原作山口悟先生 ・作画ひだかなみ先生の『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』略して『はめふら』３巻では…
魔法学園に入学し、破滅エンドを回避するための特訓をしつつ、友人達に囲まれて楽しく日常を過ごしていたカタリナ。
しかしある日、予想外の相手から悪事について糾弾されてしまう羽目に！というか今のカタリナは悪事を働いていたでしょうか？ジオルドやキースを始めとして、周囲にいる人達の心を無自覚にたぶらかしているのは罪かもしれませんが‥。そして更に、別の事件も起こってしまい、物語が大きく動きます。
3巻には第13章～第17章と書き下ろし小説が収録されています。
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漫画『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった』2巻ネタバレ｜魔法学園突入！
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目次
第13章「訪れる破滅の足音①」
なんて不吉なサブタイトル！カタリナが魔法学園に入学して半年以上が経ち、季節はもうすぐ冬。ゲームではジオルドを巡る恋敵であるはずのマリアともすっかり仲良くなったカタリナ。相変わらず破滅エンドを回避する為の努力を怠らず、更には自分の今後の運命を左右するであろうマリアの恋の行方も気になるところ。
マリア本人へ単刀直入に好きな人はいないのか質問してみても、返事は「カタリナ様をお慕いしています」って‥もうカタリナENDでヨシ！と言いたいところだけど、ある日、事件が起こる。
級友たちに誘われて食堂へ向かおうとしていたカタリナは、集団を引き連れた悪役顔の令嬢に呼び止められた。その令嬢は学園の生徒たちが大勢いる前で、「カタリナの悪事を公にする」と宣言。なんてこった。マリアをいじめていないのに、断罪イベントが始まってしまった‥！
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第14章「訪れる破滅の足音②」
令嬢の集団が披露したカタリナの悪事の数々は、全くのデタラメであると宣言するマリア。
令嬢たちは食い下がるが、ジオルド・キース・メアリ・アラン・アスカルト兄妹だけでなく、一緒に昼食を摂ろうとしていた級友たちもカタリナの味方となり、悪事を否定した。
どよめくモブキャラ達。更にマリアは、確かに自分は嫌がらせを受けたが、それはカタリナからではなく他の人からで、それが誰なのかこの場で名指ししてもよいときっぱりと告げる。ざわめきは大きくなり、マリアに対する嫌がらせについて身に覚えのある生徒や、カタリナを糾弾しようとしていた令嬢たちはすごすごと退散。
友情パワーでピンチを乗り越え一件落着したかと思いきや、このカタリナの断罪イベントはどうも不審な点が多いと話し合うジオルド達。つまり、誰かがカタリナを貶めようとしているってこと？
第15章「訪れる破滅の足音③」
行方不明になってしまったマリア。必死で探しても手掛かりひとつ見つからず、2日が過ぎた。
生徒会室を訪れたカタリナを、シリウスはいつもと同じように美味しい紅茶でもてなす。気持ちが前向きになったカタリナは、マリアの無事を祈る‥。
しかし翌日になってもマリアは見つからず、その夜、カタリナの部屋をジオルドが訪れた。ジオルドが差し出したのは、先日の断罪イベントにて、カタリナの悪事の証拠が記された書類。断罪イベントについては不審な点が多かったので、マリアを探しつつ、ジオルドはこの件について調べていたのだった。
調査して明らかになった事実をカタリナへ語るジオルド。驚くべき内容に、カタリナは混乱してしまうのだった。
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第16章「訪れる破滅の足音④」
目覚めたカタリナが立っていた場所は漆黒の闇の中。ここがどこなのか疑問に思ったカタリナの足元には‥倒れているジオルド・キース・メアリ・アラン・ニコル・ソフィア、そしてマリア。カタリナが「起きて！」と叫びながら体を揺さぶっても、誰ひとり目覚めなかった。
泣きながら夢から覚めたカタリナ。ジオルドから、命を対価にする「闇の魔力」について聞かされた所為で、悪夢を見てしまったらしい。翌日、寝不足が原因で倒れてしまったカタリナ。
医務室で休み、教室へ戻る途中、カタリナはある人物から話しかけられる。
その人物と話しているうちに、カタリナは前世の親友：あっちゃんから聞かされた「FORTUNE LOVER」の隠しキャラに関する情報を思い出すのだった。
第17章「訪れる破滅の足音⑤」
魔法学園の生徒会長：シリウス・ディーク。学力も魔力も優れていた彼は、学園で幼馴染のニコルと再会する。
そのニコルがよく名前を口にする人物：カタリナへ、シリウスも次第に興味を抱くようになった。物凄く見目麗しい容姿という訳でも、頭脳明晰でもないのに、カタリナの周囲は常に義弟と友人達の明るい笑顔で満ちていた。ある目的のために行動しているシリウスもカタリナの笑顔を見るうちに心がざわつくようになってしまった。
そんなある日、シリウスはマリアが令嬢たちに取り囲まれ、嫌がらせを受けている現場に居合わせてしまった。自分の心を乱すカタリナを学園から追い出すべく、シリウスは「マリアに対する嫌がらせの黒幕がカタリナである」と仕立てるべく、暗躍する。
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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 3巻 まとめ
マリアは行方不明ままで、カタリナの身にも異変が‥。両方の事件の黒幕は、生徒会長：シリウス！前巻では楽しく学園生活を過ごすカタリナが描かれていたけれど、3巻は途中からシリアス展開まっしぐら。落差の激しさにびっくりです。
マリア失踪の鍵を握っているのがシリウスであると知っているのは、カタリナのみ。しかしカタリナが身動きとれない状況なので、事態は膠着したままになってしまいそうです。次の巻では是非とも、カタリナの明るい笑顔を見たいです。