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漫画『マネーの拳』8巻ネタバレや感想など|逆スパイのために…

第8巻は、一ツ橋商事が、「T-BOX」の買収に向けて本格的に動き出すなか、花岡は井川からの業務提携の申し入れを受け入れます。そして互いの会談が始まりますが、花岡は井川に対し、思わぬ内容を口にします。

また、密かに井川から「T-BOX」の情報を探る様に言われていた大林、菅原、八重子でしたが…。

 

漫画『マネーの拳』8巻にはRound63~Round71までが収録されています。

7巻ネタバレ
漫画『マネーの拳』7巻ネタバレや感想など|ホームレスの歴史で株価大暴落⁉

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Round.63 全面戦争‼

井川のもとへM&A担当の西田がやって来て、「T-BOX」の株の買収計画についての説明を始めます。井川の頭の中では花岡を追い詰める事で頭がいっぱいであり、その事を西田の前でもつい口に出してしまう井川でした。

その頃、花岡は上海へ出張に向かうところであり、同行するのは日高、佐伯、そして工場従業員の弥生です。

これから新設する中国工場の技術指導として弥生を派遣するのは少し不安だと大林は言いますが、弥生は工場にて技術面の殆どを仕切っており、彼女にとって一本立ちの良い機会だと花岡は言いました。そして花岡は、弥生達とその場を後にしました。

 

花岡達が出張へ向かった後、八重子は再び大林や菅原と三人で話を始め、彼女は花岡がもし会社の株が買収されたら、“それも仕方がない”と告げた事を話します。

それを聞いた大林は、花岡は元ボクサーで実力の世界で生きて来ただけに、買収された場合は潔く敗北を認めるのではと話します。そうだとすれば、井川と真正面から激突する力勝負だと大林は言います。

 

一方で八重子は、花岡が自分達の行動に気付いていないか心配だと言い、何より今回の中国工場の技術責任者を弥生にしたのは自分達に対する不信ではないかと話します。

それは考え過ぎだと大林達は言い、普段通りに仕事をこなしていればいいと告げます。また大林は、(花岡と井川との)戦いが始まれば、圧倒的な資本の差で決着がつき、そうなれば井川と表立って手を組めばいいとまで言います。

そして今は、ヘタに動いて花岡にしっぽをつかまれない事だと告げたのでした。

 

井川はまた西田から買収の話を聞いており、一ツ橋商事本社では積極的かつ迅速にM&Aを仕掛けていく方針で、「T-BOX」が一ツ橋商事の事業展開に大きく貢献し、割安価格で吸収できれば、直ぐにゴーサインを出し花岡の会社を落とす事ができると、西田は告げます。

また花岡の処遇をどうするかについて西田が聞いたところ、花岡には引き続き社長をやってもらい、現在の経営陣はそのままにし、継続性を優先させると答えます。それが賢明だと西田は言い、まして話題性があり優秀である彼花岡を手放す事は得策ではないと告げます。

 

また井川が何故、花岡や「T-BOX」に固執したがるのか西田が聞くと、“欲しいおもちゃだから”と井川は答えます。井川にとっては、企業は“ただのおもちゃ”に過ぎず、営業成績や企業発展等はどうでもよく、遊び終えたら直ぐに飽きて、次のものが欲しくなるとの事です。

欲しい“おもちゃ”は必ず手に入れるという井川にとって、「T-BOX買収」は遊びで最高のゲームであり、飽きて“別のおもちゃ”が欲しくなるまで、思いきり楽しむと告げます。そんな井川の言葉を聞いた西田は、自分も思う存分やらせてもらうと答えたのでした。

 

花岡は、井川が業務提携の申し入れしてきたと大林から聞き、驚きます。それを聞いた花岡は、井川のもとには、既に大林や八重子らが大きく関わっていたとみます。そして、“面白そうだな。(井川に)話だけは聞くと向こうに伝えろ。”と大林に言います。

花岡が自分達との会談との会談に応じた事に対し西田は、これには何か深い意図を感じる、花岡は一筋縄では行かない人物であり、用心する様に井川に言います。

そして、花岡と井川との会談の時がやって来ました…。

 

井川は欲望に目が眩み、もはや周りの状態や人物の状態までも分からなくなっている感じで、幻覚に囚われている様にも思えます。また、欲しいものをすべて奪うという心理を幼稚園児で表現する事により、更に欲望の怖さが表されていると感じられました。

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Round.64 ケンの提案…

花岡との会談に臨む井川は、“城門は開いた!一気に城内へ雪崩れ込み本丸(花岡)を落とすのみ!”と思ったのでした。

その頃、工場で仕事していた八重子は、井川が申し出た業務提携にて花岡をどう受け入れるか、また事と次第では自分の将来も揺れ動くのではと、不安を感じていました。

 

井川が中々、本題に入らないのを見兼ねた花岡が、“回りくどい話はやめよう。要するに井川さん…あんた、ウチの会社を買収したいんだろ?”と告げ、井川、そして周りの高野や大林も動揺します。

そして花岡は自分の会社に幾ら出すか聞くか尋ね、井川は本当に会社を売っていいか聞くと、“いいよ”と花岡は答えます。

 

井川は、簡単に会社を手放そうとする花岡に驚きを隠せませんでしたが、更に“つか…あんたとは一緒に商売したくねえんだよ。欲しいんならくれてやるから、そのかわりさっさと値段をいえよ。”と上から目線で話す花岡に、井川は憤慨します。

井川の隣にいた高野は、花岡の誘いに乗るなと小口で話すも、井川は“27億”で買うと答えます。それに対し、花岡が出した答えは…。

 

花岡は井川の行う事を全て見ていたと思われ、それ故に彼女と戦いに挑む事でより強さがましている感じですね。また井川の如く、高い金が絡むと冷静さを失う事が分かり易く描かれているなか、高野が一番冷静に見えますね。

 

Round.65 謀報活動

会談が終わり、業務提携を花岡から拒否された井川が“全面戦争”を行い一気に叩き潰すとまで告げたのに対し、西田が事を急ぐなと異議を申し立てます。

西田は、花岡が会談時で述べていた“欲しかったらくれてやる”という言葉がとても重要だと言い、買収を仕掛けた場合、花岡は会社を明け渡すのではないかと言います。

 

その花岡の“根拠”は何かと聞くと、経験に基づく“カン”だと西田は答え、大手から狙われた際に株の値段を高め設定し交渉しようとする者もいると言い、そういう者に対し慌てて攻めても戦力を無駄にするだけだと、井川に言います。

また花岡は知名度も高く、ヘタをしたら自分達が逆風にさらされてしまうと、高野は警告します。先ずは、“敵の総大将(花岡)の真意”を探るべきだと西田は言い、腹の底で領地を売り飛ばしていいと考えているかどうかが分かれば、条件を揃えやすいと告げます。

それを探る手筈は既に整えていると井川は答え、“忍びの者(大林・菅原・八重子)”を潜入させていると告げました…。

 

大林や八重子らが隠れて話をする場面に対し、彼等を忍者の格好をさせた事で、より隠し話が深くなってきます。ただ、それらの隠し事はやはりバレていく様に、花岡が次々と大林達に大きな仕事を与えて行く展開がおかしくも感じられました。

 

Round.66 逆スパイ

花岡は会社の買収防衛策を発動するにあたり、大林にチームリーダー総司令官を命じ、また買収防衛プログラムを作成に協力してもらおうと牧を呼びます。

「T-BOX防衛軍最前線指揮」という立場、かつ花岡と井川との間という境地に置かれる事となった大林は、ここでどう動くかで自分の命運が決まると思いました。

 

大林は、今は井川との関係はしらばっくれて、防衛策を進めようと考え、“買収だなんて、井川もふざけたヤツ”と花岡を宥めます。しかし“本当にそう思うか?大林…”と答えた花岡の言葉に、大林は自らの行動を察せられた如く、かなり焦ります。

そんな大林を見ながらも、花岡は牧から防衛策について説明を聞きます。

 

牧は、アメリカを参考にした防衛策として代表的なものは4つあると言い、1つは「ゴールデンパラシュート」で、買収される側の企業の取締役の退職金を、予め高額に設定しておく事です。

次に「シャークリぺラント」(別名「サメよけ作戦」)で買収者を「サメ」に見立て、食らいつく買収者を避ける為に会社の定款を変更するという策です。

 

そして、「クラウンジュエル(王冠の宝石)」は会社の魅力をダウンさせると言います。ここで述べる“宝石”は会社の優良な事業部門や資産、子会社を意味し、買収を受けた際は逆にこれらの“宝石”を売ってしまえば、会社の魅力が無くなり、買収者も買収意欲を失います。

4つ目に当たるのが「ホワイトナイト」で、会社が買収者に乗っ取られる危機が迫った際に「白馬の騎士」が現れ、友好的な会社へ買収または合併に持ちかける事で、現時点で「白馬の騎士」は塚原を指すと牧は言います。

これは防衛策としては万能ではなく、企業体質を弱めたり、財務部門にダメージを与える場合もあるとも警告します。

 

続いて牧は、現時点での具体的な作業として、社内法規の整備(一ツ橋商事のみならず、国内外全方位の攻撃から守る為の備え)をすると言い、迎撃準備を固めて経営陣がいつも臨戦態勢にある事により、周囲に圧力をかけられると告げます。

牧の話を聞いていた花岡は、“戦いか…ワクワクするな。あの、ゴングを待つ時間の最高の気分を思い出すぜ‼”と思ったのでした。

 

また牧は、全方位に対しての備えると共に、“仮想敵国(一ツ橋商事・井川)”への個別対策も進める様に促し、花岡は大林に井川の身辺を探り可能な限り情報を集める様に指示します。

大林は“結局、逆スパイに仕立てあげてしまった…”と、焦りを隠せませんでした。

その事について、大林本人から連絡を受けた井川でしたが、彼女は次なる作戦の為にある人物と対面します…。

 

花岡と井川、両側に立つ事になってしまった大林ですが、そんな彼に容赦せず防衛策を次々と話す牧の様子から、ビジネスは待ってくれない事が感じられます。そして、ぐずぐずしていたらチャンスを逃したり、嫌な立場に回されるのかなと思いました。

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Round.67 塚原会長の真意…

井川に招かれた塚原は“核心”に入ると言い、「T-BOX」の株主である自分がどう出るか腹を探りに来たのかと井川に尋ね、察しの通りだと告げる彼女に対し“思い描いていた筋書きどおり”だと言います。

塚原は、今の金が儲かる完成したビジネスが退屈して興奮しないなか、花岡と井川の戦いは願ってもみない“天からのプレゼント”だと告げます。

また“経済は合法的戦争”だと塚原は言い、人間はこの戦いがたまらなく好きで、“戦いは生きるエネルギー。戦いこそが人類を繁栄へと導くのだ。”と述べ、盛大に花岡と戦う様に井川に言います。

 

塚原自身はあくまで“中立”だと言い、花岡を一方的に味方はせず、“私は…神になりたいんだよ。戦いには時の運…まさに天運が要る。その運を支配するのは神、その神が私だ。最後の審判は私が下す!私の心ひとつで決まるのだ!”と告げたのでした。

塚原の言葉に圧倒されつつ井川は“戦い”の行方によっては自分に味方してくれると解釈していいかと確認すると、塚原は彼女への味方を約束する一方で“神の望み”が何か、推理する事も楽しいと井川を刺激します。

 

一方、大林は一人、牧の事務所へ向かいます。彼は花岡により“逆スパイ”をかけられた事を菅原や八重子に話し、花岡が裏で作戦を練っているだろうと考え、それを探ろうと行動に出ました。

事務所にて大林は牧に、花岡と自分達について色々話しているかと尋ねます。牧は、大林のみならず八重子と菅原も井川と組んでいる事や、裏で画策している買収作戦についてもほぼ予想がついていると答えます…。

 

“買収”という戦いに挑む花岡や井川らも強く見えますが、その戦いを楽しむ塚原からも怖さが滲み出ています。塚原が“神”になりたいと思ったくらい、ビジネスでは高い意思を持つ事が必要なのかもしれません。

 

Round.68 ヤエコの涙

大林は、花岡が自分達をどうするつもりなのか、その真相を牧から必死に聞き出そうとしますが、牧はこの“買収劇”はまだ始まっておらず、舞台やシナリオも整ってなく、先が読めないと答えます。

物語の展開によっては、花岡が買収に応じないとも限らないと言いつつも、自分の目的は「T-BOX」の企業価値の向上だと牧は言います。牧が自分の“信条”を述べてきたのに対し、大林は暫く静観する事にしました。

 

大林は帰り道、牧に煙に巻かれた事を実感したと同時に、誰も信じられないと思い、自分だけのカンと度胸で生き抜こうと考えます。しかし直ぐに、重圧に耐え最後までやり抜く力があるか、このまま暗闇に落ちていくのではという不安にかられます。

そして“もし今度失敗したら…もう二度と這い上がれない気がする…”と、かつてのホームレスだった時の事を思い巡らせていました。

 

一方、花岡は八重子や佐伯、他の社員と共に新しい試作品の出来具合をみており、花岡は生地やファスナーの付け具合をチェックします。

そして花岡は、今回の試作品が製造特許は出願済みではあるものの、超極細ファスナーで縫い付ける技術が必要だと言います。それについて八重子に聞くも、頑張ってここまでだから、まだ先かなと自信無さげに答えます。

 

すると花岡は八重子に、暫くはこの試作品の技術研究に専念する様に促し、彼女しか頼る者がいないと告げます。

花岡の言葉に、八重子は驚きと動揺を隠せず、自分に全てを任せていいのか、特許まで取ろうとして、社運を賭けた超極秘プロジェクトを自分に明かしていいのかと、花岡に話します。

 

明かしていいに決まってる、八重子は会社の技術部門トップだと花岡は答えます。今は商品を作る事以外は考えていないと花岡は言い、客から愛される商品を作る事だけに集中し、新しいファスナーができればTシャツや他の商品の可能性が広がると告げます。

“そこは信頼してあんたにすべてをまかせたい。あとはヤエコさんが俺を信じるか、信じないかだ。”と告げる花岡の言葉、八重子は…。

 

花岡の、商品に対する熱い思いが八重子に伝わったと同時に、彼女も商品へ純粋な思いがある事が分かります。一方で、大林が花岡に中々心を開かないのを見て、男性は頑固な一面が多い様にも感じられました。

 

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Round.69 TOB前哨戦

八重子が花岡側に寝返った事が井川達のもとへ伝えられます。それを聞いた西田は、買収目的のうち入手すべき生産システムの中心人物である八重子が反対側に回ると、計画に狂いが生じると告げます。

それでも井川は、八重子に反対はさせない、予定通りに計画を行い、役員の決裁も早く受ける様に西田に指示します。

 

一方、花岡は社内でノブと二人で話しており、ノブから一ツ橋商事がいつTOB(株式公開買い付け)を宣言するかと聞いたのに対し、花岡は役員会で議決され資金手当てが確定してからではないかと答えます。

問題は役員会議がいつ開かれるかについてであり、それを大林に調べさせると花岡は言い、大林は自分達の情報を井川へ提供する代わりに、一ツ橋商事の情報を自分達の持ってくると告げます。

情報はどんなに隠しても漏れるものは漏れるから、逆に自分達がオープンにして戦いに挑むという花岡の試みでした。

 

またノブは、会社の“心臓部”である八重子が戻って来た事が大きいと言いますが、まだ分からない、二転三転覚悟しておかなければならないと花岡は言います。

更に花岡は、大林や菅原の二人が会社の“爆弾”であり、いつ爆発するか分からないと告げます。そんな彼等を何故放っておくのか、早く排除しないと“命取り”になるとノブが告げたのに対し、その事に関して今は詳しく言えない、暫く見ていてくれと花岡は答えました。

 

そういう花岡に、ノブは“オラはずっとケンさんの味方だから…”と言い、花岡もそれを静かに受け入れます。

その後花岡は、八重子を秋田の工場へ預かってくれる様にお願いし、ノブもその件で来たと答えました。

 

そこへ花岡が声を掛けてきて大林はドキッとします。そんな彼の様子にやや違和感を感じた花岡ですが、直ぐに大林を社長室に呼びます。そして大林は、一ツ橋商事の役員会の日程を探る様に花岡から指示され、驚きます。

花岡は、一ツ橋商事が会社を買収するには役員会の議決が必要となり、その会議がいつ必要になるか極秘に調べる様に指示します。

社長室を出た大林は悩み、花岡からの無茶な要求なうえ、菅原も急な中国への出張でおらず、一人で何の策も見いだせずにいました。

 

辺りは暗くなり社内も明かりが消え、誰もいないはずのオフィスの奥で明かりが点いている事に大林は気付きます。

そこへ行ってみると佐伯ともう一人の女性社員がいて、新型の極細ファスナーと相性のいい生地サンプルはどれがいいか調べていたとの事です。

佐伯は、八重子一人に任せずに自分達もできる限り協力し、新しい画期的商品を完成させ、会社の発展の為に頑張ると告げたのでした。

 

翌日、一ツ橋商事では役員会議が明日に迫るなか、井川達が大林からの連絡を待ちピリピリしていました。そこへ漸く大林から連絡がくるも、八重子との接触及び説得に失敗したという報告でした。

一方で大林は、それらの失敗を挽回する、とっておきの情報があると言い、それを井川に伝えようとします。しかし一瞬、大林の脳裏に“(会社の為に)みんなで頑張ろうって…”と佐伯が話す姿が浮かびますが、大林は結局その情報を井川に話してしまいます…。

 

花岡はノブという良きパートナーに見守られつつ、井川により揺らぐ大林の心もしっかりと見届けている姿が分かり、花岡は会社と共に大きくなっている事が伺えます。大林の心には、後戻りできない、前に進むしかないという思いがあり、新しい世界へ足を踏み入れる恐怖が感じられました。

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Round.70 ケンのTOB対策

一ツ橋商事の役員会が開かれ、井川は多くの参加者を前に「T-BOX」の買収計画について説明を始めます。井川は参加者に配った資料に基づいて進行する一方、資料には記載されていない“最新情報”を報告すると告げます。

それは、「T-BOX」が超極細ファスナーの製品化を実現させたという事でした。

 

この製品も早い時点で完成させる程に「T-BOX」には高い技術を持った社員がいて、買収が目的である一方で、自分達が欲しいのは「T-BOX」の技術力と人材だと井川は参加者に伝えます。

そして「T-BOX」が、新規事業の開拓等で膨大な利益を生み出す事は確実で、新しいファスナー開発の情報が周囲に流れると他社の買収に流れ、一刻の猶予も許さないと井川は話したのでした。

 

一ツ橋商事の役員会議により買収計画が行われる事は確実となった事は花岡達にも行き届いていました。牧は、資金の決裁が出れば公開買付開始が発表されるなか、買収の噂が流れて株価が上がり始めているとも告げます。

花岡は、100%秘密は世の中には無く“これは、戦場に届いた開戦の知らせ。”と告げます。そして牧も“陣を整え、戦いに備える”と告げ、現在の「T-BOX」発行済株式の株主構成比を確認すると言います。

 

「T-BOX」上場時は、社長である花岡40%、株主である塚原30%、役員10%、従業員10%、取引先5%、金融機関5%という株式分割で発行済株式は10倍になるが、分割の比率は変わらないと牧は言います。

その後上場に察して、一般株主が入ったり、従業員が入る等して、現時点での比率は花岡37%、塚原30%、役員8%、従業員5%、取引先3%、金融機関2%、一般株主15%となっているとの事です。

 

そして、“敵”と言える井川は取引先、金融機関、一般株主を獲りにくると思われ、一ツ橋商事の看板で強烈な圧力をかけてくるのではないかと牧は言います。

この段階でどうするかと告げると尋ねる牧に対し、花岡は“なにもしない。静観する。”とだけ答えます…。

 

新商品の情報を奪ってまで、勝利を得ようとする井川のやり方からは、怒りを通り越して、ある意味“さすが”と言ってしまうのかもしれません⁉そして、それを分かっているかの様に花岡も、敢えて楽しんで戦いに挑む姿にも、頭が下がるのではないでしょうか。

 

Round.71 新商品開発成功⁉

花岡は秋田の工場へ出向き、ノブや八重子と共に、新型サンプルの仕上がりを見ていましたが、いまひとつ納得がいかない花岡でした。

ファスナーの特性を生かす完璧な状態に仕上げたいとの事で、もう一息頑張ってくれる様に八重子に言い、彼女は承諾し絶対成功させると告げました。

 

そんな花岡に対しノブは、本社を二日も留守にして秋田に来ていて大丈夫かと心配していたのに対し、花岡は今がヤマ場とスケジュールを空けたと言いつつも、明日には戻らないといけないと焦りを見せていました。

花岡は、製品の成功や飛躍的な向上により株価は急騰すると捉える一方、今の目の敵は「T-BOX」買収を正式に決定させた井川だと告げます。

 

そして井川がTOBを公表する前に、新製品の完成や発売を発表し株価を上げる事であり、“敵の油断とスキを見て一気に突撃!敵本陣を襲撃できる!敵の大軍勢は大混乱に陥り総崩れ!あわよくば井川の首を奪えるかも!”と花岡は考えます。

井川から、周囲の状況を探る様に言われている大林の事が気がかりでしたが、それでも花岡はノブに新製品が成功するまでは一切情報が漏れない様に伝えるのでした。

そして八重子が良いものを作ってくれる事を信じて待つ事にして、彼女もまた“意地でも絶対に成功させてみせる。私の腕に懸けて!”と思いつつ、新製品の開発に急ぐのでした…。

 

大きな壁が立てば立つ程に、「T-BOX」はますます魅力的になって行くかの様に見えます。塚原が述べた様に、“戦い”は生きる活力で、それが激化する程に良い商品が出来上がっていくので、不思議だと思いました。

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