KAKERU先生が描く他とは違う異世界を舞台にした冒険ファンタジーふかふかダンジョン攻略記 ～俺の異世界転生冒険譚～１２巻ではヒュドラとの戦いも熾烈を極めて行きます、人間の想像を超える知能を持つヒュドラにセイや「聖騎士」が立ち向かいます。果たした人間とヒュドラの戦いはどちらが勝つのでしょうか。そして白面金毛の軍も【死の森】前要塞に攻撃を開始したのでした。
「ふかふかダンジョン攻略記 ～俺の異世界転生冒険譚～１２巻では第４５話から第４８話までが収録されています。
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ふかふかダンジョン攻略記 ～俺の異世界転生冒険譚～１１巻ネタバレ｜ヒュドラ対人間
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目次
第４５話「射弾観測」
１キロ先から放たれる投石に驚くマユリそれどころか石弾は街を超えてしまうのです。ヒュドラだからこそ出来る恐ろしい投石機の使い方、さらに次々と石弾が放たれセイやマユリも大声で叫ぶのです。１５基ほどある投石機から放たれる石弾ですがマユリはもっと早く打てると考えそれを聞いたセイとリリィの顔が青ざめてしまう程です。さらにヒュドラは木を倒しバリケードを作り始めます。大司教に伝令を送るセイ、そして石弾が街に降り注いでしまうのです。その様子を見たジャンとウォルは言葉を失い下手をすれば投石は延々と続くかもしれない状況だったのでした。
大司教に対しヒュドラが「ビビってる」と言うセイは被害が大きいながらも勝てると作戦の内容を伝えます。大司教が鼓舞し「聖騎士」がヒュドラ討伐に向かう中でヒュドラたちは「築城」をしておりそれをバレない為にも投石を続ける作戦を練っていました。そして勇者一行はヒュドラ討伐に出撃し投石対策に「ラケットメイス術」を駆使するセイとマユリ、バドミントンにも似た武術ですがヒュドラの弾を防ぐほどの鉄壁の防御を誇るのです。リリィが涙目になる中で余裕の顔で投石を捌くマユリ、そして多くの聖騎士も無事に投石をくぐり抜けたのです、目の前にヒュドラを確認したセイは部隊に迂回の指示を出し、ヒュドラも迂回に対して作戦を切り替えに動き出したのです。
森に入った聖騎士の前に現れた「多重障害」それを見た聖騎士たちはこのバリケードの目的が部隊を分散させる為の物だと気が付きます。そして森の中からのヒュドラの奇襲に先遣隊は全滅し「撤退の鐘」が鳴り響くのです。逃げて行く人間を見たヒュドラは決死の覚悟で臨んでいたにも関わらず自分たちより高い力を持っていた人間があっさり引いたことに困惑していました、そして鐘の音を聞いたセイたちも撤退をすることになり彼女は目の前のヒュドラに「見逃してあげる」と言うのです。
第４６話「築城」
撤退を最悪な判断と言うセイその言葉を聞いた「聖騎士」は撤退がさらなる被害を招くと予想し焦りながらセイに謝って来ます。そしてセイは双方に「誤解」があったと言いヒュドラに勝てる最後のチャンスだったとまで言いました。今までの人間に対する考えが「大昔」の物だと感じたヒュドラたちは人間の攻撃を防ぐ為に「築城」を決意したのです。セイたちから情報を得た大司教とギルドマスター、そして考えるヒマもなくヒュドラが木を倒す音が響いておりセイは焦りながら「手を付けられない」と言葉が漏れてしまうのでした。「築城」と投石を続けるヒュドラを見たジャンはそれを重機に例えどうしようもない状況に言葉を失ってしまい、ギルドマスターもそれを見て驚いた表情をだすのです。城を作れないと思っていたヒュドラですがそれを「有効」だとバレたと、セイが言い出し夜間にそれを止めることは無理だとのことです。
お互いの評価が逆転した中で大司教の増援の話を聞くセイですが、それでも攻略は難しいことは変わらないのです。死の森の要塞を守る為にも「嘆きの街」で戦うことを選ぶ勇者一行、そしてヒュドラを見て言葉を失うジャンの横でクロスもこのままでは「ダメだ」と感じておりセイの作戦だけが頼りなのです。増援も「来られるか」疑問を抱くクロス、それを聞いたナギとウォルの顔は青ざめてしまいます。ヒュドラを倒す為に「覚悟」を決めたジャン、それを見てウォルは自分の気持ちを伝えることにしたのです。ジャンに激しく抱かれ欲情のままにされてしまうウォルはこんな状況だからこそ女としての幸せを感じていたのでした。
翌朝に静まり返った森には「城」が出来ており人間が隠れる場所がない城壁まで作っていたのです。バラバラに行動しても勝てないと言うセイ、ヒュドラの「絶対にがさず皆殺しにするための城」の話はマユリやリリィそしてその場の皆に絶望を与える物だったのです。城は効果があったと感じたヒュドラは投石を続けるか守るかを考えます、そして人間を「臆病」だと感じたヒュドラは驚くべき行動をするのです。見張りの兵士が平原まで来るヒュドラを発見しなんと丸太で「境界」を作ったのでした、攻撃の意志を見せないヒュドラたち、こうして「戦いは終わった」のですが一匹のドラゴンがその様子を見ていたのです。
第４７話「赤とんぼ」
自分に害が無いと感じたドラゴンはその場を去りヒュドラも「嘆きの街」も助かったのです。一方でヒュドラとの停戦をむかえた「嘆きの街」は攻撃こそされませんが、ヒュドラは「新発明」の武器での威嚇を繰り返しており「ヒュドラの城」も拡大していたのです。そしてヒュドラたちが今度はドラゴンの対策を考えており、周辺の森の半分を奪われた「嘆きの街」は停戦と言う名の完全敗北をむかえたのです。セイの判断でヒュドラが人間に興味が無いと言う言葉通りこの戦いは「終戦」を向かえたのでした。
クロスも回復し【死の森】前要塞まで行けると言うナァル、自分たちのせいで「嘆きの街」が危険にさらされていると考えたアロは何とも言えない表情を浮かべていたのです。そしてジャンはマユリが日本人かを確かめる為に「日本語」で話かけたのです。それを聞いても反応しないマユリですがセイはそのことに気が付いたのでした、同郷かと思ったと言うジャンに対しセイやリリィは「ニホンから来た異世界人の歌」の話をして来たのです。驚くジャンに異世界人は亡くなったと言うリリィですが「トメコ・ナカズィマ」と言う名前だと言い、そして彼女が残した歌をリリィが歌い出します。童謡の「赤とんぼ」聞いたジャンは涙を流します、それを見たセイは「故郷の歌」だと見抜きリリィはジャンが異世界人だと感じたのです。
その場をごまかそうとするジャンですがセイは全てを見抜いた様子です、そして全部を分かった上で秘密にすると言うセイを信じたジャンは「赤とんぼ」の歌の意味を伝えたのでした。短い歌詞ながらその内容に感動し涙が止まらないリリィ、ジャンは不思議な充実感を得ながら【死の森】前要塞に向かう準備をするのです。ジャンが「赤とんぼ」を口ずさむ中で【死の森】前要塞は炎に包まれていたのです、白面金毛やアラクネが襲って来た要塞は地獄絵図の状態だったのです。
第４８話「新月の夜」
要塞を攻める５時間前、白面金毛はため息をついていました。ヒュドラの騒ぎで戦力を減らした要塞ですがオーク帝国が絡んで来たのです。部下のレッドキャップから自分たちとオークの考えの違いを伝えられた白面金毛は自分とテオの考えが違うと言いますが「鏡返しの掟」の縛りもあると伝えられてオークは自分たちの「利益」の為の「味方」だと説得されるのです。そしてモンスターたちの前に現れた白面金毛は自分１人が攻め込み壊滅させる内容を伝えたのでした、索敵灯が外れるタイミングで要塞へ空から潜入することに成功した白面金毛は見張りを殺しながら要塞の中へと入って行きます。
白面金毛の襲撃に対応できない兵士たちは為す術もなく殺されて行きます、「敵襲」と声が響き渡る中で「北の敵」に反応する兵士たちその間にも白面金毛は敵を数えながら殺して行くのです。バリスタの炎上を確認し突撃してくるモンスターの大軍に要塞は大混乱になってしまい白面金毛の作戦は成功したのです、さらに第２城壁に乗り込んだ白面金毛は兵士が放つ矢の嵐を駆け抜けながら首を切り落として行くのです、当初の作戦とは変更しながらも城壁内に侵入し「大量斬り」と言いながら兵士に向かって行きます。そして「第２東城門」にはプラウィドたちアラクネの軍団が現れたのです、「投降」を進言するプラウィドたち、それを見た兵士たちは勝ち目がないと恐怖に駆られてしまうのでした。
第１、第２城壁が機能しなくなり作戦を成功させた白面金毛ですが疲労を取るために物陰に隠れて様子を見ます。そしてオークの群れが突撃をして圧倒的な強さで兵士を蹴散らして行きます。「嘆きの街」で兵力が減ってしまった要塞はアラクネなどを想定しておらずあっと言う間に戦力を減らされてしまいます、そんな恐怖の状態から逃げようとする要塞の娼婦のイライザにも白面金毛が襲い掛かって来ます。それを受け止める１人の兵士、それは彼女と結婚の約束をした男だったのです。「アンタ」と男を呼ぶイライザに「逃げろ」と兵士は叫びます、その２人に白面金毛の刃が襲い掛かって来るのでした。
ふかふかダンジョン攻略記 ～俺の異世界転生冒険譚～１２巻のまとめ
ふかふかダンジョン攻略記 ～俺の異世界転生冒険譚～１２巻では、ヒュドラとの停戦で一時的な安堵を得た「嘆きの街」そしてジャン達は【死の森】前要塞に向かうのでした。その要塞がまさに白面金毛の軍に襲われ壊滅的な状態に陥ってしまいます、白面金毛の軍に攻められた要塞にジャンや勇者一行は駆けつけることが出来るのでしょうか。
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