『ひゃくえむ。』の魚豊先生による地動説マンガの傑作!『チ。-地球の運動についてー』第5巻は、オクジーは、ノヴァクや部下である異端審問者に囲まれ逃げ場を失いますが、彼等と戦う決意をします。
高い戦闘力を見せるオクジーに、ノヴァクの部下達は後退りをし始めます。
いよいよオクジーは、オクジーとの決死の戦いに挑みますが…。
『チ。-地球の運動についてー』5巻には第29話~第35話までが収録されています。
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目次
第29話
異端審問者に囲まれボウガンを向けられつつも、オクジーはバデーニを逃す為に戦う決意をしました。
ノヴァクは投降する様に促すも、オクジーはそれを拒否します。これにより、ノヴァクや彼の部下達との激しい戦闘が繰り広げられました。
オクジーは自身の高い戦闘能力で、ノヴァクの部下達を倒していきます。
少し前のある回想場面へ切り替わり、ノヴァクは一人の部下に今回の任務について語っていました。
ノヴァクは、今回の異端(オクジー達の事)は娘であるヨレンタに近づいた為に“ブチ切れた”と話します。
命の危険があってでも任務につけるかと、ノヴァクは尋ねます。
その部下は自分の兄が異端に殺された過去があり、“異端を殺す”覚悟はできていると話します。
するとノヴァクは、“本当に強い奴は「殺す」覚悟ではなく、「死ぬ」覚悟がある奴である。”と告げます。
「死ぬ」覚悟があるとも話したその部下でしたが、オクジーとの戦いでは思わず逃げ出してしまいました。
そして、ノヴァクとオクジーとの戦いが始まろうとしていました。
“君、死ぬ覚悟ないでしょ”“それを今から確かめます。”というやり取りのなか、武器を用いた激しい格闘戦が行われました…。
ノヴァクとオクジーの激しい戦いに突入するなか、一人の異端審問者が怖くなり逃げて行く姿から、これが普通の人間の感情なのかなと思えました。
何かしら行動をする際に、“覚悟”を持って行うという事は難しいのかなと感じられました。
第30話
オクジーの夢の中と思われる場面から始まります。
オクジーは一人で大学の講堂の様な所で目を覚まし、髪型も普段と違います。
そこへ、教授らしき人物がやって来て、授業は終わったと言われます。
オクジーは状況が分からないなかで夢を見ていたと話すと、それは地動説の夢かと答えます。
続けて教授がオクジーを講堂の外へ連れて行き、オクジー達は高くそびえ立つ塔にいる事が分かりました。
この塔は今も空へ向けて建築中であり、完成後に天空から地球を見る事が楽しみだと教授は言います。
オクジーがこんな塔を建てていいのかと聞いたのに対し、教授は“そもそも止めることなどできない。”と答えます。
今度は教授が逆にオクジーへ、何故地動説を研究したかを聞いてきます。
この世に期待する為だと答えたオクジーに対し、“もっと大きな理念”に動かされているのではと教授は告げます。
その“大きな理念”とは何かとオクジーが尋ねると、教授から“それに答えるのは君だ。”と言われます。
その瞬間、オクジーは教授との“夢”から覚めて、布団の上で横たわっていました。
オクジーは異端尋問官所の医療施設にて、医師から延命治療を受けた事により、一週間眠り続けていたと聞かされました…。
急に世界が変わる感じで動揺する感じですが、この様な展開でオクジーの奥底の心理を掘り下げている感じに見えました。
そして、オクジーが地動説にかける強い思いが込められている事が伝わる感じでした。
第31話
話は少し前の、オクジーとバデーニが二人だけで会話をしている場面から始まります。
オクジーは自分で本を書いたから石箱へ保管したいと言うも、バデーニは石箱やその中の書類は燃やして処分したと告げます。
そのうえ、バデーニは証拠があると危険だとして、オクジーの書いた本をその場で燃やしてしまいます。
バデーニの行動に驚きつつ、オクジーはもし審問達に捕まり拷問を受けた際、証拠が無ければ拷問が続くのではと聞きます。
“その悪魔みたいな状況を受け入れるしかない”と、バデーニはあっさり受け入れたのでした。
場面が切り替わり、ノヴァク、オクジー、そして囚われ拘束されたバデーニがいました。
ノヴァクは、他に協力者がいるかと聞き、バデーニは質問の回答を拒否します。
するとノヴァクは、オクジーへ激しい拷問を始めます。
その間、ノヴァクは10年間に担当した異端の事を話し始め、異端が残していたネックレスの事も分かっていました。
またノヴァクは、資料の場所等も聞きますが、バデーニは資料を既に燃やしているからオクジーに拷問をしても無駄だと言います。
自分もナメられたもんだと言いつつ、ウソを吐いている顔は自分の経験で分かると話したノヴァクでした。
そしてノヴァクは、オクジーやバデーニへこの世の地獄とも言える様な苦痛を与えて行きます…。
バデーニのあたかも死を覚悟したかの様な言動や行動を示しているなか、恐怖を抱えている感じが人間らしいと思いました。
その証拠にノヴァクから拷問を受けているオクジーを守ろうとしている事から、あらゆる感情が芽生えている様に思えます。
第32話
バデーニはノヴァクを地動説の資料が入った石箱がある所まで連れて行きます。
そこでノヴァクは、10年前にこれらの資料を残す為に自らの命を絶った者がいて、その人物は12歳だったと話します。
それに対しバデーニは、“12歳でもなきゃ、世界をうごかそうとなんかしない。”と答えました。
その後、バデーニとオクジーは処刑される前に牢屋にて二人で話していました。
オクジーは、自分の目なんか潰されても構わないのに、何故自供したのかと尋ねます。
“わかってないな。生きながらに、視力を失うのが、どれ程辛いか。”と、オクジーは答えたのでした。
またバデーニは、石箱の持ち主が12歳だった事もあり、この世は予想外の“感動”が起き、地動説も終わりではないとも告げます。
そして、いよいよ処刑の時間となり、バデーニとオクジーの二人は、首に縄を掛けられます…。
自供したオクジーに対し、死ぬ怖さやリスクを背負って生きる辛さを伝えたバデーニの言葉がとても印象的です。
また、地動説が来世に受け継がれる事を期待しつつ、自らの命を捨てる覚悟を示したバデーニやオクジーの思いが伝わったのではないでしょうか。
第33話
ノヴァクが以前担当していた若い異端審問者二人が話をしており、彼等は日々異端の者を拷問するC教のやり方に疑問を持ち始めていました。
そして、その日はノヴァクの娘であるヨレンタに会う任務につく事となっていました。
ヨレンタが現れた際、異端審問者達は、彼女の父親であるノヴァクも異端審問者だと告げ、ヨレンタは動揺します。
また、異端であるバデーニとオクジーに協力しているかと尋ねられたヨレンタは、それを否定します。
そこへ司教の息子であるアントニがやって来て、“今から君を尋問する。”とヨレンタに言います。
そしてノヴァクは、石壁の部屋にある椅子に縛り付けたヨレンタを拷問する事を、異端審問者達に強要します。
先ずアントニが器具を使い、無抵抗のヨレンタの歯を容赦なく抜きます。
後は任せたと若い異端審問者達に告げ、アントニはその場を去って行きます。
しかし、彼等はその拷問に抵抗を感じ、せめて指攻めにしようと考えて一人が器具を取りに向かいます。
その途中で通りかかった部屋から、アントニの話し声が聞こえて来ました。
それによると、アントニはノヴァクが邪魔な存在であり、彼の娘であるヨレンタを異端にさせて父娘共々消してしまおうと考えていました。
その話を聞いた若手異端審問者は憤慨しヨレンタを逃がす事にして、ヨレンタの縄をほどき、彼女を逃走用の馬へ乗せます。
何故逃がすとヨレンタが尋ねると、“僕は生き方だと思います。”と若手異端審問者は答えました。
そうして、逃走を図ったヨレンタでしたが…。
審問者における非情さや優しさが、過激な描写を通して表されており、信じる者が何なのか分からなくなっているのかもしれません。
ヨレンタへ若手異端者が救いの手を差しのべる等して、新しい道を開こうとしても暗雲が立ち込めるといった感じで、バデーニが言った“悪魔みたいな現実”かもしれません。
第34話
ノヴァクは、娘のヨレンタが異端として捕まり処刑されていると、若手異端審問官から聞かされます。
ノヴァクが現場へ駆けつけると、遺体が誰だか判別できない程に焼かれていました。
ただその様子を見つめるノヴァクのもとへアントニーが近づき、気の毒にと告げます。
その様に話しながらアントニーは、ノヴァクへヨレンタの手袋を渡します。
しかしアントニーは、うっすらと不敵な笑みを浮かべていました。
何も考えられないまま、ノヴァクは帰宅し寝室に籠ります。
場面は、ここから10年程前のノヴァクとヨレンタの回想場面となります。
文字を学び始めたヨレンタが手紙を書き、それを受け止ったノヴァクは喜びます。
子煩悩だったノヴァクは、娘・ヨレンタの為に手袋をプレゼントしました。
しかし、うっかり大きいサイズの手袋を購入してしまいます。
嘘つきと怒るヨレンタに対し、誰も悪くないと宥めるノヴァクでした。
“じゃあ神様が悪い!”とヨレンタが話すと、今度はノヴァクが激情し、今すぐ撤回する様に告げます。
その後、ノヴァクは自分の部屋にて“私は…なんてことを…っ!”と自らの行為を後悔します。ノヴァクのもとへヨレンタもやって来て、彼に謝罪します。
“本当にすまなかった…この愚かな私を、どうか許してくれ。”とノヴァクは言い、ヨレンタの手を握りました。
そこで回想は終わり、寝室で目を覚ましたノヴァクは…。
ノヴァクが父親としての優しい一面を見せており、そこから異端審問者として非情な行動や言動を行うまでになった経緯や変化の原因が気になるところです。
ただ、分かっているのは、ノヴァク父親としての娘ヨレンタへの愛情が、審問者としての危機感を募らせたという事かもしれません。
第35話
クラボフスキは同じ修道所で働いていたバデーニが処刑された事を聞かされます。
また以前クラボフスキは路上で拾った本を解読し内容を異端思想とみなし、匿名で通報しました。
それが原因で、バデーニが処刑されたのではとクラボフスキは考え始めます。
その後クラボフスキは、修道所内の本棚からバデーニが書いたであろう“ルクティウスの詩”という名の手紙を見つけ出します。
手紙には“貧民が訪ねてきたら対応して欲しい”という切実な願いが書かれていました。
クラボフスキは、どうせ異端思想だと考え気に留めませんでした。
ある所で何人かの貧民が話しており、“どこに行けばパンが貰えるか”“あいつはいい奴”“あいつは俺達の頭にあんな事をした”等といった会話をしていました。
そして、修道所へ一人の貧民がやって来て、クラボフスキを貧民達が集まる場所へ連れて行きます。
クラボフスキがやって来ると、貧民達の一人が突然ナイフで髪の毛を剃ります。
状況が読み込めないクラボフスキに対し、“俺が1頁。”と頭を剃った男が告げます。
男の頭をよく見ると、文字の刺青が書いており、続けて周りの男達も次々と自らの頭を剃って行きました。
彼等は口を揃えて、“全部で60頁ある。”と話したのでした…。
バデーニが命を掛けた思いは、後の者へと痛烈に伝わり、クラボフスキらも決して忘れる事ができないと思いました。
また、貧民の者達の行動には、何がなんでも伝えてやるといった力強さも感じられました。
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