ぶっ飛び人質姫スヤリスと魔物達が繰り広げるファンタジーギャグマンガもついに10巻！今回はみんなで魔王タソガレのお父さんに会いに行くことに。しかし、そこで起こる大騒動！今回ももハイパワーで発進！
漫画『魔王城でおやすみ』10巻には第118夜から第130夜が収録されています。
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目次
第118夜 君は何も知らない
まったく魔族を滅ぼそうとしないスヤリス姫にアラージフは諦め顔。姫にたくさん魔法を授けたのに有意義に使ってくれないからです。そんなアラージフは姫を放っといて、自力で魔王城から逃げることにします。
自分を扱ってくれる勇者アカツキの元へと旅立つアラージフ。魔物が運ぶ荷物に紛れて脱出を試みます。運ばれている最中、アラージフは今まで知ることのなかった姫の奇行を目撃していきます。
ハサミを持って布を裁断したり、宝箱を破壊したり、勢い余ってマグマに落ちて死んでしまったり、おばけふろしき相手に大暴れしているところを…。
姫の戦闘能力の高さにアラージフも驚きます。しかし、なおのこと自分は必要ないと感じ、魔王城から去ろうとします。そこへ姫が現れ、アラージフにプレゼントをおくります。今日作っていたアラージフ専用の枕にもなるブックカバーです。
できたブックカバーをアラージフにつけて、枕にして眠るスヤリス姫。自分をまだ使おうとしている姫に、アラージフは脱出を見送るのでした。
第119夜 眠りのスヤリスの事件簿
“スヤリス探偵事務所”というチラシを見た魔王タソガレ。姫がまた何か企んでいると知り、姫の元へと向かいます。どうやら眠りながら推理をする探偵に憧れてしまった様子。部屋の外を見ると悩みを抱えた魔物達の行列ができています。姫は早速寝てしまい、代わりに魔王タソガレが解決していくことになります。
眠った姫の後ろに待機した魔王タソガレ。最初の依頼は「物探し」。城主であるタソガレは素早く解決していきます。次の依頼も解決していきますが、寝ている姫がもたれかかってきてバレそうになります。なんとか姫の姿勢を正し、ピンチを回避。タソガレが解決したお陰で名探偵スヤリスの名声が上がっていきます。
やっと起きたスヤリス姫。寝ながらもタソガレが依頼を解決していたことを聞いており、「城主にしかできないこと」とタソガレを褒めます。そしてまた眠りにつくのです。翌日も探偵になっていた姫ですが、ハーピィの依頼を解決できず、それを見ていたタソガレがもう一度解決に乗り出そうかと思案するのでした。
第120夜 逆に器用な曲線
夜、鏡で前髪を見ていたスヤリス姫。気になった前髪をハサミで切ってしまいます。
食堂に現れた姫の前髪はとても短くパッツンパッツン。タソガレ達一同は姫の前髪にとても驚きます。しかし、言ってはいけないことだと思い、我慢します。姫は切りすぎた前髪を気にして落ち着かない様子ですが、それを悟られまいと平気なそぶりを見せつけます。優しい魔物達に囲まれて、変に恥をかかなくて済んだスヤリス姫ですが、牢屋に帰る途中会ったあくましゅうどうしに前髪を指摘され、恥ずかしさのあまり彼に頭突きをかまして牢屋へと帰っていくのです。
夜中に髪を切るものではないと反省しながらも、たくさん寝たら髪が伸びると信じて眠るスヤリス姫。翌日、牢屋の前には育毛アイテムが差し入れとして置かれてありました。
第121夜 魔王城でお休みの姫
姫が次にモフりたいターゲットはレッドシベリアン・改。 改の仕事を見学したいとタソガレに申し出ます。まったく休みを取らない改なので、これを機会に姫と一緒に仕事を休むよう命じます。
困惑する改ですが、万年日曜日のスヤリス姫に休日の過ごし方を教えてもらえとタソガレに言われ、渋々休日をとることにします。まず行ったのは、バカンス用の服装に着替えること。
ペアルックで歩く2人に違和感を感じる魔物達ですが、2人は音楽を流したりして休日感を演出します。さてやってきたお昼寝タイム。改はまだ休みをとることに抵抗があるようですが、改のことを気遣ってやったことだと姫は諭します。
安心してお昼寝をする改。彼のモフモフとした胸に飛び込み一緒に眠るスヤリス姫。有意義な休日となりました。翌日、姫に尻尾をふる、改の姿があったのでした。
第122夜 大規模な父母会が始まる。
事の発端は些細なケンカ。姫とポセイドンがナスあざらしを巡って口喧嘩をしていたのです。そのケンカの様子をモニターで確認することになったタソガレ達ですが、言葉の意味合いを勘違いしてしまい、姫とポセイドンが愛し合っていると誤解します。
モニターに映されたリアルタイム中継をみんなで観ることにしたタソガレ達。ナスあざらしの好きなところを言い合っているのに、それが「お互いの好きなところ」を言い合っていると勘違い。神と人間のスキャンダルに最年長者であるあくましゅうどうしに意見を求めますが、彼はショックのあまり、言葉を発することができません。モニターは2人が仲良く寝ているシーンへ。ナスあざらしを抱っこしてすやすや寝ています。
翌日、改が本人達に真意を聞きますが、「何言ってんの」と冷たく言われてしまいました。
第123夜 動物病院に連れてこられた猫
しおらしい人質の映像を見せ勇者を煽る…。タソガレ達は姫を使った映像を作ることにします。撮影場所は死の谷。姫には”紅葉狩り”と嘘をつき、彼女を連れて行きます。
着いた場所には紅葉なんてありません。様子がおかしい姫はみんなに騙されたことに傷つき、暴れてしまいます。撮影のため、決まった位置に立って欲しいのですが、みんなに対する恨み辛みを投げ、逃げていきます。騙されて怒った姫に撮影どころではありません。嘆くタソガレですが、一部始終を撮影してた映像を確認すると、奇跡的にもそれらしい人質の映像に仕上がっていたのです。
暴れ疲れて眠ってしまったスヤリス姫。出来上がった映像は後日勇者に向けて流されることに。しかし、撮影の帰り、うっかり紅葉狩りの山を通ってしまいます。お話は次回へと続きます。
第124夜 うちの姫知りませんか
前回の続き。帰る途中休憩を取るために、紅葉がある山を訪れたタソガレ一行。眠っていたスヤリス姫は紅葉を追って、単独行動をとってしまいます。
いなくなった姫を探してその山に住んでいる魔物に協力を仰ぐタソガレ達。一方、タソガレ達の方が迷子になったと思い込んだ姫は、また別の魔物に事情を説明してしまいます。双方の特徴をそれぞれの魔物達に伝えますが、うまく伝わりません。近くにいることに気がつかない姫とタソガレ達は、通信機器を使ってやっとお互いの場所を知ることができたのです。
紅葉を集めてベッドを作った姫。みんな仲良く紅葉ベッドで一眠りすることに。しかし、魔物の匂いがするスヤリス姫に「姫は魔物説」が流れてしまうのでした。
第125夜 本当にすみませんでした
人間と魔物のハーフ、ナーミエ。彼は3つの顔をもっていました。ある時は人間、ある時は一般魔物、またあるときは魔王城のコック。ナーミエは魔王城でスパイ活動をしていたのです。
秘密裏に行動していたナーミエですが、スヤリス姫と出会ってしまいます。自分のスパイ行動が姫にバレたと思い込んだナーミエは、姫の行動を深く考え込んでしまいます。
翌日、食堂にご飯を食べにきた姫。姫の真意が聞きたくて、姫の注文”怪鳥どんぶり茶碗蒸し”に「どう(魔族を)殺す？」と描きます。しかし、意味のわからない姫は茶碗蒸しをそのままスプーンで豪快にすくって食べてしまいます。
どんぶりサイズの茶碗蒸しを食べて満腹感で眠る姫。ナーミエの思い込みはまだ続きそうです。
第126夜 悠々自適に憧れて♡
旧魔王城が倒壊寸前との知らせを聞いたタソガレ。ハデスが言うには城を支えていた魔力が薄まっているのが原因とのこと。旧魔王城の修復を試みるタソガレは、父である先代魔王に会いにいくことに。
先代魔王ウシミツが隠居する伏魔殿へとやってきた一行。完全秘密にしていたのに、なぜかこの情報を知ったスヤリス姫も着いてきてしまいました。隠居生活を見学したいのだとか。しかし、こんな自由奔放な人質を父に見せたくないタソガレですが、帰りの門を閉めてしまい、姫だけ返すことができなくなっていたのです。
いつものまどろみに陥る姫を担いで、致し方なく伏魔殿へ！父との面会は次回へ続きます。
第127夜 息子さん頑張ってますよ
前回の続き。眠る姫をおんぶして先代魔王ウシミツの元へと来たタソガレ一行。姫は人質ではなく、魔物の1人として紹介する手筈で父に会いに行きます。
とてつもない威圧感を放つウシミツ。みんな緊張の面持ちで挨拶をします。お願い事を切り出そうとしますが、運悪く姫が起きてしまいます。魔物として紹介しますが、「大人しくする」という約束をこのタイミングで思い出した姫は、人質の格好をしてウシミツと話します。姫のことを不審に思うウシミツは姫がタソガレの嫁だと勘違い！
「お前達の願い事は聞けない」と怒り気味のウシミツ。お話は次回へと続きます。
第128夜 お父上は心配症
スヤリス姫をタソガレの嫁だと勘違いした父ウシミツ。自分の嫁を人質のように扱うドクズに育ったと激怒します。
タソガレにはウシミツの怒りの原因がわかりません。父の質問に一つ一つ丁寧に答えていきますが、ウシミツは自分の嫁を人質のように扱っていることを確認し、大噴火！強力な魔法の一撃を放ちます。
十傑集一同でバリアーを貼り攻撃に耐えます。ウシミツが何か勘違いをしていることに気づいたタソガレ達。やっとこさ誤解は解け、旧魔王城の修復のお願いをするのです。
姫は人質であることを知ったウシミツはタソガレを叱ることなく許してあげます。なぜなら、ウシミツの愛犬クッキーと姫が仲良くなっているから。クッキーの膝枕で眠るスヤリス姫。旧魔王城の修復も快く承諾してもらうのでした。
第129夜 オトンとボクと、時々、人質
旧魔王城を修復した先代魔王ウシミツ。帰りにタソガレが治める魔王城に寄ることに。父に褒めてもらいたいタソガレは張り切ります。
魔王城を案内していくタソガレですが、勤務時間中に遊ぶ魔物達ばかり。ウシミツの顔が険しくなっていきます。自分の部屋なら問題ないと、部屋へと案内しますが、枕投げをしたいスヤリス姫が侵入していました。ウシミツはタソガレに魔王の威厳がないと厳しい言葉を投げます。タソガレはひどく落ち込みます。しかし、ウシミツは、城のみんなが活気に溢れていることに大満足。タソガレに自信を持つよう励まします。健やかに眠るスヤリス姫の寝顔がそれを示しているというのです。
帰って行ったウシミツ。日頃から自分に自信が持てないタソガレは少し前向きになったようです。
第130夜 よりそってほしいの
先代魔王ウシミツの隠居生活を見学したスヤリス姫。ウシミツの愛犬クッキーのように有能なお付きが欲しいと考えます。
タソガレにお願いしたものの、即却下。でびあくまを有能なお付きにしようとしますが、
選外。はりとげマジロをはじめとするみんなにお付きになってほしくてスカウトを始めますが、その言い方が「朝から晩までよりそってほしい」と情熱的。みんな、赤面して逃げてしまいます。うまくスカウトできたと思い込んでいる姫は満足のうちに牢屋へと帰っていきます。
姫にプロポーズをされたと勘違いしたみんなは、姫の牢屋まで押し掛けます。しかし、枕元にある”お付き当番表”を見て、呆れ顔の一同なのでした。
漫画『魔王城でおやすみ』10巻 まとめ
姫のイタズラは止まらない！睡眠をめぐるギャグファンタジーに魔王タソガレと先代魔王ウシミツの父子愛も加わった10巻です。
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