『キングダム』は、原泰久先生による戦国群像劇を描いた漫画です。
斜陣がけで始まった蒙武軍と汗明軍の戦場では、蒙武が第二波を放ちます。先程とは違って左右の端に兵力を集中、横陣の弱点である両端を狙うためです。干明の側近である貝満と剛摩諸はその意図に気づき、自ら増援1万を率いて両端へと向かいました。
これによって汗明への道が開けます。蒙武はわずか5千の手勢を率いて突撃し、汗明との一騎打ちに。激しい討ち合いの末、汗明を討ち取った蒙武。その勢いのまま、横陣を切り裂き左右の乱戦に加勢します。蒙武本軍の急襲で楚軍は甚大な被害を出し、蒙武軍の勝利が確定したのです。
『キングダム』30巻には、317話から327話が収録されています。
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漫画『キングダム』29巻ネタバレや感想、無料で読む方法など|蒙武と干明の一騎打ち!
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317話 函谷関の裏
函谷関では蒙武が汗明を討ち取ったという報告が入り、士気が高まった秦軍は不利な戦況を盛り返していました。ところが函谷関の背後から、突如として楚軍が現れます。媧燐が密かに動かしていた部隊でした。
媧燐軍は二手に分かれ1つは魏軍の援護に、もう1つは封じられている函谷関入り口の門へと向かったのです。門の前に着いた媧燐軍は、門を塞いでいる岩を引っ張り出し始めました。このまま門が開かれれば、魏軍が雪崩れ込んできて函谷関は陥落してしまいます。
残る岩はあと2つ。もうダメかと思われたその時、崖をものすごいスピードで降りてくる部隊が。燕軍と対峙していると思われた、王翦軍が駆け付けたのです。
318話 打ち止め
駆け付けた王翦軍は門とその周辺を制圧し、見事に函谷関を死守しました。
そのころ王翦と相対していたオルドは、まだ山の中の砦にいました。待ち伏せに会い兵8千を失ったオルドは、慎重にならざるを得なかったのです。
現在把握している王翦軍は、罠にかかったのと同じ配置で、しかも規模は1万と全軍とは言えません。残り1万の軍が山中に潜んでいると考えたオルドは、山岳族に索敵をさせますが、見つけることができないでいます。それもそのはず、始めから伏兵などいなかったのです。
王翦は残りの1万を率いて午前のうちに函谷関へと向かい、その軍が函谷関を救いました。オルドは心理戦で王翦に負けていたのです。
媧燐の作戦が失敗し函谷関を落とせなかった合従軍は、燕を除く全ての軍が退却しました。そして合従軍の将たちは、函谷関の突破が難しくなったことに気づくのです。
319話 楚王の怒り
秦国咸陽では函谷関を死守し、合従軍が開戦時の位置まで退却したとの吉報が届いていました。
合従軍が今日の戦いに賭けていたことは明白で、それが失敗した上に大国の楚軍が敗北し、大きな歪を生み出してしまいました。しかもそれぞれの国の背後には、裏切った斉が睨みを利かせており、ダラダラと長期戦をするわけにもいきません。これらのことから、函谷関を落とすのは困難と昌平君は結論付けます。
そのころ飛信隊の野営地では、勝利の美酒に酔いしれていました。軍議から戻った信も酒を呷ります。そこで信は、気になっていることがあると言い出しました。可了貂も同じく李牧のことが気になるようです。
320話 首謀者の行方
函谷関攻防戦16・17日目は、ほぼ動きがないまま幕を閉じます。ところが翌日、奇妙な報告が咸陽に届けられました。咸陽へ至るもう一つのルート・南道の内側の都市、華紗が敵襲を受けたという報告が来たのです。
しかし、南の国門・武関が陥落したとの知らせは入っていません。皆が訝しがっているところに新たな知らせが。”宗“、”卵“ともに陥落したとの狼煙が上がったのです。
咸陽へと近づくこの部隊の正体とは?
『キングダム』30巻 まとめ
『キングダム』30巻では、函谷関を無事守り切った秦国でしたが、新たな危機が襲います。誰にも気づかれず咸陽に近づいてくる謎の部隊。険しい山道を万を超える大軍が越えるには、相当の日数がかかるはずです。あの部隊を率いている人は、本当に何手先を読んでいるのだろうと驚かずにはいられません。
藨公将軍が、咸陽を守るために駆け付けるところも良かったです。ネタバレになるので詳しく書けませんが、その後の戦闘、そして信への言葉…涙なくしては見ることができません。藨公将軍の生きざまが、とてもカッコ良かったです。
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