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ザ・ファブル【映画版】の感想や評価|つめ込みすぎた結果…

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南勝久さん原作の漫画『ザ・ファブル』が実写映画化されたので、劇場に観に行ってきました!

監督は江口カンさん。CM系の出身の方で『めんたいぴりり』、『ガチ★星』なども手掛けており、『ザ・ファブル』は3作目とのこと。

スミマセン、2作品ともまだ観たことがありません。

 

ちなみに、原作を読まれていない方は絶対に読んだ方が良いです。

笑いのセンスがハンパないですし、全巻を通して伏線が張り巡らされているので、読み返すとコマごとの意味とかそういう部分も楽しめます。

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漫画の『ザ・ファブル』に関してはコチラの記事をご覧ください。


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そして、映画を観た感想ですが、原作のファンとしては…「う~ん。いや、面白いんだけれども…。」

漫画の独特の雰囲気が出ていなかったかなと。

詳しくは後ほどお話しますが、まずはトレーラーがあったので観てもらえれば。

映画版ザ・ファブルのあらすじ

どんな相手でも6秒以内に殺す。
“ファブル(寓話)”と呼ばれる謎の殺し屋(岡田准一)は、裏社会では誰もが「伝説」と恐れ、その存在の真偽さえ訝しがられる男。
“ファブル”を育てあげたボス(佐藤浩市)は、あまりにハイペースで仕事をこなし続ける彼に、ある指令を与える。

「一年間、一般人として普通に暮らせ。休業中に誰かを殺したら、俺がお前を殺す」

ボスには絶対服従の彼は“佐藤アキラ”という偽名を使い、相棒のヨウコ(木村文乃)と兄妹のフリをして大阪の街へ。
ボスのツテで真黒カンパニーの社長=海老原(安田顕)に世話になりながらも、
生まれて初めて、一般社会に溶け込もうと真面目に努力し始める。
毎日ヒマをもてあまし飲み歩くヨウコとは対照的に、ボスからもらったインコを大事に育てたり、アルバイトをしてみたり。
街で偶然出会いバイト先を紹介してくれたミサキ(山本美月)や、バイト先の社長=田高田(佐藤二朗)とも徐々に親しくなっていき、普通の生活を満喫し始めるアキラ。「プロの普通」を目指し精進する日々だったが、周囲はアキラを放ってはおかない。
海老原の弟分で出所したての小島(柳楽優弥)と組織の現幹部=砂川(向井理)の確執、ファブルを伝説のレアキャラのように執拗に追い続ける若き殺し屋=フード(福士蒼汰)などが少しずつ、確実にアキラの穏やかな日常に忍び寄る。

そして事件は起こった――。実はある過去を持つミサキが、拉致されてしまったのだ。
ヨウコと共にミサキの救出に向かうアキラ。そこに「絶対に殺してはいけない」というボスの鉄の指令が立ちふさがった時、アキラは自分のこの並外れた能力が初めて「人を救うこと」に使えるのではないかと気付き始める。
だがそこには想像を絶する強敵と、いくつもの罠が待ち受けていた。
果たしてアキラは「殺さず」の指令を守り通せるのか?
そして平和な毎日は戻ってくるのか……!?

公式ページより引用:http://the-fable-movie.jp/

映画版も漫画も基本的なあらすじ(大筋)は変わりませんが、映画版ではオリジナルにはないストーリーになっています。

映画化キャストに文句を言いたい…

 

今回、ちょっと違和感を感じたのが実写映画化のキャスト。

主演の岡田准一さん(佐藤明)の配役はアクションも良くスゴク良いのですが、脇を固める武闘派ヤクザのキャストがちょっと…。

スポンサーや映画館集客などの兼ね合いとかもあるのかと思いますが、一部の配役にはスゴ味に欠けていたと感じました。

フード役の福士蒼汰さんや砂川役の向井理さんは、ちょっと配役ミスでは?と思えてしまいました。

よく言えばイケメンすぎ、悪く言えば修羅場をくぐってきた感が無いという感じ。

 

ただ、そのなかでも小島役の柳楽優弥(やぎらゆうや)さんの演技はギラリと光っていて、独特の間の雰囲気がヤバイですね。

ちなみに柳楽優弥さん主演の映画の『ディストラクション・ベイビーズ』では俳優賞をもらっているほどの名俳優とのこと。

スミマセン、勉強不足で。

ちょっと時間を見つけて観てみたいと思います。

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ちょっと辛口かもしれませんが、原作ファンとしては、もう少し凄みのある俳優をキャスティングして欲しかったなと。

むしろ、田高田役の佐藤二朗さんとかはヤクザ側でしょうって(笑)

 

ただ、ここまでの感想は『原作のファンからすると』ということをご了承ください。

映画しか観ていない方の場合は印象が違うかもしれません。

ザ・ファブル映画の良かったところ

『ザ・ファブル』の映画でコレは良いなと思ったのは冒頭の岡田さんによる暗殺シーン。

原作の漫画にはない演出がされており、すごくカッコいいのでチェックしてもらうと良いかと思います。

暗殺相手の身長や格闘経験などをコンマ何秒とかで判断し瞬時に片付けていく。

 

原作の漫画が『レオン』を意識しているのに対し、映画版では現代風にアレンジされた感覚を受けました。

また、昔の仁侠映画のようなカット、タランティーノ監督がレザボアドックスでみせたカットみたいな奴です。

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こうしたオマージュは映画好きにはたまらないですね。

 

また、面白くない芸人 ジャッカル富岡役の宮川大輔さんは意外と面白かったです!

というか、むしろ今後の漫画版でジャッカル富岡を見ても、宮川さんにしか見えないレベル。

ほぼ友情出演に近いですが芸人さんはスゴイですね。

映画はつめ込みすぎ?ネタバレしない程度に話していく

漫画の『ザ・ファブル』は現在18巻目が発売されており(2019年7月)、1巻からゆったりと伏線が張られていたりします。

そして、それらを一筋縄ではいかない濃いキャラクターが取り巻いていくところが見どころだったりします。

そのため、1時間半~2時間といった映画の尺でまとめることは非常に困難だったのではないでしょうか?

 

それにもかかわらず登場人物を削ったりしなかったため、情報が混乱して尺に収まっていないイメージをうけました。

例えばインコとかに関しても、原作での大事な部分は話されておらず、とりあえずインコを渡されたようなイメージ。

1巻に出てくるインコのくだりが物語ではかなり重要な役割を果たしていたりしますが、映画では編集?カットされたような感じになっています。

 

また、登場人物の個性を出すために木村綾乃さん(佐藤洋子 役)のテキーラショットシーンなどもありましたが、イマイチそこから派生されるエピソードがわかりづらかったです。

 

しかし、原作とは異なるエピソード(ひょっとしたら今後出てくるのかもしれません)として、少年時代の佐藤明(南出凌嘉)とボス役(佐藤浩市)とのやり取りがあったのですが、物語全体の殺し屋組織としての一貫性が欠けていたのでは?と感じました。

映画だけ観た方からすると…???疑問が出てくる可能性もあるかなと。

 

極めつけとしては後半のアクションシーンが長すぎるなと。

アクション映画なのでアクションシーンがメインであるべきと、とらえられるかもしれないですが、最強の殺し屋がゴタゴタした感じになってしまう様子は、「もうちょっと短くて良いよ。」といったお腹いっぱい感が観ていて感じたところです。

ここまでアクションシーンを入れるのであれば、もう少し他の伏線を回収したりするシーンを入れても良かったのでは?

 

ちなみに、原作の漫画の戦闘シーンは、ほとんどが数分以内に終わってしまうキレの良さがあります。

その戦闘シーンのために、いくつもの伏線をはったり、登場人物の内面を描いたりといった面白さが『ザ・ファブル』の良さなのかなと再認識しました。


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まとめ

漫画の実写化というのは、ファンの人のイメージが強すぎたりするので、かなり難しいジャンルなんだなと思います。

熱狂的なファンからすると、実写のキャストを見て観る気を無くす人もいたりするはず。

ですので、個人的には実写映画と原作漫画は切り離して考えて良いと思います。

映画版だけのスピンオフみたいなオリジナルストーリーとか、三人称視点を一人称視点とかに変えたりとか…。

そうすることで映画だけの人は原作を読むし、原作しか読んでない人は映画も観たくなるのかなと。

とまぁ、言いたいことを言ってみました。

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