『ごくせん』や『デカワンコ』を手掛けている森本梢子先生のタイムスリップ戦国ラブコメ『アシガール』。
第10巻では、若君との約束である家中の者たちを逃がすことに苦戦していた唯だったが、北から助け舟がやって来る。
城を空ける案が採用されれば、次に危機が迫るのは小垣にいる若君だった。
若君を助けるべく唯は小垣へ走る。
果たして、唯と若君は満月の夜にどんな決断を下すのか。
アシガール第10巻には第六十三戦から第六十八戦までを収録。番外編其之一と其之ニも掲載。
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漫画『アシガール』9巻ネタバレや感想など|婚礼の日を控え…
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アシガール 第10巻 第六十三戦 かつての四天王
何かしらの策が閃いた唯を横目に、天野や千原のご隠居たちは奇襲を企てていた。
失敗こそしなかったが、奇襲に憤る高山が翌日黒羽城を総攻めしてくることは想像に難くなかった。
全軍をもって高山を迎え撃つよりほかなくかった羽木家を止めることは、もはや唯にも無理なように思われた。
涙ながらに若君が願うみんなの幸せを訴える唯の言葉は殿や重臣たちに響くのだろうか。
アシガール 第10巻 第六十四戦 忠清の置き土産
北へ逃げるという唯の案に、羽木家の者たちは難色を示した。
しかし彼らの憂いは、数日前の若君によってすでに取り払われていたことを知る。
羽木の北に領地を構える野上が、この混乱の中黒羽城に参上する。
唯の作戦が採用されたことで、小垣にいる若君に危険が迫るだろう。
それを聞いた唯が取る行動は、もちろんひとつしかなかった。
アシガール 第10巻 第六十五戦 若君の意地
満身創痍で小垣へ到着した唯だが、もうそのときにはすでに城は敵の手に落ちていた。
城の様子を覗いていた唯は敵に見つかり槍を突きつけられる。
その窮地を救ったのは紛れもなく「若君」だった。
高山の若君・宗熊が唯を城内に入れ、羽木の若君・忠清との再会が実現する。
アシガール 第10巻 第六十六戦 黒羽城と小垣城
黒羽城にはまぼ兵くんによるサポーターの雄叫びが轟いていた。
織田軍の相賀はその威勢に尻込みし様子見を提案。待機に痺れを切らした高山が門を破った頃には、城はすでにもぬけの殻だった。
高山は憤慨し、予想通りその怒りは小垣城にいる忠清に向かった。
唯は小垣城の開城の前に若君との婚礼を行いたいと城の主・木村にお願いする。
当の若君の反対に、死ぬ思いで城までやって来た唯は絶句。
若君の思いと婚礼の行方やいかに。
アシガール 第10巻 第六十七戦 押し寄せる現実
時間のない中、木村の奥方が整えてくれた閨へと出陣する唯。
若君との最後の触れ合いに、ふと現実が押し寄せてくる。
現実を見渡せば城の周りは敵兵に囲まれ、今夜の満月でどちらが現代に行こうとも二度と会えなくなるかもしれない。
湧き出てくる不安に唯は涙が止まらなかった。
アシガール 第10巻 第六十八戦 別れの言葉
泣きながら眠ってしまった唯が目を覚ました頃には、満月は空高く昇っていた。
唯と若君はどちらを現代に送るべきかで意見をぶつけ合う。
お互いが自分よりも相手の命のほうが大事だと思い合っていた。
若君の強い意志に折れざるを得なかった唯は言葉を発せずにいた。
未来が見えているかのように、若君は唯へと最後の言葉をかける。
アシガール 10巻
アシガール 第10巻 まとめ
アシガール第10巻は織田軍と結託した高山との本格的な戦を目前にした深刻なシーンが続く。
そんなシリアスな場面でも唯の心の声はいつでも素直でざっくばらんだ。
辛い状況下でも絶えず笑いが散りばめられているためとても読みやすく感じる。
巻末には若君に関するエピソード2話を掲載。
若君が幼い頃の話には殿から受け継がれる領民を思う精神が描かれる。
そして唯によって現代に送られた若君の、速川家での過ごし方が明らかになる。
最初はしぶしぶ小姓の役目を担っていた尊だったが、若君の誠実さと懐の深さに徐々に懐柔されていく様子が垣間見れる。
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