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ゴールデンカムイ7巻ネタバレや無料で読む方法など|エッチな占い師の登場!

『ゴールデンカムイ』第7巻は、旅を続ける杉元達が、より“厄介な出会い”に次々と巻き込まれていきます。

占い・競馬・侠客、更には“モンスター”の襲来と、立て続けに試練が降りかかります!

 

『ゴールデンカムイ』7巻には第60話~第69話までが収録されています。

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第60話 イカッカㇻ・チロンヌㇷ゚

杉元とアシㇼパが山中で仕掛けた罠に獲物のキタキツネが掛かっているのを見つけました。

キツネやカワウソの皮を売ってお金を作る必要がありました。

白石がホテルで爆薬を台無しにしたうえ、アシㇼパから借りた金まで競馬に使ってしまったからでした。

 

杉元達は、苫小牧にあるアシㇼパの祖父の弟にあたる人の家に居させてもらう事となりました。

その人は“不思議な女がこの村に居ついて、『過去や未来が見える』と言って、村の皆がおかしくなっている”と言いました。

 

そう話していた時、彼等の前にその女性が現れます。

若くて妖艶な雰囲気を漂わす彼女は『インカㇻマッ』という名で、占いが得意で『シラッキカムイ』というキツネの頭骨を用いるそうです。

彼女は早速、杉元達が“探し物をしている”と当てたうえ、それに対しても“希望は持てない”と占ってきます。

 

それに対しアシㇼパは“私は占い何かに従わない、私は新しいアイヌの女だから”と言い返します。

するとインカㇻマッから“そうですか…。ところで、探しているのはお父さんじゃありませんか?”と指摘され、アシㇼパは内心ドキッとします…。

 

昔から、祈祷や占いといったものがあるんだなと思いました。

しかもよりによって、弱っている・困っている時にこういった存在が寄って来る場合が多く、厄介だと思います。

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第61話 蝦夷地ダービー

白石はインカㇻマッの占いを、競馬に生かそうと考え彼女を競馬場へ連れていきます。

そして競馬のルール等を教え、インカㇻマッに“頭骨占い”で1着になりそうな馬を当ててもらい、白石は自分のヘソクリで馬券を購入します。

 

すると見事に予想馬は1着となり、白石は大喜びで思わずインカㇻマッに抱き着きます。

その次以降のレースも彼女に占ってもらう事にしますが、その度にインカㇻマッは白石に“魔除けのお守り”等を売りつけ、白石も迷う事無く購入します。

 

完全にインカㇻマッの思うがままになっている白石に対し、途中からやって来たアシㇼパが“目を覚ませ、占いで博打を打つなんて必ず痛い目に遭うぞ。

この狐女に誑かされるな!”と叱責し、彼の足を思い切り叩きます。

 

そんななか、“次に勝ちそうなのは、3番か4番だな…”と馬を見ながら予想をしているキロランケの姿がありました。

キロランケは幼い頃から馬に乗って育ち、日露戦争時でも工兵部隊の馬の世話をずっと任されていた為、馬の様子が分かるとの事です。

 

そんなキロランケがふと、地面に落ちていた騎手の帽子を拾い被った時、彼に“ここにいたのか高崎!”と一人の男が声を掛けて来ます。どうやらある騎手と見間違えた様でした。

続けてその男は、“その帽子の騎手が逃げちまった、あんた馬に乗れるかい?”と助けを求める様に、キロランケに尋ねます…。

 

この作品では、現在では当たり前となっているサブカルチャーについての歴史も細かく描かれており、とても勉強になります。

また、キロランケも少々イメチェンしますが、これはこれでイケメンですね。

 

第62話 替え玉騎手キロランケ

杉元や白石達の前に現れたのは、髭を綺麗に剃り騎手の姿をしたキロランケで、“最終レース3番の馬に乗る。儲けたきゃ掛けろ、俺が勝つぜ”と言ってレース場に向かいます。

 

そんなキロランケに歯向かう様に、白石はまたもインカㇻマッに1着の予想を占ってもらいます。

アシㇼパの“もうそこまでにしておけ”という忠告も聞かず、インカㇻマッの“3番は勝たず、6番が勝つ”という占いに耳を傾け馬券を買いに行こうとします。

 

杉元が白石を止めるも、既にインカㇻマッが6番の馬券を購入していました。

そして、彼女は“(6番が)外れた方が好都合なんじゃないですか?大金を手にしてしまったら、アシㇼパちゃんに協力するでしょうか?”と喧嘩腰に言ってきます。

 

杉元は、インカㇻマッを睨み“金が手に入ったから『いち抜けた』なんて、そんな事…、俺が言うとでも思ってんのか!”と言い返します。

インカㇻマッは杉元達の意思を感じ取り、“あなたの眼、お父様と同じ綺麗な色ですね”とアシㇼパに言い馬券を叩き付け、“また会いましょう”と言い残し、損の場を去って行きます。

キロランケが“替え玉騎手”として参加する最終レースが、いよいよスタートを切りました…。

 

白石は欲望のままに行動を取り、杉元達の足を引っ張っている様ですが、ストーリー展開上では必要不可欠な存在かもしれませんね。

個性が際立つ程、物語にも拍車が掛かると思われるので。

第63話 モンスター

杉元達一同は再び旅へ出発し、途中で日高アザラシをアシㇼパが捕らえ、その肉の鍋料理に舌鼓を打つ一面もありました。

道の途中でキロランケが“(白石が)札幌で遊女から聞いた囚人の情報について、心当たりはないか?”と聞いて来ます。

 

白石によると、(『札幌世界ホテル』の女主人・家永が)ある日泊まりに来た若い男と中年男性のうち、若い男を地下に監禁・拷問します。若い男は喚きつつ、“同行した男は、あんたと同じ刺青をした、脱獄犯だ”と言いました。その頃既に双方の男性は逃げ出していたとの事です。

 

逃げた男は、“日高へ行き『ダン』というアメリカ人男性に会う”とも言ったそうです。

その後、アシㇼパの祖母の姉がいる村へやって来た杉元達ですが、祖母の姉が突然ポロポロ涙を流し泣き出します。

 

聞くところによると、祖母達の家には代々譲りうけて来た『宝物』である、アザラシの皮で作られた衣服が、(祖母の姉の)義理の息子により僅か30円で売られ、彼も蒸発したそうです。

アシㇼパは何とかその衣服を取り戻そうと考えます。そして衣服を売った相手は近くで牧場を経営するエディー・ダンというアメリカ人である事が分かります…。

 

“アザラシを捕らえる”と聞くと“何て事を…”と思っちゃいますが、昔は当たり前の事としてやっていたのかな?と、時代と文化の違いを痛感しました。

時の流れと共に、習慣も知らず知らずのうちに変わってしまうものでしょうね。

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第64話 悪魔の森のオソマ

杉元達はエディー・ダンというアメリカ人男性に会う為、彼の牧場へ向かいます。

アシㇼパがアザラシの皮の衣服の事を話すと、“モンスターを斃せたら、30円でアザラシ皮の服を返そう”と要求を突き付けて来ます。

ダンが言うには、彼が飼っている馬が何頭も“モンスター”に襲われているのだそうです。すると、またも馬が襲われたと知らせがあり、一同は外へ駆け出します。

 

遠くで何やら巨大な物体が馬を背負っているのが見え、よく見るとそれは赤毛のヒグマでした。

杉元が直ぐに猟銃で狙撃を試みるも、逃げられてしまいます。それでもアシㇼパは、“この取引き受けてやる。アイツを斃したらアザラシの皮を返してもらう”と言ってきます。

 

“ヒグマ退治”へ向かう際、杉元はふと“アメリカ人の馬が食われようと、知ったこっちゃない。

こんな事、時間の無駄じゃないか?”とアシㇼパに問いかけます。するとアシㇼパは、“じゃあアメリカ人を殺して服を奪うか?アザラシの服はフチ(祖母)達の花嫁衣装だ、あの服はせめて血で穢したくない”と特別な思いがある事を伝え、足を進めます…。

 

周囲には分からなくても、その人にだけ持っている“特別な思い”が、人それぞれには必ずあると思われます。そして、その思いは、一生変わらない様に思います。

 

第65話 不死身の赤毛

杉元とアシㇼパとは別れて行動していた、白石とキロランケの前に巨大ヒグマが現れ、彼等に向かって突進してきます。

慌てて目の前にあった民家に逃げ込み、住人らしき初老の男性に棚で通路を塞いだりする事を手伝ってもらいます。

 

一方、杉元とアシㇼパの前にも一頭のヒグマが現れ、こちらは以前ダンによって片目を撃ち抜かれていました。

更にもう一頭、同行した男性に別のヒグマが襲いかかります。アシㇼパの弓矢は、以前ヒグマの襲撃で白石が折ってしまい、杉元の銃も効かず成す術がありません。

 

白石とキロランケも同じ様な状態でしたが、彼等の目の前に“何をやってるんですか?”と、奥の勝手口から入って来たという一人の中年男性が声を掛けて来ます。

 

その中年男性はあまり状況が読めてなかったものの、“ここは自分の家だ”と言います。

すると、この家に来た時にいた初老の男性は誰か?とキロランケ達は疑問を抱きます。そして、後にこの家で起こったとんでもない“惨事”を目の当たりにするのです

 

二つの事件がこちゃごちゃし分かりにくい点もありましたが、後に展開する大事件へ持って行くには、良い要素になっていったのかなと感じられます。

 

第66話 恐怖の棲む家

杉元達が二頭のヒグマの襲撃に悪戦苦闘していた頃、白石とキロランケはヒグマから逃げ出した家の中で、二つの生首を発見します。

しかし家にいた初老の男性は、囲炉裏にずっといたから気付かなかったと言い、途中から来た中年男性にも疑いの余地が出て来ます。

 

そこへ杉元達が来たと同時に、ヒグマの姿もありました。銃の弾が無くなった杉元の前にいるヒグマ一頭目に続き、二頭、三頭と続いて突進してきます。

そんな時、“飛び込め、杉元!”と家の窓から白石の声が掛かり、間一髪で杉元は窓から家の中に入り込みます。

 

しかし安心したのも束の間、窓の外からヒグマの手が同行した男性を引きずり込みます。彼の悲鳴が響く中、杉元が必死に彼の足を掴み引っ張り出そうとします。

それでもヒグマの力は強く、アシㇼパは“もうよせ、お前も引きずり出される!”と止めさせようとします。

 

すると、杉元は“コイツは刺青を持つ脱獄囚かもしれないんだ”と必死に叫び、それに応えるかの様にキロランケが銃剣でヒグマを突き刺します。

杉元が血まみれになった男性を引き出し、彼の体を見たところ、脱獄囚ではありませんでした。

未だに家の周りをヒグマ達が囲っている中、キロランケは階段にある生首を見ながら、“危険なのは外だけじゃない”と2人の男性を指摘します…。

 

ヒグマ達の襲撃は、何だか“ゾンビ映画”を思わせる様な迫力がありました。追い詰められる程に、より迫力が増すと思われます。

 

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第67話 丁半

初老男性は『若山輝一郎』、中年男性は『仲沢達弥』とそれぞれ名乗るものの、彼等の行動・言動に違和感を覚えたのは事実です。

杉元が“面倒くせえ、(刺青があるかどうか見る為)脱げ”と言った瞬間、若山が素早い居合斬りで杉元に襲いかかります。

 

若山は競馬場の馬主親分で、キロランケのせいで競馬を大損した事が気に食わず、落とし前を付けさせようとしていました。

杉元と若山が互いに武器を用いて睨み合っていると、アシㇼパが“いい加減にしろ、殺し合ってどうする、ここを脱出する事が優先だろ!”と説得します。

 

すると若山は、自分はやくざの博打打ちだから“博打で誰が外にある銃の弾丸を取りに行くか(ヒグマの的になるか)決めよう”と言いだし、キロランケと『丁半』(偶数なら『丁』、奇数なら『半』)で勝負する事となりました。

先ずイカサマが無いか、『壷振り』をさせる仲沢の服を脱がせてまで確認し勝負が始められます。

キロランケが『半』を賭けた結果、“イチロクの『半』!”と出ました。その途端、若山が突然激怒し、仲沢を蹴り上げます。

 

壷の裏側を見ると髪の毛が張ってあり、これでイカサマを行うつもりでした。若山と仲沢が“グル”だったうえ、イカサマに失敗した事に笑い出す一同でした。

若山と仲沢は互いの関係としくじりについて逆上し、その場で口論を始めます。

 

そうこうしているうちにヒグマが玄関までやって来て、若山は覚悟を決めます。そして二つの生首をヒグマに投げ出し無造作にベルトを外しては、ズボンを脱ぎヒグマから必死に逃げる若山の姿を見た一同は、彼の隠された事実に驚愕します…。

 

新しい作品でありながら、懐かしい雰囲気も味わえるかもしれません。

前回から出て来た『若山輝一郎』も、明らかに昭和の映画スターを思わせるキャラクターと立ち振る舞いですね。

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第68話 侵入

若山が一頭のヒグマから必死に逃げる中、家にもう一頭のヒグマが侵入、杉元は弾丸を込めます。

更に“俺は不死身の杉元だ!”と叫び、ヒグマの口の中に銃を撃ち込みます。

 

家の外では未だに他のヒグマがうろうろしている頃、アシㇼパは倒したヒグマを解体し内臓から油を取り出し、杉元達の傷の手当てを行います。

その一方で、家の中にあった農具を用いて槍を作ったりして、本格的にヒグマ退治へ立ち向かっていきます…。

 

杉元達が覚悟を決めた思いがひしひしと伝わり、奥に秘めていた力を出し始めた事が表現されていたと思います。

何か踏ん切りがつくと、“やってやる!”という意気込みが出るものなのかもしれません。

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第69話 脱出

ヒグマ退治の槍を作り、杉元が投げ、外にいる一頭のヒグマの体に突き刺さります。

そしてもう一本を投げようとした時、もう一頭のヒグマが二階へ侵入します。その頃、ダンの家に若山が無断で踏み込みます。

 

若山は一ヶ月前にダンのもとへ馬を買いに来ており、今回はダンに対し、彼が持っている持っている最も強力な武器を寄こす様に要求します。

そして、機関銃を手にした若山はダンの車に乗り“挽肉にしてくれるわ、クマ公ども”と、有頂天で再び山へ向かいます。

 

やがてヒグマの猛攻に成す術がない杉元達のもとへ、遠くから“姫~ッ!”と叫ぶ若山の姿がありました。

その叫びに杉元達は一瞬戸惑いつつも、直ぐに身を交わすと同時に、若山の機関銃がヒグマへ連射されます。

 

しかし奥から、もう一頭がやって来たのを確認すると、杉元達一同は急いでダンの車へ乗り込み、走り出します。

ヒグマから、猛スピードで逃げ出すダンの車でした。その時、車から若山の刀が車から落ち、それを拾おうとした仲沢も転げ落ちてしまいます。

その途端、仲沢はヒグマに襲撃されてしまいます。すると若山は“愛する” 仲沢を助ける為に、ヒグマへ自ら身を投じていくのでした…。

 

若山と仲沢の“関係”も明らかとなっていく回ですが、互いに深く慕っていたという、何となく理解できそうで難しい関係ですね…。

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