『ヴィンランド・サガ』第25巻は、トルフィン達開拓団が乗った船がヨーロッパ人の活動圏の最西端であるグリーンランドに到着します。
現地で久々に再会したレイフが船を降りて急に老け込んでしまっていたり、息子のギョロは半年前からノルウェーでギャンブル三昧の日々を送る等、落ち着かない状態が続くなか、次のヴィンランドへ向けての旅の準備が進められます…。
『ヴィンランド・サガ』25巻には第176話~183話+番外編が収録されています。
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ヴィンランド・サガ24巻ネタバレや感想など|剣の持ち込み禁止⁉
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目次
第176話 西方航路⑩
開拓団を連れたトルフィン達の船は、ヨーロッパ人の活動圏の最西端であるグリーンランドに到着します。トルフィンは久々にレイフとの再会し、2~3日程世話になる事と第一次参加者を集めて暮れる様に彼にお願いします。
しかし、そうしたトルフィンの意思はレイフには通じてないうえ、彼は以前より年老いた感じに見えました。聞くところによると、レイフは船を降りて急に老け込んでしまったうえ、モウロクした状態との事です。
それでもトルフィンは、段取りについて相談しようとギョロに会いたいと、レイフの長年の相棒であるモルズへ尋ねるも、“ほっとけあんな奴!”と怒った様な口調で答えます。
ギョロはというと、金を持った途端に調子に乗り、ノルウェーにて女を侍らせたうえ、ギャンブル三昧の日々を送る様になったとの事です。モルズはそんなギョロを見かねて、彼をノルウェーに置いてきて、半年程会っていないそうです。
その夜、トルフィン達を歓迎する宴が行われました。トルフィンはレイフと二人で会話をしており、レイフ自身も自分が年を取ってきてしまっている事を自覚していていました。そして、“ワシャ体の利かん老いぼれだ、若いもんの邪魔にはなりたくない、もうお前たちの時代だ、思うままにやりなさい”とトルフィンに告げます。
またレイフは、“トルフィン、覚えてるか、これを”と言いつつ、一本の長いキセルを取り出します…。
レイフの老いた姿、及びトルフィンがこれまでの経緯を振り返る場面を見ると、人生はあっという間なのかなと感じてしまいます。自分達が活躍する様な時代というものは直ぐに終わってしまいそうで、悔いのない様に日々を歩まなければいけないのかなと思いました。
第177話 西方航路⑪
ヴィンランドに向けた船旅の準備が進められているなか、エイナルは海に詳しい親分から、遅れがちな4号船について色々と教えられており、4号船は沈みやすいから軽くしなければならないと告げられていました。
更に、4号船にネズミがうごめいている事に気付いたエイナルは駆除しようとするも、親分は彼を宥め船にネズミは付き物だと言ったうえ、“ネズミのいる船は沈没しない”と昔から言われていて縁起物だとも告げました。
その頃グズリーズはというと、カルリ、そして義姉であるチューラと共にいて自身の旅の話をしていました。
グズリーズは、東の果てで見た事、次は西の果てにまで向かう等と旅の話をチューラに嬉しそうに話し、“お姉さん!世界って広いよ!”というグズリーズの言葉をチューラは温かく聞き入れていました。
そこへグズリーズの弟であるオッドがやって来て、父親に言われて様子を見に来たとの事です。グズリーズは、出港が遅れて実家まで行けない事を謝罪し、オッドもそれを理解し持って来た干し肉をグズリーズに渡します。
グズリーズは自身の夫であるトルフィンを呼び、彼とオッドが初対面をし挨拶を交わします。
トルフィンが開拓に参加するかと聞くも、オッドはしないと即答、腰の悪い祖母と妊娠中の嫁がいる為に長い船旅には参加できないとの事です。ただ、“(ヴィンランドに)行ってみてェけどもなァ、麦を作ってみてェな、ここじゃめったにゃ食えねェもん”とオッドは言いました。
そんなオッドにトルフィンは、グリーンランドとヴィンランドの間に頻繁に船を行き来させるつもりだから、機会があれば来て欲しいと言います。
そんななか、一人の船員から妙な船が来た知らせを受け、トルフィンは急いで港へ向かいます。港では親分とガラの悪そうな男がにらみ合っていました。
男の方は仕事(シノギ)で来ていてレイフを呼べと告げ、それに対し親分は海賊だった性により、男に真っ向からにらみ合っていました。そこへトルフィンが仲裁に入り二人を宥め、男に要件を聞きます。
すると男は、“おい!連れてこい”と船に向かって叫び、船員達がある一人の縄で縛りあげた若い男を連れて来ます。その男は、ギョロでした…。
ギョロは一見、放浪に暮れたどうしようもない男の様に思えますが、後にしっかり役立ったので、それぞれに必ず自分のいる意味があると思われます。人生の旅も案外そんな感じであり、自分の役目がある方がいいのかなと思います。
第178話 西方航路⑫
トルフィン達の船団はグリーンランドを出発して北大西洋を西へ進み、陸地を見ない日が何日も続きました。
船団がラブラドル海上北緯60度線付近を真西に航行するなか、途中でクジラに遭遇し驚いたうえ、開拓団の一人であるウッゲという男が“やっぱり無理じゃァ‼引き返してくれェ‼ワシらヨルムンガンド(大ウミヘビ)に食われちまう‼”とクジラを酷く恐れていました。
トルフィンやエイナルは、クジラはヨルムンガンドではない、実際にレイフはヴィンランドまで行って帰って来たと、ウッゲを落ち着かせようとするも、それでも彼はずっと怖がっていました。
この様子を見ていたグズリーズは、航海に慣れているとはいえ、西に10日間進んでいるのに陸地が見えないから少し怖いと言い、航路を間違って世界(ミッドガルド)の端から落ちてしまうのではという恐怖を感じていた様です
それに対しトルフィンは“それは…ヤバいな…”と答え、グズリーズ達の話を聞いていたカルリも“そえはやばいな!”と言います。そんなカルリの言葉に対し、ヒルドは“たぶん世界に端なんてない、たぶんこの世界は球体だ”と答えます。
続けてヒルドは、水平線が少しだけ曲がって見える事は海面が巨大な球の表面だからと、考えれば色々説明がつくと告げます。すると球体の上から移動しても落ちず、中心が下なのかとカルリは言い、ヒルドは4歳のカルリの理解力に驚きました。
一方でギョロは船の旗の上で退屈そうに、陸地が見えない海を眺めていましたが、遠くに陸地らしきものが見えました。
ギョロは思わず“真正面‼陸が見えるぞォ‼”と叫び、彼の言葉に開拓団一同は歓声を上げ、トルフィンとグズリーズも互いに抱き合います。
その矢先、ギョロは右舷斜め前方からクジラがいる事に気付き、一同に注意する様に促しますが、彼等は喜びに浸りギョロの言葉は届いていませんでした。
更にギョロはクジラらしき生物をよく見たところ、それはクジラではなく、ヨルムンガンドだという事に気付き、一同に必死に叫ぶもその言葉も空しく彼等には届きません。そしてギョロは旗の上から足を滑らせ、海の上に転落します…。
ウッゲの様に怖がりやビビりな人は根っからの性格である一方で、カルリの大きな理解力も生まれ持った賜物というべきなのかもしれず、それぞれの持ち味と思うしかないのかもしれませんね。その方が個性が豊かであり楽しいと感じられます。
第179話 西方航路⑬
トルフィンら開拓団は北米の大陸へ辿り着くも、彼等の前に広がっていたのは険しい岩山でした。トルフィンとエイナルは、自分達がいるのは平岩の地(ヘッルランド)と森の地(マルクランド)の中間くらいの所だと推測します。
海を越えて直ぐ豊かな土地があると思っていた者達はガッカリ者達もいた様ですが、“ここではない”と判断したトルフィンのもと、一同は南下する事となりました。
その後、船で先へ向かうも、どんなに行っても同じ様な景色が続き、開拓団一同は不安を感じ始めました。
そんななか、先の方で森林が生い茂る陸地が見えて来て、一旦ここで上陸し休憩を取ろうとする一同ですが、開拓団の一部がこの陸地に残りたいと言い出します。
ここはまだヴィンランドではないと残ろうとする一行を説得し引き止めようとするエイナルでしたが、その一行はグリーンランドよりだいぶマシなうえ、グリーンランドから大分遠く来てこれ以上南下したら行き来が面倒になるとも告げます。
エイナルは“オレ達は国を作るんだ、平和な豊かな国を!人の数だってたくさん増える、いままでの暮らし方じゃ限界があるんだ。 畑を作れるような広くて暖かい土地が必要なんだよ”と必死に訴えるも、彼等にはその事が理解できていない様でした。
自分の声に耳を傾けない一向に対しエイナルは、トルフィンにも何か言う様に声を掛けます。そんなトルフィンはというと、ここに残る一行の人数を数え始めていました。
そして残りたい者が13人であり、その中で船を扱える者もいる事を確認したトルフィンは、“船1隻とその積み荷を預けます。ここからは2隊に別れて行動しましょう”とその場にいる一同に提案してきます…。
ゴールが見えない旅を続けた後に、もうこの辺でいいかと思ってしまうのは、何だか今のコロナ禍の状況と似た感じとも取れると思いました。トルフィンやエイナルの様に最後まで強い意志を持ち続ける事も至難の業かもしれません。
第180話 西方航路⑭
トルフィン達開拓団は南下をし続けますが、南下を始めて7日経った頃になると同行するイ―ヴァル達から“いい加減にしろ‼”という文句の声も出始めました。
彼等の声を聞いて、トルフィンこの辺りで開拓に適した土地を探す事として、5つの条件を提案します。
先ず入り江がある事で、船を安全に停める場所であり、砂浜があるとなお良い事。次に真水がある事で、池などのたまり水より川が良いという事。次に森がある事で、その理由として健在にも燃料にも木が必要だからという事。
また、放牧や畑にも向いた平野である事をトルフィンは条件として提案し、開拓団一同は条件に合った土地を探していたところ、思いのほか直ぐに条件に適った土地が見つかります。
エイナルがその場で掘った土の状態を見たところ、雨もよく降って日差しもいい所から、麦が育つと告げます。
イ―ヴァルが“よゥし!決まりだな”と言い、周りの者に積み荷を降ろす様に言いますが、それに対しトルフィンは“まだです、まだ5番目の条件があります”と告げます…。
トルフィンがいいものを手に入れようとする徹底した完璧主義なところが感じられる一方、反抗するイ―ヴァルに対して意見を聞くところがしっかりしているのかなと思いました。周りと合わせるのは大変だと改めて感じました。
第181話 村の名前は
新しい土地でのトルフィン達の開拓が始まり、建材や薪の為に木を伐採したり、羊や牛等の動物を世話する等して、一同はそれぞれの作業に取り組んでいました。
トルフィンは、グリーンランドを目指す船員達を見送る間もなく、色々とやる事が山積みとなっていました。あちこちから呼ばれているトルフィンを見ていた開拓団の男達は、若いのに頼りになると彼を称賛します。
船乗り商人だから旅をしてあちこち見てきている等という声が上がるなか、一人の男はトルフィンが商人になったのは割と最近で以前は戦士で、奴隷でもあったとギョロから聞いた事を話します。
ナイフ一本でクマと互角にやりあったり、大勢のヨームの戦士を戦ったというトルフィンの“武勇伝”を聞いた男達ですが、ギョロの言う事故に本気にせずその場で笑い飛ばしていました。
一方トルフィンはというと、エイナルに呼ばれてある大岩の前に連れて来られます。そしてエイナルは、この岩を“「女神」の座”にどうかと尋ね、トルフィンもそれに賛成し、“見守ってもらおう彼女に、オレ達の作る国を”とエイナルは言います。
ただ、このまま雨ざらしではかわいそうだとエイナルは言い、ヒルドや周りの者も手伝い岩を被せる様に屋根が作られました。
そして、トルフィンやエイナルによって岩のもとへ“女神”が運ばれて来ます…。
新しい場所が開拓されつつも、過去の事を忘れずに大事にしている事から、ルフィンやエイナル達の優しさが伝わって来た様に思われます。またヒルドも、周囲と馴染んできて優しい感じになって来たのかなと思いました。
第182話 いちばん恐ろしい男
トルフィンは、所有する5隻の船のうち1隻をマルクランドへ預け、3隻をグリーンランド・ヴィンランド間の物質人員輸送に使って、また1隻を手元に残す事としました。
船の上でギョロは、海岸線を調査しここが島であると悟ります。その夜、ギョロからの調査結果を聞きつつ、トルフィン達は話合いを始めます。
イ―ヴァルは海に詳しくないのか、ギョロの言う事があまり理解できていない様でしたが、島だったら船の新造を急ぐ必要がある、船を多く持っている方が有利で先住民に攻められたら1隻ではろくな戦略も立てられないと告げます。
会ったこともない先住民を敵と想定するのはやめる様に説得するトルフィンでしたが、彼の言葉には耳を貸さずにイ―ヴァルは“あらゆる事態を想定して備えるのがリーダーの務めだろうが‼てめェは40人の仲間の命を背負ってんだぞ‼戦争(ケンカ)嫌いもいい加減にしろ‼”と反発します。
そんなイ―ヴァルの言動に、トルフィンは冷静な口調で“…あなたは好きなんですか?戦争が”と問いかけ、イ―ヴァルは“男は好きだろうが普通、てめぇのほうがおかしいんだよ”と答えます。
その言葉にトルフィンは…。
男は戦争が好きという呪いに掛けられているものだとトルフィンが言いましたが、その“呪い”を解く事は中々難しい事ではないでしょうか。その呪いを解くという事は、相手を赦す事と考えられ、それは人間にとってかなりの難関だとも考えられます。
第183話 先住民
開拓を始めてから、森林の伐採が一日も休まず続けられるなか、エイナルは畑に灰を撒く作業を始めます。彼によると、
土が赤いのが少し気になり、灰を撒く事により作物が良く育つとの事で、やれる事は何でもやろうと告げます。
やがて自分達の顔も灰だらけになり、二人は互いの顔を見て笑い合っていましたが、間もなく森林の奥に人影がいる事に気付きます。
エイナルはその人影が先住民だと思い警戒するも、トルフィンは自分達をちょくちょくのぞきに来ている一方で、攻撃的な気配もない故に大きく騒ぎ立てたくない様に皆には内緒にしておく様に言います。
そして彼等が姿を見せてくれないという事はまだ会いたくないだろうと悟ったトルフィンは、気付かないフリして仕事をする様にエイナルに促します。
一方トルフィン達の様子を見ていた先住民達はというと、自分達がトルフィンに気付かれたと感じて、その場を撤収します。
そして彼等は部族の前でトルフィン達について話し、そこの一同を治める長らしき男が“そろそろ決断しないといけないな…あの白い肌の者たち(トルフィン達の事)とどう接するべきか”と告げます。
人数は自分達が多く戦っても勝てるとか、(トルフィン達が)仲良くしたがっているから戦う事はダメ等、様々な意見が飛び交うなか、一同の前にある人物が姿を見せ、周りは静まります…。
不透明なものには恐れを抱く事が分かり、トルフィン達や先住民達は互いにどう判断していいか、分からない状態だと思われます。判断を誤れば、命を落とす事になりかねないとも思っているのかもしれません。
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トルフィンは一人の男を必死に追いかけていましたが、その男の足は速く山道や木の枝を次々と駆け抜けていき、トルフィンを唖然とさせました。
“速ぇ!マジで走らねぇとチギられる!”と呟きつつ男を追いかけるトルフィンの顔に、鉄拳が横から直撃します…。
トルフィンも若い時は血気盛んな感じだった事が伺え、性格を見ても直ぐに牙を向くような危ない感じだった事が見て取れますね。そして様々な出会いや経験を通して、丸くなっていったのかなと思いました。
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