは1年の覚悟を見るため、朝礼で集まった全校生徒に向かって学年と名前、今年の目標を宣言するというもの。
尻込みをする1年でしたが、火神は何のためらいもなく「キセキの世代を倒して日本一になる」と宣言しました。黒子も拡声器を使って続こうとしますが、その前に先生に見つかってしまい正座で説教されます。
黒子は後日、「日本一にします」と校庭にでかでかと書いて入部を認められました。他の部員も声出しとして宣言し、入部を認められます。
３話 本気です
ある日の練習中、リコがスキップをして練習に戻ってきました。それを見た日向は、ギョッとした顔をします。なぜならリコがスキップをしているとヤバいことが起きるからです。体育館に姿を見せたリコは、「キセキの世代がいるとこと練習試合組んじゃった」とうれしそうにいいます。
リコが練習試合を申し込んだ高校とは？その試合で起こる衝撃の出来事とは…
『黒子のバスケ』１巻 まとめ
『黒子のバスケ』の主人公・黒子テツヤは、今までのバスケ漫画にはいない形の主人公ですね。普通主人公は強くてカッコイイ、初心者であったとしても凄い才能の持ち主というのがお決まりでした。
ところが黒子は経験者でありながら、そこまでバスケが上手くない。（もちろんパスだけはものすごい能力を持っていますが）しかも影が薄く地味。むしろ火神の方が主人公っぽいです。
分かりやすい強さはないものの、内に秘めた強さと純粋さに惹かれました。
普通とは違うタイプの主人公である黒子が、どのような物語を見せてくれるのか楽しみです。
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