三田紀房先生の人気投資漫画「インベスターZ」。16巻では、3番勝負の最終戦が始まる前に、生命保険編に突入します。
凄腕のセールスレディ、安ケ平が財前の父に保険を売り込み、合戦のような激しい議論の応酬へと発展していきます。
漫画『インベスターZ』16巻には第134話～第142話＋巻末記事が収録されています。
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漫画『インベスターＺ』15巻ネタバレや感想など｜不動産対決の決着！
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目次
第134話 スーパーレディ！
道塾に戻り、次の決戦に備える財前。
職員室に行くと、「安ケ平」と名乗るテンションの高い派手なおばさんがいました。
投資部の先輩、安ケ平と同じ苗字であることに違和感を覚え、本人に聞くと、叔母であり、保険の外交員だといいます。
保険の外交員についてさっぱりわからない財前。
噂をしていると、そこに偶然叔母が現れます。
「お茶でも飲んでって」と誘われ、財前は安ケ平の叔母の自宅へ行くことになりました。
第135話 看板背負って
高層マンションの上層階で話を聞く財前。
安ケ平は財前の父のことも知っており、どうもゴリゴリ営業をかけている様子でした。
その日は車で安ケ平に送ってもらった財前。
とある土曜日、誰かが訪ねてきたと思ったら思わずびっくり。
なんと安ケ平が訪問してきました。
第136話 鬼が来た！
安ケ平は財前の母の好みを調べ上げ、贈り物をしたり、床にカバンを置かず、ハンカチを敷いたり、細かいところにまで気遣いを見せます。
鬼の気遣い、わかりやすいセールストーク。財前は安ケ平の営業テクニックに度肝を抜かれます。
素直で純真な性格の財前の母は、すでに安ケ平のペースにはまりつつあるようです。
そこに、安ケ平のメインターゲットである父が、帰ってきました。
第137話 外堀を埋めよ！
自分が女手一つで息子二人を育て上げた話を披露する安ケ平。
同情を誘うような苦労話に財前の母はすでに崩落寸前です。
敵を落としたかったら、まず外堀を埋める。
見事なまでに安ケ平のペースです。
「いつか必ず、ご主人は亡くなります。その時のために保険を・・・」
と話を切り出すと、6歳の財前の妹が泣き出してしまいました。
「お父さん死んじゃうの！ヤダア！」
第138話 大将決戦！
母が泣き出した妹を連れ出し、話は安ケ平と父で繰り広げられます。
数学教師である財前の父は理論で納得できないと話は前に進みません。
合戦のごとく繰り広げられる論争。
しかし、財前はあることに気づきます。
「あれ、お父さんが死んだとき、保険が必要になるの、僕達兄妹じゃん」
「ちょっといいですか」
話に割って入った財前。父と息を合わせ、助太刀に入ります
第139話 今でしょ！
天才中学生の頭脳を如何なく発揮し、じりじりと安ケ平を追い詰める財前。
隣では父が満足げな表情で財前の説明を聞いています。
財前の完璧な理論に、
「参りました」と安ケ平が頭を下げました。
「やった！セールスレディ打ち取ったり！」と思ったのもつかの間。
「でもね、孝史君、人生いろいろ、思った通りにはいかないのよ。そんなときのために保険には入ったほうがいいの。」
安ケ平は全然めげていませんでした。
第140話 下駄を履くまでわからない
すさまじい執念で食らいつく安ケ平に、財前も応戦し、その日は安ケ平を
追い返しました。
次の日、投資部の先輩の安ケ平と昨日の話をする財前。
「なんで生命保険ってそんなに儲かるんでしょうね。」
財前たちは生保について詳しく調べてみることにしました。
第141話 偉大なるおばちゃん
イメージ戦略に加え、政府の後押しで戦後一気に成長した生命保険。
極めつけは、ブラックボックス化。商品を複雑にして、素人では仕組みがわからないようにし、「なんか良さそう」という漠然とした安心感を武器に売りまくりました。
ただ、保険の優れたところはそこだけではない、と神代は言います。
「最も優れた点は、金を先に回収するところだ」
第142話 ケンが来た！
経営者の最も大きな悩みは「代金の回収」。
保険金が下りる前から金を回収できる保険は最強のビジネスモデルを有していると言います。
財前たちは保険の最強なビジネスモデルを解明しました。
後日、財前の父は保険に入っていました。
母の好きなアーティストを抜け目なくチェックしており、ライブのチケットを優先的にとれるということで、最終的には根負けしたそうです。
恐るべき安ケ平。
この世で最強なのは保険のおばちゃんなのかもしれないと思う財前でした。
巻末記事1 元保険営業マンが赤裸々に明かす。生命保険は入るほど損しやすい！
15年の保険営業の経験を持つ保険コンサルタント、後田亨さんのインタビュー記事が掲載されています。
インベスターZ１６巻まとめ
インベスターZ16巻では最強の保険セールスレディ、安ケ平が登場し、まるまる一冊「生命保険編」が繰り広げられます。
合戦のごとく繰り広げられる商談バトルと、安ケ平が見せつける圧倒的営業力と、鬼の気遣いが見る者を魅了します。
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