心が回復し再び登校し始める朝だが、彼女の悩みは尽きない。
なりたい自分になるという大きな目標を掲げて、朝は少しずつ自分の希望を形にする術を学ぶ。
一方で、明るく社交的なえみりの心の内が見え始める。
えみりの中にも朝の砂漠同様ひとりの世界があり、彼女はその世界を静かに守っているように見えた。
漫画『違国日記』6巻にはpage.26~page.30までが収録されています。
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漫画『違国日記』5巻ネタバレや感想など|朝の両親の死や母親の日記…
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page.26 悩み
違国日記 6巻
両親の死を受け入れ心が落ち着いた頃、朝は学校に復帰した。
しかし孤独の砂漠はまだ朝の心に存在し、ときに彼女を苛つかせた。
学校でカウンセリングを受けるようになるが、まだ考えや感情の言語化は難しいようだった。
そんな朝が軽音部で作詞をすることになる。
朝は手応えがあったのか意気揚々と槙生に感想を求める。
しかし槙生から返ってきたのは期待した反応とは異なるものだった。
朝は自分の置かれた境遇に対して音楽的な深みが出ないことに納得できないという、なんとも若者らしい悩みを抱えていた。
page.27 スランプ
槙生宅へ年末にかけてたくさんの来客が訪れていた。
疲れ切った槙生を気遣う笠町、スランプの槙生と話しに来た同業者、そして朝に会いに来たえみり。
笠町に勧められ、槙生は同業者のジュノに会う。
ジュノは自分のスランプ期のことを語る。
いくら他人に褒められても、自分で手応えを感じられない執筆はジュノにとってさみしいものだった。
朝とえみりは文系理系を選択する時期で、将来のことを考え始めていた。
なりたい明確な職業こそ決まっていなかったが、朝には朝らしい目標があった。
page.28 1年
この頃、朝の心にある孤独の砂漠は以前に比べて寄り添うように存在していた。
槙生と朝の共同生活は1年を迎えようとしていた。
槙生は朝に、両親の一回忌にしたいことを考えてみてほしいと告げる。
朝の大学入学か成人まで面倒を見るだけと考えていた槙生に、ジュノが異論を述べる。
その意見はもっともで、槙生も考えを改める。
槙生と朝は親子ではないが、もはや数年ですっぱり終わるような関係ではないのだった。
朝は一回忌としてではなく、やりたいことを見つける。
それは近頃の朝の考えの中で最も前向きな案だった。
槙生に与えられたスペースは朝の発想と工夫で華やかに彩られていた。
朝は孤独に水やりをすることで、新しい何かを探し始めているようだった。
page.29 静寂
えみりは社交的で常に誰かが周りにいることが多かったが、彼女もまた彼女だけの孤独を持っていた。
それは朝の孤独とは異なるようにも見えた。
えみりは塾の友人に、両親を亡くした朝から連絡をもらったときの話をする。
朝の両親をよく知るえみりもショックは大きかったが、それ以上に浮かんだ感情があった。
聞き手の友人がえみりに言葉をかけると、えみりは頬を赤らめた。
それは学校や朝の前で見せたことのない表情だった。
page.30 恋
槙生は日常で嘘をつくのを苦手としながらも、物語のことを嘘だと言った。
朝は近づくバレンタインにそわそわしていた。
何かしたいがあげる人がいないがゆえ騒いでいるようだった。
そんな朝を横目に、えみりはとある約束を取り付け人知れず心躍っていた。
朝は恋をせずバレンタインに縁のない自分を不満に思っているようだった。
槙生は恋が必要でない人や、それが不幸なわけでもないということを朝に説く。
しかし槙生の言うことは難しく朝には理解がなかなか及ばなかった。
この頃、朝はもうすぐ高校2年を迎える春だった。
違国日記 第6巻 まとめ
違国日記 6巻
周りのすべてに苛立っていた朝は、自分を少しずつ客観視できるようになっているようにも見えた。
それは砂漠のど真ん中を歩く様子から徐々に砂漠が日常に紛れ込むようになった描写や孤独に水やりをする表現からも感じられる。
このようにして未熟な朝は突然の孤独と折り合いをつけて生きていくのだろう。
違国日記第6巻では、えみりの心についても描かれる。
えみりの心の中は、さみしい孤独ではなく静かなひとりの世界のイメージだった。
えみりの心の静寂やまだ人に言えてないであろう恋心が明らかになるエピソードにも注目だ。
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