ジョン漫次郎

ついに藨公は呉慶の本隊へとたどり着きます。両軍の総大将が相対すると、そこから激しい一騎打ちが始まったのです。しかし力の差は歴然で、藨公は呉慶の攻撃を自信たっぷりに受けていました。そして呉慶が気迫を込め ...

かつての自分のようなカブキ者に頭を悩ませる信尹だが、信尹の不安は現実のものとなってしまう。 公卿一のカブキ者・猪俣が後宮の女官に手を出した猪熊事件をきっかけに、家康は帝や朝廷にも介入をし始める。 大坂 ...

徳川千と豊臣秀頼の結婚に向けて徳川の侍女に行儀作法を教えるため、於通は江戸行きを命じられる。 粗野な女子たちを相手に、於通はこの代役を無事に務めあげることができるのだろうか。 小早川の家老・稲葉に嫁い ...

前田利家の死を皮切りに豊臣の家臣たちは対立していく。 のちに関ヶ原の戦いと呼ばれるこの戦は、真田父子をはじめとする様々な絆を引き裂く大戦となる。 戦の終わりには、阿国が踊りに新たな風を取り入れて人々が ...

方広寺の大仏のもとで恐ろしい幻を見た於通は、太夫の占いにより大変事を予言。 その後帰館した信輔扮する渡瀬羽林と結婚し、於通は子をもうけるに至る。 秀吉の命が尽き家康が早速頭角を現す中、それが不愉快な石 ...

流罪が決まった信輔が薩摩へ向かう途中の宿に忍び込む於通。 配流先のことや配流後のことはまるで想像がつかない、そんな中ふたりは約束を交わす。 実子・拾の将来を守るため、邪魔者たちをことごとく処罰する秀吉 ...

信輔は我慢の限界が訪れ、とうとう左大臣を辞任する。 公家にも武家にも自分を見出せない信輔は居場所を探し求める。 その信輔を未だに目の敵にする秀吉と淀の間に生まれた跡継ぎが新たな波乱となるのか。 於通が ...

切支丹の礼拝堂で実の兄との再会を果たした於通。 絵の師・狩野の頭領である永徳の死を経て、自らの生き様を考え直した於通は信輔に別れを告げる。 秀吉の跡継ぎがみまかり、豊臣家だけでなく世の中にその影響が波 ...

菊亭が作った危機を脱して於通と信輔はお互いの想いを確かめ合う。 そんなふたりに身分の差という壁が立ちはだかる。 一方秀吉は小田原を攻める大きな戦を始め天下統一を推し進める。 男衆が戦場に出ている間に、 ...

信輔を疎ましく思う秀吉による攻撃が激化する中、公家側にも武家側にも変化があった。 茶々には豊臣の血を継ぐ子ができ、それを案じた公家衆は信輔を重要な地位に据えるべく水面下で動き出していた。 信輔と親しく ...