鬼滅の刃11巻ネタバレや無料で読む方法など｜一人の柱の引退

『鬼滅の刃』11巻では、｢混戦｣上弦の陸と音柱･宇随天元を軸にした炭治郎らとの戦いが描かれています。

上弦の陸は…堕姫と妓夫太郎の兄弟で、堕姫の中から妓夫太郎が現れます。

混戦模様の上弦の陸との遊郭長屋での戦い。柱･宇随天元を中心に炭治郎や

善逸、伊之助が上弦の陸を倒す為奮闘します。どうすれば倒す事が出来るのか？

『鬼滅の刃』11巻には第89話～第97話までが収録されています。

第89話　混戦

妓夫太郎との戦いの中、天元と背中合わせで炭治郎が妓夫太郎の攻撃を受け流しながら、天元の役に立とうと勝利の糸口を探しています。

天元は、炭治郎の傷を気にしながら自分が喰らった毒の事で迷惑を掛けている事も考えつつ時間がなくこのままでは全滅すると悟る。

随姫と必死に戦う善逸と伊之助。

炭治郎も妓夫太郎の猛攻により、息が続かず何とか隙を見て回復の呼吸をと、その時天元の嫁の雛鶴がクナイという武器で妓夫太郎を攻撃します。

天元は、クナイが刺さりながらも、もろともせず妓夫太郎に攻撃を仕掛け、見事妓夫太郎の足を切断する事に成功します。妓夫太郎は、足の再生を試みますが再生せず、1本だけ頚に刺さったクナイに何か塗られていた事に気付きます。

妓夫太郎の身体が痺れ体制を崩したところに、炭治郎が攻め、妓夫太郎はこの短時間で統制がとれて来た炭治郎らに対して、この戦いが面白いと感じています。

雛鶴の放ったクナイの毒は、数字を持たない鬼ならば半日は麻痺させる事ができ、下弦の鬼ですら動きを封じる事が出来たのですが、妓夫太郎は、すぐに毒を分解し足を再生し標的が雛鶴に向けられました。

第90話　感謝する

雛鶴の命に危険が迫った時、炭治郎は今自分に出来る最大限の事を考え、水の呼吸とヒノカミ神楽の呼吸を混ぜ合わせる事で、双方の呼吸の良い所が発揮され、このような事が歴代の剣士達も考え変化させて様々な呼吸

出来たのではないかと考えた。

鱗滝との修行を思い出しどんな形にも変化する戦い方を教わったんだと、炭治郎は改めて認識し無駄に出来ないと強い決意が感じられます。

この呼吸法で、炭治郎は妓夫太郎の片腕を切り雛鶴を助け出す事に成功。

妓夫太郎が炭治郎に襲いかかったそこに天元が刀で後ろから妓夫太郎の頚切る一歩手前まできました。

伊之助達は、その姿を見て自分達も随姫の頚を同時に切り落とさないと!!と焦ってしまいますが、善逸が眠りながら伊之助に、全く同時に切り落とす必要はなく2人の鬼の頚がつながっていない状態にすれば良いと、冷静に助言をしています。

炭治郎は、天元を見て妓夫太郎の頚を正面から狙って刀を振りますが、妓夫太郎は両方の刀を手で止めてしまいます。

すかさず天元がもう一方の刀で後ろから刺そうとしますが、妓夫太郎は頚を後ろに回して歯で刀を受け止め、天元がまたあれか？と感じた妓夫太郎の血気術にて2人は、吹っ飛んで落下してしまいます

第91話　作戦変更

炭治郎のところに善逸、伊之助が近づいてきてまずは随姫の方から協力して倒そうと作戦変更する事に、伊之助が先陣をきり炭治郎、善逸が伊之助のサポートにまわります。

随姫を追い詰め伊之助が頚を切り落とします。

随姫の頚が、すぐに 身体とひっつかないように伊之助は随姫の頚を持って遠くに逃げます。

その間に炭治郎と善逸に天元に加勢するように走りながら伝えます。

その矢先、妓夫太郎が現れ伊之助の背中から胸に貫通する程刺されてしまいます。

呆気なく妓夫太郎に随姫の頚を取り返されてしまった炭治郎達、何故？妓夫太郎がこっちに、天元はどうしたのか炭治郎が見ると、天元は片腕で切られ地面に横たわっていました。

ショックを受ける炭治郎に善逸が助けにはいりますが、攻撃を受け2人とも足元が崩れ落ちてしまいます。

第92話　虫けらボンクラのろまの腑抜け

炭治郎は、崩れ落ちる際に禰豆子と会話している夢を見ます。今を前向きにしようと禰豆子が語りかけています。

気付けば炭治郎の前に妓夫太郎が、他のみんなは倒れている状況の中、妓夫太郎が禰豆子の事を問います。

妹一人守れない弱い奴だと妓夫太郎は炭治郎を罵り指をおります。

散々、罵倒され鬼になれと妓夫太郎に言い放たれた時、炭治郎は準備していたと妓夫太郎に勢いよく頭突きをします。

妓夫太郎は、身体を動かそうとしますが上手く動かせません。

炭治郎は、頭突きと同時に雛鶴に貰っていたクナイを妓夫太郎の足に刺していたのでした。

炭治郎は、すかさず妓夫太郎の頚に剣をふりかざします。

願いを込め剣に力を注ぐ炭治郎、その状況を見て心配する随姫が助けに援護しようとした時、瓦礫の中から善逸が抜け出し随姫の頚を斬り落とそうとします。

第93話　絶対諦めない

善逸は、ここで絶対斬らないともう機会がないと考えています。

炭治郎も、妓夫太郎の頚を斬り落とそうと必死ですが、妓夫太郎の身体の毒が弱まり回復し刀を押し戻します。

炭治郎は、喰らい付いて諦めません。妓夫太郎の反撃が炭治郎に迫る時、天元が妓夫太郎の攻撃を止め炭治郎、妓夫太郎ともに驚きます。

天元は、心臓を止め毒のまわりを遅くしていたのだ。

天元が攻撃の譜面が完成した!!勝ちに行くぞー。と勝利を確信した雄叫びが聞かれ、戦闘計算式が完成したのであった。

しかし、毒のまわった天元では妓夫太郎の頚は狙えない。

斬る事ができるのは炭治郎しかいない、炭治郎に天元が飛べと叫び妓夫太郎の頚をめがけて飛びます。

第94話　何とかして

妓夫太郎の攻撃が炭治郎の顎を貫きます。

炭治郎達を、何が苦しめていたかというと、妓夫太郎が妹を操り多大な情報を的確に処理し判断することが出来たからだ。

妓夫太郎の優れた感覚上弦たる所以がそこにあった。

さらには、毒が炭治郎達を何度も劣勢を強いられたが、その度に間を稼ぎ誰かが機会を作りこの戦いを凌いできた。

戦いながら失敗しても順応できるようになり、炭治郎の刃が妓夫太郎の頚を捉えた。

炭治郎の身体は、もうボロボロでしたが全身の力を使い、渾身の一撃どころかその100倍の力を捻り出します。

炭治郎の額のあざが濃くなっていき、妓夫太郎の頚を斬り落とす直前まできます。

一方、善逸も随姫と戦っています。

その後ろから、さっき胸(心臓)を刺された伊之助がやってきます。

伊之助は、体の柔らかさを使い心臓の位置をズラし、そして険しい山育ちの為毒もきかないようです。

随姫が｢お兄ちゃん、何とかして!!｣と叫びますが、随姫の頚がとび、同時に炭治郎か妓夫太郎の頚を斬り落とします。

第95話　最期

なんとか斬り落としましたが、炭治郎の体は動く事が出来ません。

天元が、何か言っています。

｢逃げろーっ｣ 炭治郎が気付くと禰豆子が心配そうにしていました。

そして建物全てがめちゃくちゃに破壊されていました。

他のみんなのところへ行こうとする炭治郎、意外と体が動く事に驚き何故だろうと考えます。

善逸の声が聞こえ善逸の方に向うと、善逸は目が覚め体中が痛いのはどうしてなのか炭治郎らに聞いています。

そして倒れている伊之助を見つけますが、心音がどんどん小さくなって行きます。

どうにかしないと！しかし何故自分だけ動けるようになっているか炭治郎は考えています。

その時、禰豆子が血鬼術で炎をだし伊之助の毒を消しました。

伊之助は、腹が減ったと元気になり一方、天元は3人の嫁と一緒にいて、最後に言い残すことがあると言っています。しかし、嫁達は死ぬのは許さないと言って聞こうとせず叫んでいます。

天元は、このまま何も言えず死ぬのか…と思っていると、禰豆子があらわれ伊之助同様に天元を燃やし、毒を飛ばしました。

傷は深いですが、かなり復活した天元に嫁も大喜びです。そして炭治郎らは鬼の頚を探しに行きます。

妓夫太郎と随姫は、頚だけの状態で言い合いの喧嘩をしています。その様子に炭治郎は、悲しい顔をして見つめています。

第96話　何度生まれ変わっても

随姫と妓夫太郎の言い合いは続いており、お互いにお互いの事を罵りあいしています。

随姫の目には涙が溢れ、まだ言い続ける妓夫太郎の口を炭治郎が手でおさえ、｢たった2人しかいない兄弟なんだから、ののしりあったらダメだ｣となだめます。

2人は、徐々に消えていき随姫が全て消えた時、妓夫太郎は｢梅!!｣と叫びました。

そして随姫の名前が梅という名前だったなと、小さい頃の事を思い出しています。

妓夫太郎は、遊郭の最下層で生まれ、子供は生きているだけでお金がかかると迷惑がられ、お腹が空いたら虫を食べ遊び道具は鎌でした。

そんな時生まれた妹の梅は、とても美しい顔をしていて自慢に思っていました。

劣等感まみれの自分の醜さも誇らしげに思える程でした。

13歳になった頃、梅は客の目玉をかんざしで突き刺し、失明させてしまうその報復として、梅は、縛り上げられたまま焼かれてしまうのです。

仕事から帰った妓夫太郎は、丸焦げになった妹を見て俺の妹を返せと、妹を丸焦げにした奴を殺し、妹を抱えて歩いていると、上弦の弐、童磨が2人を鬼にしてくれたのでした。

妓夫太郎は、もしも生まれた場所がもっと良かったら、違ってたんじゃないかと思っています。

2人は、暗闇の中で出会います。

随姫は、少女の姿になっています。

ずっと一緒にいたい。

何度生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になると泣き叫んでいます。

2人は、そういえばいつも一緒で、2人が一緒なら寒いのも腹ぺこなのもへっちゃらだったことを思い出します。

炭治郎の手のひらで、2人のカケラが風で飛んで行きました。

『鬼滅の刃』11巻　まとめ

今回は、上弦の陸2人の兄弟の鬼との戦いで、2人の頚を斬らないと死なないという事で、天元も炭治郎らもかなりの苦戦をしいられました。

炭治郎の痣が濃くなり物凄い威力を発揮しましたし、善逸、伊之助の成長も感じられる話でした。

柱･天元は、今回の戦いで柱を引退する事になりました。

残念ですが、これからも何かしら関わるのでしょう。

禰豆子の、爆血以来の血鬼術にも新たな可能性が感じられ、もはや禰豆子は、無敵なんじゃないかなと勝手に思ってしまいます。

妓夫太郎と随姫は、炭治郎と禰豆子とちょっとかぶったようなところもありましたが、元々の生まれた環境が悪くとても切ないけど、2人の兄弟の想いが伝わって来る可哀想で、だけど温かくなるような話しだったと思います。

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