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ヒューマンドラマ

漫画『違国日記』1巻ネタバレや感想など|人間関係が苦手の槙生の葛藤…

突如両親を亡くした中学3年生の朝は、叔母である槙生(まきお)に引き取られる。

朝の母・実里(みのり)は槙生の姉であり、槙生と実里の関係は冷え切っていた。

憎しみすら抱いていた姉の娘である朝との共同生活は、槙生に何をもたらすのか。

そもそも人間関係を苦手とする槙生が他人との暮らしに四苦八苦する様が、違国日記第1巻から惜しみなく描かれる。

 

漫画『違国日記』1巻にはpge1~page5までが収録されています。

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page.1 ちがう国

違国日記 1巻

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物語は主人公のひとり・朝が高校3年の春を迎えたところから始まる。

朝が帰宅したマンションの部屋の表札には「高代/田汲」と書かれている。

朝は学校から帰るなりおもむろに夜ご飯の準備をし始める。

同居人は在宅で仕事をする槙生という女性。

 

仕事に没頭する槙生を、朝は「ちがう国」にいるようだと比喩する。

槙生の息づかい。暗がりと光。整頓されていない部屋の空気。

槙生の仕事の傍らで眠る朝は、それらを感じられる夜が好きだった。

これは、ちがう国に生きる人々が同じ世界で過ごす様子を記したお話。

 

page.2 朝の運命

早朝。槙生は急いでどこかへ向かっていた。

イヤホンからは、姉夫婦の事故に関するニュースが流れてくる。

槙生が着いた先には姪である朝がいた。

朝は今日、両親を亡くしたのだ。このとき、朝は中学3年生だった。

 

母親からしばらく朝の面倒を見るよう頼まれた槙生。

まだ感情が追いついていない様子の朝に、槙生は日記をつけることを勧める。

槙生がそのとき発した言葉の意味を、朝は翌日のお葬式の場で理解する。

 

無責任な大人たちの中で槙生が朝に呼びかける。

その顔には怒りが滲み出ていた。

槙生は朝の母である姉との確執を明らかにしながらも、朝を受け入れると宣言した。

こうして彼女たちの共同生活は始まった。

 

page.3 日記

朝起きて顔を合わせた槙生は、昨日の毅然とした態度とは打って変わって挙動不審だった。

朝が尋ねると、槙生は人見知りで長時間他人といるのがしんどい人間だと白状する。

その告白に驚き、朝はつい語気を強める。

自分の言葉に対する槙生の反応は、朝がこれまで接してきた大人とは異なり新鮮なものだった。

 

朝は感じたことを日記につけようと考える。

しかし両親がいなくなったことを考えると、朝は砂漠にひとり放り出されたような気分になった。

実際に日記を書き始めようとするも手が動かない。

そんな朝の気持ちを、槙生は包むように言葉で返した。

 

page.4 ごはん

その日は槙生の友人・醍醐(だいご)が家に遊びに来た。

大人の、大人らしからぬ友人間の空気を朝は少し不思議な顔で眺めていた。

醍醐監修で夜ご飯をつくることになる。

朝は母親につくってもらったご飯を思い返そうとするも、記憶はなぜだかぼんやりしていた。

 

生活能力が低めの槙生と、専業主婦の母を持っていた朝。

醍醐は友人として、槙生が自分のふがいなさで自己嫌悪に陥ることを危惧していた。

槙生と朝は無理せず協力し合いやっていこうと決める。

槙生が朝に圧は弱めでと頼むと、朝は笑いながら自身の母の口癖を発した。

笑う朝に対して、槙生の顔は曇っていた。

 

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page.5 笠町

よそ行きの格好をした槙生が会いに行ったのは笠町という男性だった。

槙生のことを理解している様子の彼とはかつて恋人だったようだ。

槙生が子どもを引き取ったこと、今でも自分を頼ってくれること、槙生のものの捉え方。

そのすべてに笠町は感情を揺さぶられている様子が伺える。

しかし自分の感情は一旦置いて、笠町は朝に関するお金や制度や生活について相談に乗る。

 

槙生は15歳という若く柔らかい年頃の朝に、自分の言葉で影響を与えてしまうことを怖がった。

そんな槙生に、笠町は自分も槙生の一言で人生が変わったといたずらっぽく笑った。

 

家に帰った槙生は、自著が朝に読まれていることに顔をしかめた。

その本には人の死や家について書かれていた。

槙生は恐れながらも、整理をしに家へ帰ろうと朝へ告げた。

 

違国日記 第1巻 まとめ

違国日記 1巻

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違国日記は槙生と朝の共同生活を描く。

第1巻では共同生活に至った経緯や彼女たちの人となりが日常から見えてくる。

page.1で朝の高校3年が描かれているのに対して、page.2では中学3年まで遡っている。

この約3年間の中で槙生と朝は何を経験し何を感じていくのか。

 

「両親が死んだ」ことを認識しようとするとき、朝の心には砂漠が出現する。

その砂漠は朝の不安を表現しているかのようだった。

記憶の詳細が思い出せない朝は、無意識に過去を遠ざけているようにも思える。

だからなのか、朝は両親が亡くなってからまだ一度も見せていない感情があった。

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