第6巻は、自宅の窓から飛び降りようとした硝子を助けようとした将也が転落し、意識不明のまま病院で入院します。
将也の家族や同級生らが見舞いに来るなか、植野は硝子へ自らの怒りをぶちまけており、植野が将也に抱いていたある感情が明らかとなります。
硝子もまた、将也に対する特別な思いが高まって行ったのでした…。
漫画『聲の形』6巻には第43話から第52話が収録されています。
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漫画『聲の形』5巻ネタバレ|将也トラウマ蘇る・・・
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目次
第43話 度胸試し
花火大会の夜、自宅の窓から飛び込み
落下しかけた硝子の腕を、将也が必死に掴みます。
将也はベランダの柵に足を引っかけたうえで、硝子を引き上げようとするも、力に限界があり落ちそうになります。
その矢先、将也の目に留まったのは真下にある川であり、落下しても助かるのではと考えます。
しかし将也はふと、小学校時代の同級生・広瀬の“水への飛び込みって○mの高さでコンクリートの固さになるらしいぜ”という言葉が頭をよぎります。
何mだったかどうしても思い出せないうえ、今いる建物の高さがどれくらいなのかも分からない将也でした。
将也は、ここが何階なのか結絃に確認しておけばよかった、連絡できるように携帯電話をもってくるべきだったと後悔をしていました。
また、永束や真柴ら同級生らの事を思い浮かべ“みんなと向き合っていれば”と思っていました。
硝子を引っ張る手足にも痛みや限界を感じるなか、“神さま、どうかもうひとふり、俺に力をください、もう嫌なことから逃げたりしません”と心の中で必死に訴えた将也でした…。
何が何でも硝子を守りたいという将也の思いがこの回全体を通して伝わる一方、彼がこれまで歩んできた人生が走馬灯の様に駆け巡っている感じでした。
硝子を助けたいという硝子の切なる願いが、また痛ましい形で伝わり、シビアで現実的に描かれていると思えました。
第44話 害悪
窓から飛び降りようとした硝子を助けようとした将也が落下して意識を失い、病院へ運ばれます。
待合室にいる結絃のもとへ将也の母親・美也子が駆けつけ、将也の入院している部屋を話し彼に会ってあげる様に結絃に言います。
そこへ結絃や硝子の母親・八重子が来て、その場で跪いて“どうもすみませんでした”と美也子へ謝ります。
結絃も、自宅のカメラに収められていた硝子の行動を美也子に見せつつ、“オレのカントクフユキトドキです”と言い八重子と一緒に謝ります。
硝子が助かったから良かったと美也子は話すなか、八重子は硝子を迎えに行く様に結絃に言います。
結絃が硝子を探しに病院を出たところへ、佐原と永束も駆けつけていて、美也子から連絡を聞き心配して駆け付けたとの事です。
結絃が硝子を迎えに行こうとした矢先、近くの駐車場で物音や叫び声が聞こえてきました。
結絃や佐原達が行ってみると、植野が鬼の様な形相で硝子をフェンスに叩きつける様に蹴り上げていました。
そして、“なんでテメーの代わりに石田が傷つかねーといけねーんだよ‼”と激しい剣幕で硝子を責めていました。
また、以前硝子から送られてきた手紙を読み、悲劇のヒロイン振るなと告げ、またも硝子を殴り始める植野でした。
“害悪!”と硝子を激しく罵倒し暴力を振るう植野の前に、佐原が止めに入ります…。
将也の大きな出来事により、家族やクラスメイト、知人らの関係を揺るがす事となったので、命の重さというものを改めて痛感させられると思いました。
また、周りにかまわず己の欲に任せた行動をし続ける植野との関わりは、剃刀の刃の様に鋭く痛いものだと感じられました。
第45話 無駄だった?
硝子に暴力行為を繰り返す植野に対し、八重子が歩み寄り、植野の髪を掴み容赦なくビンタをお見舞いさせます。
それに対抗する様に植野も八重子を殴り、激しい殴り合いは騒ぎとなり、周りにいた者が急いで止めに掛かります。
騒ぎが収まった後、駐車場の一角に座り込む植野に話し掛ける佐原でしたが、植野は“私…ダメかも…”と泣きながら口にし、八重子を殴った事を後悔していました。
自分は殴らないと気が済まない性格かもしれず、八重子と“同類”なのではと考えた植野は、自分自身を嘆いていました。
また、植野は傍で見ていた結絃に声を掛け、姉である硝子が殴られているのに何故止めなかったと聞きます。
“止めていいのか、わからなかった”と結絃が答えたのに対し、植野は“止めろよ、バカじゃないの”と言い、その場を去って行きます。
結絃は帰宅後、カメラで撮影した動物等の死骸の写真を壁に貼っていたものの、それを剥がし始めます。
写真を剥がし始めた理由について八重子が聞くと、“もう意味ないってわかったから、これを見たら死にたくなると思って”と結絃が言います。
結絃が今まで、死骸の写真ばかりを撮り続けていたのは、硝子が告げたある一言からでした…。
植野と八重子、互いの感情が爆発した感じであり、怒りや狂気に満ちると制御が利かなくなると思いました。
結絃も硝子を思うあまり、信念として行ってきた行動を止めてでも、硝子を守りたいと考えたのかもしれません。
第46話 永束友宏
将也は依然として昏睡状態のなか、彼の病室までの道のりを歩く永束は、自分には何ができるのか考えていました。
病室の入口に辿り着いた永束でしたが、ちょうど植野が中へ入ろうとして、永束は植野に怯えて陰に隠れます。
その直後、硝子がやって来て病室の扉をノックしかけたところ、急に扉が開き中から植野が出てきます。
植野は、硝子が持っていた見舞い用の花を奪う様に取り、扉を閉めました。
一人立ちすくむ硝子のもとへ永束がやって来て、二人はその場から待合室へ移動する事にします。
筆記メモでやり取りしながら、永束は硝子と植野の過去の事を聞いた、植野と関わる必要はないのではと言います。
それに対し硝子は、“負担をかけてしまいました”とメモで綴り、植野とは学校で班が同じで席も近かった事もあり、特に世話をかけてしまったと伝えます。
そう後ろめたく思う必要はなく、堂々としていればいいと永束が話します。
“強いですね、永束君はすごい”という硝子の返事に、一瞬冷や汗をかきます。
永束は、友達と呼べる者がいなかった自分の人生を振り返っており、そんな自分を将也が受け入れてくれたと告げます。
また永束は硝子へ、何故死のうとしたのかと聞くと、“みんなが築き上げてきたものを壊してしまった”“どうすれば直る?”と伝えます。
永束は、将也がずっと寝ている間に、何かしなくてはと考えていたと硝子に言います。
すると、硝子が出した答えは…。
永束の“友達”への強い熱意が将也をサポートしている様にも見え、その熱意は硝子にも伝わっている様にも見えました。
ナイーブに悩みを持つ硝子に対し、明るくポジティブな答えで返す永束、全く対象的なものの、互いに合っているのではと思いました。
第47話 佐原みよこ
佐原は今でも、小学校時代に硝子と仲良くした事で植野らクラスメイトから貶された小学校時代の夢を見ます。
この小学校での出来事以来、佐原は家に引きこもったり、中学に進学してもクラスメイト達を避けて保健室登校を行う様になっていました。
それでも佐原は、嫌な子がいる時こそ自分が変わるチャンスだと考え、独学で手話を学び始め“高めろ、自分を変わり続けろ”と自分に唱える様に思い続けていました。
その後、女子高に進学した佐原でしたが、偶然にも植野と同じ学校でクラスも一緒でした。
最も会いたくない者と対面しつつ高校生活を送っていた佐原でしたが、そんな佐原に数人の後輩達が駆け寄って来ます。
彼女達によると、佐原の体形がスラッとしてカッコイイと言い、学校内の発表会のモデルをやってほしいと懇願してきたのでした。
後輩達の熱意に渋々承諾した佐原でしたが、自分が“スラッとしてカッコイイ”なんて思われていた事に困惑しつつ“私、変われた?”と思っていました。
しかし、近くで植野が他の女子達と誰かを貶す様な話を聞き、佐原は自分の事ではないかとドキッとします。
それでも佐原は、自分はもう子供ではないと自分に言い聞かせ、“高めろ自分を、変わり続けろ”と思い新しい一歩を歩み始めたのでした…。
珍しく佐原がメイン、かつ彼女が歩んで来た人生が描かれていますが、誰しも完璧に強いもの
はいない事が伝わって来て安心できる感じです。
佐原がスタイルの良さを指摘されそれに気付く様に、自分自身の良さに気付き劣等感から開放する事は中々難しいのかなと思いました。
第48話 川井みき
将也が通っていた学校のクラスでも、彼がマンションから落ちて大けがをしたという知らせを担任教師が行い、生徒達はざわつきます。
クラスの生徒達は、将也が“自殺”または“ネットに掲載する”為にマンションから落下したのでは揶揄します。
永束はそれを否定し、将也は女の子を助けようとして落下したと訴えるが、生徒達は信じようとしません。
そこへ、川井が自らクラス代表として将也の見舞いに行くと名乗り出て、将也へ贈る為の千羽鶴を折る事を生徒達へ提案します。
川井が行った行為に対し、生徒達は携帯電話を用いて誹謗中傷な言葉でやり取りを行っていました。
川井自身もその様子を目撃し、ある生徒の携帯電話の画面に書かれた“まじ気持ちワルイ”という言葉が胸に突き刺さります。
自分は誰よりも完璧に努力をしてクラスの為に頑張って来たのに、何故こんな事を言われなければならないのかと川井は憤慨します。
川井は、将也、硝子、植野らに対する思い込みや憎悪感を抱きつつ、病院へ向かいます。
その道中で真柴に出会った川井は、自分がイジメられていると話すも、真柴はあまり気に留めていませんでした。
将也が入院する病院に到着した川井達は、そこで硝子や佐原と合流します。
すると硝子は、“みんなで映画作りを再開しませんか?”と書いたメモを川井と真柴に見せてきますが…。
将也が事故に遭ったにも関わらず、クラスメイト達が面白おかしくネタにしようとしている事から、まるで人情や温かさといったものは遠くに行ってしまったかの様に感じました。
川井もまた、自分の出した提案に対しクラスメイト達が陰で誹謗中傷な投稿をしているのを見て、周囲への不信感を持ち自身が壊れて行く様にも見えました。
第49話 真柴智
将也が入院している病室の前にて、植野と川井が言い争っていました。
植野は病室にいた硝子を締め出す為にいたと主張したのに対し、そんな事をする資格はないと川井は言い、互いの意見が食い違います。
そこへやって来た将也の母親・美也子に対しても、川井は植野が病室に籠城していると告げます。
しかし美也子は、好きにすればいいと言い、将也が好きな音楽CDを聴かせて欲しいと植野に渡し、その場を立ち去って行きます。
川井は急いで美也子を追いかけますが、美也子は廊下で一人の女性とぶつかります。
美也子はその女性に謝りつつ、彼女が持っていたヘアカタログを自分も持っていると話します。
直ぐに川井と近くにいた佐原が声を掛けた事により、女性が硝子である事が分かった瞬間、美也子は“じゃあ、ね”と硝子に告げます。
美也子は、今はどの様な言葉を伝えていいか分からない、将也が目覚めたらゆっくり話そうと硝子に伝えて欲しいと、川井達に言い帰って行きます。
美也子達が帰った後、真柴は以前将也を殴ってしまった事を話し、自分こそ将也の病室に入る資格が無いと言い出します。
真柴は、映画作りは良い事だと硝子に言い病院を後にし、川井も同じ事を言い真柴の後をついて行きます。
その帰り道、真柴は“僕は昔…まゆ毛の太さが普通じゃないってからかわれてたんだ…”と川井に言い、自らの幼少期やずっと抱いてきた思いを打ち明けます…。
美也子や真柴には、将也や硝子を何とかしてあげたい純粋な気持ちがあり、それを不器用に伝えられない照れ臭さがあった様に思えます。
また、真柴が幼少期から歩み抱き始めてきたイジメに対する複雑な思いから、彼の胸の内が一気に打ち明けられてきた感じではないでしょうか。
第50話 植野直花
植野は小学校時代から密かに将也へ思いを寄せており、彼が行う硝子へのイジメに加担するかの様な行為を行っていました。
しかし将也がイジメられる立場になると、彼へのイジメを行う等、歪んだ“好意”を行っていました。
島田に仕向けられる様に植野は将也の机に落書きをしますが、ある朝に硝子がその落書きを必死に拭き消そうとしているのを目撃します。
植野はそれに動揺し、硝子が将也に好意があるのではと思い込みます。
そして“許せない、ハラグロ‼”と硝子に異常な嫉妬心を抱き今に至っており、病室で寝ている将也を見ながら“西宮なんかにダマされんなよ”と思っていたのでした。
また植野は島田や密かに島田を映画作りに誘い、島田や広瀬らが将也と和解できると考えていました。
しかし将也が意識不明になった事により、植野の気持ちは揺れており、目が覚めた将也が自分を選んでくれないんだったら“目覚めない方が、ずっといい”と植野は思っていました。
そう考えていた植野の目の前に、硝子が現れます…。
植野の将也に対する思わぬ思想が発覚した回でしたが、好きであればある程に自分の思うがままにしたいという思いが伝わり恐ろしいです。
ただ、植野のみならず、人はストレートに物事や感情を伝える事が難しいのかもしれません。
第51話 西宮硝子
硝子は、火曜日に皆で再び集まろうと植野に伝えますが、それを拒否されます。
また植野から、映画作りの音楽担当の連絡先を書いたメモを渡す様に硝子に言いました。
新学期が始まり、硝子は植野からもらったメモを永束に渡し、植野を呼ぶ事ができなかった事を謝ります。
それでも永束は硝子を励まし、植野に衣装デザインをして良かったと思わせるくらいにいい映画を作ろうと話します。
硝子は佐原や川井達と共に、母校である小学校を訪ねていました。
教室の椅子に座った硝子は、将也やクラスメイト達と過ごした日々を思い出していました。
勉強や合唱コンクールに参加したり、また家では家族と団欒とした時が次々と頭の中で巡っていました。
そうした過去の思い出を振り返りながらその夜、床に就きながら硝子は涙を流していました。
すると、硝子の脳裏に将也が現れ、彼が“最後に挨拶してからしのーと思ってさ、じゃーな西宮”と口にした様に感じた硝子は…。
硝子が目にする今の複雑な現実と、小学校時代からの楽しかった日々を交差する描写がな
んとも切ないですね。
将也からの“別れのメッセージ”を目にしつつも、硝子の最後まで諦めたくないという思いが伝わって来ているかの様な感じです。
第52話 静寂
深夜0時近くを回るなか、硝子は家を飛び出し池の橋へ向かいます。
そこに誰もおらず、硝子は一人泣き崩れていました。
同時に硝子は、将也が以前“忘れ物”と渡してきた、小学校時代の筆談用ノートの事を思い出していました。
そしてその頃、病室で寝ていた将也は…。
硝子の懸命な行動により、将也に何か“奇跡”が起きそうでドン底まで落ちる事はないと思えました。
硝子が筆談用ノートの事を思い出す様に、年齢を重ねても昔の記憶は鮮明なままだと感じました。
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