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漫画『ゴールデンカムイ』28巻ネタバレや感想など|杉元の過去の出来事で…

第28巻は、杉元やアシリパ達は、金塊の暗号解読を巡る旅に出る事となりました。その旅先の道中で、杉元は列車の中でウトウトと眠りにつきます。そして自分の身に起こった、過去のとある出来事を夢の中で見ます…。

 

漫画『ゴールデンカムイ』28巻には第272話~第280話までが収録されています。

27巻ネタバレ
漫画『ゴールデンカムイ』27巻ネタバレや感想など|杉元や白石が〇〇に乗り込み追跡⁉

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第272話 イポㇷ゚テ

1905年、日露戦争時の奉天(現在の中国・瀋陽に位置する場所)に菊田と有古の二人がいて、彼等はそこでの会戦により重傷を負っていました。二人は体に痛みを覚えながらも、今後の事について語り合っています。

菊田は、故郷に帰ったら何がしたいと聞くと、有古はマキリ(アイヌの小刀)を作る練習がしたいと話します。

 

アイヌの男は好きな女性にマキリを贈り、その出来栄えにより女性は生活力を図ると有古は言いますが、彼自身は“自分用のマキリ”を作りたいと話します。

有古が幼き時から、彼の父親は自分の前でさり気なく“作り方”を見せる様にマキリを作って見せていたそうです。しかし有古自身はマキリに興味がなかったうえ、アイヌである嫌気がさし、父親と喧嘩もします。

 

有古が兵隊へ入隊後に、“実物さえ手元にあれば、いつか真似して作れるようになるから”と、父親がマキリを作っていてくれた様です。

けれども、有古のマキリを作っている最中に父親が亡くなり、そのマキリも行方不明だという事を告げられます。

 

そこまでの経緯を菊田に話していた有古は、“もっとしっかり(父親がマキリを作るところを)見ておけば良かったなって…”と告げ、思わず涙します。

それから数年が経過した1908年、有古は登別温泉の建物内にあった木箱を開けたところ、中には一本のマキリが入っていました。驚く彼の背後に、“残念だよ、お前はあの塹壕から見えた月を忘れちまったんだなと…”と話す菊田が銃を構えていました。

 

その頃、ソフィアと共に鶴見に捕まっていたアシリパは、金塊の暗号になるかもしれない彼女の父親の名前“ホㇿケウオㇱコニ”を鶴見に話してしまいます。

鶴見は持っていた刺青人皮を鞄から全て引き出し、それらを見ながら金塊の暗号に繋げようとしていました。

そこへやって来たのが有古であり、彼は土方歳三のアジトを伝えに来た、今なら一網打尽にして土方達が所持する刺青人皮を奪えると話します。

 

有古の行動を見抜いていた鶴見は“お前の選ぶ道はそれでいいんだな?”と、彼に告げます。すると有古は拳銃を取り出し、鶴見が所持する刺青人皮を全て渡す様に要求します。

同時に奥に隠れていた月島と鯉登が部屋に入って来て、その場で有古との銃撃戦を展開します。その間にアシリパは小刀で縄をほどきます。

アシリパによって縄を解かれたソフィアは長椅子を持ち上げて、鶴見めがけて投げつけます。当たり所が悪かったのか、鶴見はその場で気絶します。

 

外に出たアシリパのもとへ杉元達がビール宣伝車に乗ってやって来ます。白石は車の後側からアシリパに飛び乗る様に告げ、彼女もそこを目掛けて走ります。

アシリパの背後に有古が駆け寄り、彼女を持ち上げ車へ乗せます。しかしその瞬間、月島達が放った銃弾が有古の体に命中します…。

 

月島が、いかに心を鬼にして鶴見に仕えて行動を取っているかが伺えた様に思えました。一方で有古の回想により、軍に入隊したきっかけや事情がそれぞれ全く違うという事が感じられました。

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第273話 鶴見劇場

工場の火が鎮火したのを見計らって消防団が帰っていく様子を遠くから見ていたのが、ロシア狙撃兵でした。そして銃を構え、一人、また一人と撃ち殺していきます。

消防団の中に一人、混じっていたのが尾形であり、彼も直ぐに狙撃銃を構え発砲します。ロシア狙撃兵の銃弾をよけつつ、尾形はその場から立ち去ります。

そして一般人が寝ている部屋をズカズカと入り、やがては縁の下をくぐって遠くまで逃げ出します。行った先には、怪我をした門倉を擁護しながら二人で歩いているキラウㇱの姿を目撃します。

 

杉元達が運転するビール宣伝車の中でアシリパは、一人“イポㇷ゚テ”“ボウタロウ”と呟いては頭を抱えていました。すると運転席にいた杉元は、前から右片腕でアシリパを抱える様に抱き寄せます。アシリパも身をゆだねる様に、杉元の腕を抱えます。

その時、目の前で牛山の姿を見たアシリパが“土方歳三を呼んで来て、偽物の判別方法が分かった”と叫びます。

 

一方、刺青人皮を見ていた鶴見のもとへ、鯉登が何か尋ねてきます。(鯉登の言葉が余りにも早口で聞き取れない為に)二階堂がやって来て通訳をして、月島がアシリパを追跡しているので、応援に何名か連れて行くかと話します。

鶴見は月島を連れ戻せと告げつつ、“「暗号を解く鍵」は正しい気がする、アシリパはもう必要ない”と話します。

それを聞いた鯉登は、鶴見はすごい、ここまで行動がすべてアシリパを落として鍵を吐き出させるための“鶴見劇場”だったと考えます…。

 

鯉登は今回出番が少ないものの、相変わらずの早口で鶴見を困らせているのが印象的でした。そして、彼の“通訳”をしている二階堂とのやり取りが妙に緊張を和ます感じだったのではないでしょうか。

 

第274話 こだわり

アシリパは、刺青人皮の偽物の判別方法が分かったと告げ、札幌停車場にて土方達とも遭遇したうえで、その詳細について話し始めます。

アシリパは、ある女性の事を思い出して、彼女が織るアットゥシの着物(アットゥシ(ケネと呼ばれるハンノキの赤い汁で染める糸)は誰にも真似できないと語ります。

更にその女性には“こだわり”があり、誰も見た事がない綺麗な糸で染められたそうです。その糸で自分の夫の為に赤い着物を織りました。

 

そんなある日、夫がその着物を仲間達に自慢するべく着用し、山に仕事へ向かいます。しかし、丸木舟を彫っていたところを雨に見舞われ、仲間達と慌てて道具を持って帰ります。

夫が帰宅した際、妻(着物を織った女性)が彼の腰のあたりが茶色くなっているのに目につきます。

 

彼がマサカリを腰にさした事により、雨に濡れて着物を染めていた赤い樹液が滲み出て、マサカリの鉄の部分が

により色が変色した様です。

その事から、着物を織った女性の“こだわり”というのは、裏を返すと繊細すぎるとアシリパは言います。

 

またアシリパは、門倉が持っていた刺青人皮が水に濡れた後、金属の窯に触れた事について話します。

その時、刺青人皮が黒く変色したものとしなかったものが見えたと告げます。

皮をなめす方法には幾つかあり、杉元はミョウバンを使用していたが、もっと柔らかくて上等な革になめすにはキブシやケネの汁といった植物の汁を使う方法があると、アシリパは言います。

 

そして以前遭遇した、偽物の刺青人皮を作った剝製屋にも革のなめし方に“こだわり”があったかもしれないと話し、“本物を凌駕する偽物を作ってしまったのかも”と言います。

その場にあった刺青人皮数枚を広げては確認する様に見たアシリパは、条件を満たしていないものは“偽物”であり、数枚の刺青人皮の中に本物が2枚あると告げます。

更にアシリパは、暗号をとく鍵はやはり父親の名前だと告げ、“「狼に追いつく」という意味のアイヌ語、ホロケウオㇱコニで間違いない‼”と話します。

 

しかし、アシリパが鶴見にその“暗号をとく鍵”を教えてしまった事を牛山が指摘し、彼女も鶴見が既に解き始めているのではと言います。

すると杉元は、鶴見達を出し抜く方法は一つだけで、“海賊房太郎が最後に教えてくれた情報に掛ける”と言います。

そして、“アイヌが大昔に集めた金塊を最初に隠した場所…そこへ向かって移動しながら暗号を解く‼”と告げたのでした…。

 

金塊の暗号解読への道がサスペンス風に描かれており、暗号がバラ巻かれるまでの経路が深く読まれたと思います。また、これらを解説するアシリパが今まで以上に大きな存在感を出していた様に感じられました。

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第275話 東京愛物語

刺青人皮の暗号解読の旅に一同で向かうなか、乗車する列車の中で杉元はウトウトと眠りにつきます。彼の夢の中では、幼馴染みの梅子や寅次、そして自身の昔の姿が出て来ました。

1901年、神奈川にいた杉元は梅子や、彼女と結婚する寅次に、別れや結婚の祝福の言葉を述べます。寅次は、これからどうするのかと杉元に尋ねます。杉元は、今まで人が少ない所にいたから東京に行ってみると答えます。

 

上京した杉元は、東京の街並みにすっかり上機嫌でした。しかし直ぐに、街にいた数人の兵隊と殴り合いの喧嘩になった挙げ句、その場で押さえ込まれます。

そこへやって来たのが、若き日の菊田でした。彼は当時、第一師団に所属し、陸軍士官学校にて候補生達の指導を行っていました。

 

血気盛んで、手を離したら危険だと周りの兵士が告げ、杉元を地面に押さえつけた状態でした。菊田は、手に持っていた食堂のご飯を杉元の口に与えます。

すると杉元は、そのご飯を口にして食べ始めます。菊田は、自分が杉元を連れて行くと話し、彼にも飯を食わしてやると告げます。

 

菊田は杉元を行きつけの食堂に連れて行き、共に食事をします。何故喧嘩になったのかと菊田が尋ねると、相手側が先に睨んだと答えます。もしあのまま連行されていたらただじゃ済まなかった、自分が収めたんだからなと、菊田が念を押す様に告げました。

そして、杉元を“ノラ坊(菊田の地元にある「野良坊菜」から取ったあだ名)”と呼び始めたのでした。

 

杉元は、自分に用事があり、菊田が声を掛けたものと捉えます。そして、自分に何をして欲しいのかと菊田に聞きます。

菊田は、北海道旭川第七師団長・花沢閣下の息子で、陸軍士官学校候補生である花沢勇作がいる事を話し、“そいつの替え玉になって見合いをして欲しい”と告げます。

 

花沢閣下は息子・勇作に聯隊旗手になる事を望んでいる一方で、閣下夫人は息子には死亡率が高い旗手になってほしくなかった様です。しかし軍人の妻故に、それは言えなかった為に、閣下には内緒で東京の「結婚媒介所」へ連絡したとの事です。

そして夫人は三菱財閥の令嬢・金子花枝子に目をつけ、見合いの話が進みます。また、夫人と花枝子との手紙のやり取りには“勇作さんの童貞を奪え”という文言があったそうです。

 

聯隊旗手の暗黙の要件が“童貞”であり、それならば“童貞”を奪い妊娠させて縁談を決めて、軍隊から財閥へ勇作を引き込もうというのが夫人や花枝子の計画でした。

しかし、閣下はそんな夫人の工作に気付き、第一師団に相談したうえで菊田に白羽の矢が立ったそうです…。

 

そのまま暗号解読への旅が始まるかと思いきや、突然杉元の回想録に展開したので、正に予想だにしない事態だなと思いました。けれども、杉元と菊田の出会い等、以外ながら後に繋がる出来事も描かれて、新たな発見だと思いました。

 

第276話  エビフライ

花沢勇作の替え玉として、三菱財閥の令嬢・金子花枝子とお見合いをする事となった杉元でした。

頭を短く刈り上げ、菊田から借りた軍服と帽子を着用した杉元はお見合い場所である帝国ホテルへ向かい“花沢勇作童貞防衛作戦”が開始されました。

 

ガチガチに緊張しながら花枝子と対面します。

木に登り窓からその様子を見ていた菊田でしたが、杉元と菊田の前に出された食事を見て驚愕します。

 

テーブルに出された料理はエビフライであり、洋食を食べた事がない杉元は、エビフライを前に両手にフォークを持った状態でした。それを見た菊田は焦り、もう杉元が替え玉だとバレてしまうのではと思います。

(事前に菊田からバレそうになったら、外に向かって“バッテン(×)”の合図を行う様に言われていた)杉元の方も、菊田に向けて合図をしようとします。

 

その様子を見た花枝子は、思わず笑みを浮かべます。勇作は父親が師団長と聞いていたので、食事の席でその様なユーモアある行動を取るとは、思っても見なかったと花枝子は言います。

互いの緊張を柔らげる為だと話しつつ、内心はどうにかバレずに済んだとヒヤヒヤした杉元でした。その後、帽子を取った杉元の整った顔つきに、花枝子は彼に惹かれていきました。

一方の杉元も、人の家の猫の餌を盗み食いする程に食べ物に飢えていただけに、エビフライの味は衝撃的でした。

 

お見合いが無事に終わり、杉元は外にいた菊田と会い、その場を後にします。

お見合いは自分の事はあまり話さないうえ、“退屈な男”を演じたと話す杉元に対し、上流階級は気に入った相手と結婚したいんだろうから割り切るしかないと菊田は言います。

花枝子はというと、(杉元が演じた)勇作を容姿や人柄等を含んで気に入った様で、彼と結婚する事を決めた様です。

 

その晩から杉元は、作戦期間中はここで待機していろと菊田から言われたのが安い旅宿なうえ、相部屋の雑魚寝状態で、部屋には見知らぬ老人が寝ていました。

この作戦が上手くいくが自信無いと話す杉元へ、菊田は自分が貸した軍服や帽子は持っていれば、力を与えると言います。菊田は、“物ってのはな、持ち主の力が移るんだ。他人が使っていた物を身につけると、持ち主の「強さ」を取り込める”と、自身を持つが如く話します。

翌日、杉元はある人物に“用事がある”と言い、陸軍士官学校の前に呼び出します。学校から現れたその人物とは、花沢勇作本人でした…。

 

杉元の行動を見る側からすれば、笑えますが、案外テーブルマナーは知らない事が多いのかもしれません。完璧に演じきるというのは、難しいのかもしれませんね。

 

第277話 花沢勇作童貞防衛作戦

陸軍第一師団司令部に鶴見は呼ばれ、彼は同軍第一師団長・奥田から、アイヌの金塊を見つけ出して欲しいと告げられます。鶴見の情報収集能力を高く評価したうえでの事だとして、自分に逐一報告して欲しいと奥田は話します。

奥田がアイヌの金塊が花沢閣下の手に渡り、陸軍内の権力が強くなるのを懸念していた事を悟った鶴見は、司令部の外に出るや“あ~くだらん…中央にはうんざりだ”と呟きます。

それでも鶴見は、ロシアでも得たアイヌの金塊の情報の裏が取れたと告げ、北海道へ戻る前に花沢閣下の息子である勇作、また菊田軍曹に会っておく必要があると告げます。

 

陸軍士官学校にて勇作は、事務員の女性から菊田の伝言、帝国ホテルの件は聞いていないかと聞かれます。

何の事だか分からなかった勇作でしたが、勇作自身への手紙や電報等が全て、菊田を通して事務員に伝わっている事を察します。どういう事なのか確認しようと、勇作は菊田がいる帝国ホテルへ向かいます。

その直後に鶴見が勇作へ会いに陸軍士官学校にやって来て、事務員は勇作がちょうど入れ違いで出て行ったと話し、鶴見は勇作が向かった場所を尋ねます。

 

その頃、帝国ホテルでは再び花枝子と共に、食事の席にいた勇作を演じる杉元でした。

しかし、そこへ食事を運んできた女性が、皿の上のビーフシチューを杉元が着ていた軍服にかける様にこぼしてしまいます。

シチューまみれになった杉元を見て、花枝子は驚いた様子を見せつつも、着替えをしようと言い杉元を浴室に連れて行きます。

 

浴室にて一人、軍服を脱ぎ全裸になったところで、花枝子が突然扉を開けて覗いて来ます。杉元は慌てて扉を閉めたところ、花枝子はドアの下から軍服を盗み出すといった強硬手段に出ます。

ドアの向こうから花枝子は、自分を拒むなら考えがある、今回のお見合いの件がよそに漏れたら花沢家にとってもよろしくない事情があるだろうと話します。

一方、帝国ホテルに到着した鶴見や月島達は、中でちょうど勇作や一人の女性が上の階へ向かっていく姿を目撃していました。

 

杉元は(今回の作戦でもある)本題に入り、(勇作の)母親が息子を軍隊から遠ざけたいのではと告げると、花枝子もその事について話し始めます。

日清戦争時、花沢閣下夫人は広島予備病院で看護師をしており、血まみれになる日々を送り戦争の怖さを分かっていました。

だからこそ、息子である勇作には戦争に行ってほしくないという思いがあるから、ここは夫人の気持ちを汲んではいかがだと花枝子は告げます。

 

すると“本人が決めることだ、勇作の人生だから、どっちを選ぶかは勇作に聞いてください”という杉元の言葉がドア越しから聞こえ、“本人”という言葉に花枝子は思わず耳を疑います。

同時に杉元は裸のまま、窓から菊田に向けて、バッテンの合図を送ったのでした。

 

その時、花枝子のいる部屋に突然、鶴見がドアを蹴り、数人の兵士達を引き連れて入ってきます。

勇作がいるであろう場所を突き止めやって来た鶴見は、“勇作くんの童貞は我々が守る‼”と告げ、花枝子に銃を向けます…。

 

花枝子が(杉元が演じる)勇作をモノにしようとする行動から、いよいよ本性が現れたのかなと感じられました。そんななかでも、しっかりと本当の事を花枝子に伝える杉元は、芯がしっかりしていると思いました。

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第278話 花枝子お嬢様とふりちんノラ坊

鶴見の前に現れたのは全裸に(顔を隠す為の)帽子姿の杉元で、彼は花枝子に手を出すなと言い、鶴見の拳銃を蹴り落とします。

その時、近くにいた宇佐美が杉元に体当たりした弾みで、杉元の下半身がモロに花枝子の目の前に来ます。思わぬ出来事に花枝子が驚いているのをよそに、杉元は宇佐美や月島達と格闘します。

 

その様子を見ていた鶴見は、彼が勇作本人でない事に気づきます。宇佐美達がお前は誰だと言いつつ、杉元を殴り続けます。

激しく対抗する杉元に対し、月島が銃を発砲しようとします。そこへ菊田が杉元をかばい、彼は左肩を撃たれます。それでも菊田は、早く逃げる様に杉元達に告げます。

 

杉元と花枝子、そして二人の後を追い菊田がその場を後にします。追いかけようとした宇佐美達でしたが、鶴見は引き止めます。

そして杉元と共に逃げて行った男が菊田であり、“状況が読めた、菊田軍曹はちゃんと仕事をしていた”と鶴見は言います。

 

一方、裸のままで杉元が花枝子の手を引きつつ、菊田も一緒に鶴見達から逃げていた矢先、一人の男と遭遇します。

“花沢勇作…‼”という杉元に花枝子は驚きながらも、そのまま杉元の手を引き勇作を通り過ぎて立ち去ろうとします…。

 

杉元が成り行きで全裸のまま鶴見達と戦い、花枝子と逃亡するというかなりインパクトありつつも、それだけ危機感があると思えました。その後、何故か上だけシャツを着つつ、下を帽子で隠してシリアスな顔をしているのが何か可笑しかったです。

 

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第279話 俺の手柄

街で花枝子に別れを告げた杉元は、菊田からも自分や花沢勇作の事を忘れる様に告げられます。

そして菊田は杉元に、(上はシャツを着た一方、まだ露になっていた下半身を隠した)軍帽を返す様に言います。

杉元は、この軍帽が日清戦争で亡くなった菊田の弟のものだという事を、勇作から聞いたと話します。菊田が弟の事で、自分を責めているのではないかと尋ねます。

 

菊田の家は貧しく、メシだけは食えると言い、弟・藤次郎を陸軍へ誘います。

しかし藤次郎が向かった日清戦争では戦死よりも病死が多く、彼も戦地での病により亡くなり、自分が藤次郎を殺した様なものだと菊田は言います。

 

杉元は、陸軍へ入隊志願するきっかけになったのは菊田だが、決めるのは自分であり恨みはないと話します。

その時、菊田の脳裏には、“もう自分を許して前にすすんだら?”と告げる藤次郎の姿が浮かび上がっていました。

そして目の前には、“それに俺はめったに死にません、不死身ですから”と話す杉元の姿がありました。

 

菊田はため息をつきつつ、何かが吹っ切れたのか、軍帽をやると杉元に言いその場を去ろうとします。

杉元は、花沢勇作に令嬢・花枝子の事を伝えて欲しい、彼にも選択肢があると菊田に言います。花沢勇作の件は陸軍全体の問題となっているから、彼の事は全部忘れる様に菊田は答えます。

 

その後、陸軍第一師団司令部にて第一師団長・奥田に呼ばれた菊田から、第七師団への転属を命じられます。

そして、鶴見が暴走しない様に監視かつ報告する様に言われます。

 

1904年 二〇三高地の戦場に杉元はいました。周りには戦いで重傷を負ったり、戦死した兵士達の姿がありました。

そして目の前には、頭から血を流し意識が無い花沢勇作がいて、彼の名を呼び涙する数名の兵士の姿もありました。すると突然、意識が無いはずの勇作が目を開けたのです。

その瞬間、脳裏にアシリパが写ると同時に杉元は夢から覚めて、そこは暗号解読の旅に向かう列車の中でした…。

 

菊田はガサツでありながら、弟思いの優しい男であり、その事を杉元も捉えたのかなと思いました。そして漸く杉元が夢から覚めたと思いきや、またも波乱の幕開けとなりましたので、“穏やか”という言葉はこの作品には合わないと思えました。

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第280話 決意の号砲

 

暗号解読が完了した鶴見であり、二階堂はこれでやっと金塊争奪戦が終わるのかと尋ねます。すると、そうではなく“本番”はこれからだと鶴見は言い、菊田の胸部を銃で撃ち抜きます。そして菊田の目の前で、一本の煙草の様に丸められた小さな紙を取り出します。

それは以前、菊田が札幌の中島遊園地にて“デッド・ドロップ(スパイが使った昔の手法で、顔を合わせずに物を渡すやり方)で行った伝達方法です。

 

しかし菊田が紙を置いた後、仲間が拾う前に浮浪者に拾われて、宇佐美に渡っていたのでした。

そして宇佐美が死ぬ間際に、鶴見にその紙を託したのでした。

 

鶴見に撃たれた菊田は苦しみながら、必ず殺されると警告します。

鶴見も、自分への監視を命じていた菊田の生存が確認できなければ、中央が自分の“暴走”を制圧に乗り出すだろうという事を分かっていました。

しかし鶴見は、“菊田特務曹長を撃った銃声は、我々が今‼ここで自ら退路を断ち、是が非でも金塊を手に入れにいくのだという決意の号砲なのだ‼”と断言したのでした。

 

すると菊田は、自分が言っているのは中央ではなく“ノラ坊(杉元の呼び名)”だと告げます。

そして“地獄行きの特等席…俺のとなりを空けておきますよ”と言い、両手に銃を持ち自らの頭に向けた菊田でしたが、月島が発砲し菊田は絶命します。その場で月島は、“鶴見中尉殿のとなりは私の席だと”と口にします。

その頃、列車の中でアシリパも暗号が解けたと杉元達に告げます。刺青人皮を繋いで辿った答えは…。

 

菊田の壮絶な死が描かれるかと思いきや、彼の行動を許さない月島の冷淡な様子が強く印象に残りました。また、暗号が解けるまでの道のりは長かった一方で、いざ答えが分かった時のアシリパ達の反応はあっさりしたものだなと思いました。

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