今でこそ『蒼天航路』や『キングダム』、『ヴィンランド・サガ』、『墨攻』、『アンゴルモア元寇合戦記』や『アサギロ』などの名作歴史漫画が多数ありますが、元をたどれば横山光輝さんの『三国志』が始まり。
とはいえ、かなーり前の作品(1971年から1987)なので、読んでいない方も多いかと思います。
絵がちょっと古臭いし…ってことで読まず嫌いの方も多いかもしれません。
ちなみに、ベースとなったのは吉川英治氏が執筆した『三国志』なので、本作は横山氏のオリジナルではありません。
現代で例えるのなら、ライトノベルをコミカライズにするのと一緒。横山氏は先駆的な人でした。
ただのコミカライズだったら、ある程度のブームが過ぎれば忘れられますが『三国志』は連載開始から50年近く経過した今日でも愛されています。
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目次
三国志の全巻無料キャンペーンが開催していた…
もう終わってしまったのですが、横山光輝さんの『三国志』はebookJapanで全巻無料キャンペーンをしていました。(またやるかも…)
全巻無料キャンペーンは『三国志』に限らず他の漫画でもよくやっているので、公式ページをチェックすると良いです。
全巻キャンペーンでなくても、サイトがリニューアルして毎日4話ぐらい無料で読めます。
しかも、『三国志』の漫画は他の電子書籍サイトでは掲載されておらず、おそらくebookJapanだけでの配信のようです。(2020 年1月時点)
先日は『進撃の巨人』全巻無料キャンペーンもしていたので、本当にこまめにチェックをしてみるとイロイロと面白い漫画・傑作漫画に出合えるのでオススメです。
社長や経営者、上司がこぞって勧める理由とは?
ビジネス系の戦略って孫氏の兵法を元にしている戦略が多数あります。
戦略というぐらいなので、ビジネスも生きるか死ぬかの戦争なわけです。
その兵法に長けた諸葛孔明が三国志でガンガン敵をハメていく心地よさ。
知略に長けた戦術が、いかに大切かということが分かると同時に、人徳あふれる劉備玄徳の元に集まる関羽、張飛、趙雲、馬超などの英雄たち。
独裁的な曹操もまた魅力的な人物として描かれています。
英雄たちの生き様が、全60巻を通して訴えかけてくるわけです。
面白くないわけがないです。
社長さんたちがこぞってオススメする理由もわかるかと思います。
※ここからは漫画版『三国志』の主なあらすじ(ネタバレ)になります。漫画版は全部で3部構成になっています。
三国志 第1部 桃園の誓い
旅の商人である劉備は商売の帰りに黄巾賊の馬元義という男に捕まりました。
黄巾賊とは頭に黄色の布を巻いている盗賊です。
死ぬことを覚悟した劉備でしたが、どうにか豪傑張飛のおかげで助かります。
助けてくれたお礼に劉備は、父親の形見である剣を渡しました。
故郷に帰った劉備は母にそのことを話しますが、逆に母親からキレられてせっかく劉備が買って来た茶も川に捨ててしまいます。
私が劉備の立場だったら母が発狂したと思うでしょう・・・。
劉備がわけを聞くと、なんと彼は皇帝の血筋だったことが発覚。劉備が張飛にあげた剣は皇帝の血筋を示す剣でした。
「母さん、ごめんなさい」と謝るも、すでに後の祭り。
劉備は母親からボコボコにされました。
しかしその後、再会した張飛が「やっぱりあなたに返します」と剣を劉備に返却。
さらに張飛の仲間の関羽も一緒に加わり、3人は義兄弟の契りを結びます。
有名な「桃園の誓い」です。
「我ら天に誓う、我ら生まれた日は違えども、死す時は同じ日同じ時を願わん」
上記のセリフは有名ですね。
3人は世間を騒がせている黄巾賊の討伐から出発します。
劉備たちはその後、董卓・袁術・袁紹・呂布などの群雄と渡り合っていきます。
三国志 第2部 諸葛孔明の登場
桃園の誓いから約25年。ライバルの曹操に追われた劉備は荊州の長官である劉表にお世話になっていました。
劉備はいつまでたっても自分の領土を持っていません。
関羽・張飛・趙雲などの強い武将は連れていても、これではただの傭兵隊長にすぎません。
途方に暮れた劉備でしたが、とうとう1人の男と出会います。諸葛亮孔明です。
最近の三国志ファンは諸葛亮と呼びますが、このマンガではずっと「孔明」で通されています。確かに諸葛亮は言いずらいです。
この人が登場すると劉備は影が薄くなってしまい、すっかり諸葛亮の1人劇場と化します。
劉備は諸葛亮のおかげで、悪政を敷いていた劉璋を倒して益州を占拠。やがて蜀を建国します。
だが、これは歴史マンガ。人には「死」という別れがやってきます。
劉備の義兄弟の関羽が同盟国である呉の裏切りにあって戦死。
もう1人の義兄弟の張飛も部下の裏切りで暗殺というあっけない結末でした…。
怒った劉備は関羽の敵討ちのために呉に出兵しますが、なんと返り討ちにあってしまい、心労から病死。
三国志 第3部 孔明の死
劉備の死をもって主人公は孔明に完全交代!
孔明は劉備が出来なかった漢王朝の復興を成し遂げるために隣国の魏と戦います。
ところが、孔明に思わぬライバルが出現します。
司馬懿仲達という男です。
マンガでは「仲達」で通されています。軍略に通じており孔明と何度も渡り合いました。
孔明の方が軍略は上回っているのですが、蜀には難点がありました。
長年の戦で将兵が次々と戦死・病死しており、人材不足に悩まされていたのです。
その点、魏は有能な人材に恵まれており孔明に負けても全くひるみません。
孔明は毎年、これに悩まされてしまいます。
また、劉備の後を継いだ劉禅は政治に興味が無く酒と女におぼれる始末。
最初はやせていたのに、何があったのか途中からメタボリック・シンドロームの体型です。
それどころか、孔明自身も激務に倒れてしまいます。
あれだけ頑張ったのに結局、魏の領土は1つもとれないまま、陣中で病没しました。
私としては、物語はここで終わらせても良かったのですけど、横山光輝氏は蜀の滅亡まで執筆しました。
もちろん詳細ではなく流すような感じです。
詳細に知りたい人は『三国志演義』という本を読まれてください
漫画『三国志』の問題点の考察
かなり面白い漫画版『三国志』ですが、いくつかの問題点・訂正点があります。
ここではそのあたりの考察を行っていきます。
まず、夏侯惇の読み方が「かこうじゅん」になっています。
正しくは「かこうとん」。
この理由は、横山氏が資料として扱っていた吉川英治『三国志』の夏侯惇の読み方が上記の通りになっていたので準拠したとのことです。
また、連載初期は関羽の青龍偃月刀が剣だったり、董卓や許 褚がやせているなど現代の『三国志』ファンにとっては首をかしげる点もあります。
連載が開始された1971年当時は、日中国交が回復されていなかったので、資料があまり手に入らなかったと、横山氏は『三国志 おもしろゼミナール』(1984年 潮出版社)で語っています。
キャラクターの顔が変形していますw
私が確認した限り、代表的なキャラクターは満寵。
顔が2度も変わっています…整形手術でもしたのか?
まぁ、この辺はご愛嬌。
曹操と袁紹の天下分け目の決戦である「官渡の戦い」が省かれています。
おそらく劉備視点で物語を進めるためだとおもいますが、その真偽は不明です。
三国志好きにお勧めの漫画など
ここでは、『三国志』が好きな方にオススメの歴史漫画をご紹介していきます。
興味のある方は読んでみると面白いかと思います。
墨子の教えで戦う『墨攻』
三国志を読んでみて思ったのが、おそらく森秀樹さんの『墨攻』も好きだろうなと。
2006年にはアンディ・ラウさん主演で映画化もされています。
映画もかなり面白いのでオススメです。
一方で『三国志』もまたトニーレオン主演で映画化されていますが、個人的にはイマイチ。
助長的な感じがしてどうなのかなぁと。
監督のジョン・ウーが好きな方は良いかもしれません。
それよりは、横山光輝さん原作をモデルにしたアニメがオススメです。
対馬戦争を描いたアンゴルモア元寇合戦記
2019年にアニメ化もしている『アンゴルモア元寇合戦記』。
鎌倉幕府から流刑にされた主人公が対馬で蒙古・高麗軍と戦う漫画です。
読めば『一所懸命』という言葉に感銘を受けるかと思います。
本物のヴァイキングを描いた『ヴィンランド・サガ』
史実に登場する人物をベースに描いている『ヴィンランド・サガ』
NHKでアニメ化もされており、かなり泣けます。
『ワンピース』のような海賊漫画がありますが、この『ヴィンランド・サガ』は本物の海賊を描いた作品。
強奪・強姦・殺りく…の世界で、本物の戦士とは何なのか?を読者に問いかけてきます。
漫画『三国志』感想まとめ
読んでもらえばわかりますが、とにかくスケールが大きいです。
歴史マンガでここまで長いのは横山氏の『三国志』以外存在しなですね。
また、彼以降『三国志』を執筆したマンガ家は多数いますが、全て途中で断念しています。
歴史マンガの人気を保つのが、どれほど難しいのか分かる作品です。
本作は横山光輝=「中国史マンガ家」という不動の地位を手にした作品です。
横山氏はその後も『項羽と劉邦』、『史記』、『殷周伝説』でヒットを飛ばしています。
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