漫画『ゴールデンカムイ』第18巻は、北海道・阿寒湖で数日前から行方不明になっている土方を探しに向かった門倉が境地に立たされます。
その一方で、アシㇼパに金塊に関する手掛かりを思い出させようと、キロランケはかつて行動を共にしたソフィアが収監されている亜港監獄へ尾形やアシㇼパらと共に向かいます…。
漫画『ゴールデンカムイ』18巻には第171話~第180話までが収録されています。
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目次
第171話 樺太アイヌの刑罰
杉元は一人、岩息舞治の刺青の写しを手に取り見つめており、月島や鯉登らが“杉元に(暗号が)解けるわけがない”と茶化します。それに対し杉元は、“気付いてる事があるけど、お前らには教えてやんねー”と言いつつ、心中ではアシㇼパの事が気掛かりでした。
その時、一人の男が外にいたエノノカを捕まえ、小刀を顔に近づけ人質にします。アイヌの男達は彼に銃を向けるも、彼はエノノカに刃物を向け続けます。すると突然、杉元が勢いよく男に突進していきます。男が杉元の首に向かって小刀を突きつけるも、男の後ろの木に隠れていたチカパシが小刀を鞘に納め、杉元の膝蹴りが男の顔面に直撃し、エノノカは難を逃れます。
エノノカを人質に取った男は、杉元達がいる場所から東に位置するアイヌの村に住み、人を殺して逃げて来たそうです。彼は地元アイヌのやり方(『イトイウリ』(生き埋め刑)という、直接的な不浄な殺人を避けるやり方)で、処罰されるとの事です。
一方、網走から南に位置する北海道・阿寒湖の旅館にて、永倉新八と元・網走監獄監獄部長・門倉が、二日程前から消息を絶っている土方歳三について話していました…。
杉元がアシㇼパを思う気持ちや、エノノカを人質に取った男との戦いでの緊張感等、キャラクターの心理描写がしっかりと描かれていると思えました。
第172話 阿寒湖のほとりで
土方と牛山を探しにを探しに向かった門倉と彼等と行動を共にするアイヌのキラウㇱで、地元の人に土方について尋ねるも“知らない”の一点張りでした。また門倉の前に、凍った湖の上でスケートを楽しむ一人の少年がおり、彼にも土方や牛山について聞いてみます。
すると少年は、“おジイちゃん見たよ、何してるか分からなかったけど、昨日その辺に立ってたよ”と答えます。門倉は言われた通りの位置へ行くと、小さな丸いものが落ちていて、それは蚕の繭でした。
門倉は、土方と牛山が阿寒湖周辺に潜伏していた囚人を追って、返り討ちに遭ったのでは?と考えます。その囚人は『関谷輪一郎』という男で、家畜獣医として北海道中の牧場で馬等を診て」
いたらしいですが、その裏では青酸カリやヒ素といった毒薬で“30人は殺した”との事です。
関谷は、土方に幾つかの蚕の繭(フグの毒・ヒ素・トリカブト・ストリキニーネが入り、残りは毒が無い『当たり』だという)を見せ、“どれか飲めば牛山を解放する”と言ってきます。
土方は“遊びに付き合う気は無い”というものの、関谷は牛山をフグ毒で体の自由を奪いチョウセンアサガオで意識を混濁させ棺桶に入れたので、“(牛山を助けたかったら試してみろよ、自分の運を”と言ってきます。
その後、関谷の前にいたのは意識を失った土方の姿でしたが、毒が致死量だったにも関わらず、それを食してもなお生きている土方の生命力に関谷は驚きつつも、彼を運びその場から去ります。
キラウㇱが、(凍った湖の上で行う)釣りをしていると、一人の男がやって来て、“ワカサギが大漁に獲れたから持って行くか”と渡していきます。その男が頭から被っていた手ぬぐいからは、関谷の顔が出ていました…。
前にも書いたと思われますが、この作品は様々なサブカルチャーの“始まり”も描かれている事が、楽しいと思います。ここではスケートが出て来て、これらも作品の展開で重要なポイントとして生かされているのも見逃せないと感じました。
第173話 僕の怪人
門倉が出会った“スケート少年”が森の中で数人の少年にイジメられた後、紐で縛られ大木に吊られます。いじめっ子達がいなくなった後、少年の前に牛山が現われ、彼は関谷の毒により意識が錯乱状態で言葉もまともに話せないうえ、少年の前でお腹が鳴りました。
少年は、牛山が腹減っていると思い、持っていた桃の乾物を食べさせ、牛山に紐を解いてほしいと言うと、牛山は怪力で少年を吊っている大木ごとへし折り、少年を驚かせます。
それでも縛られた状態から解放された少年は牛山に礼を言い、『チヨタロウ』と自分の名前を告げ、牛山にも名前を聞きます。意識が無い牛山が“おべんちょ…”と言い、それを聞いたチヨタロウが“今日から僕の子分『怪人オベンチョ』だ!”と言い、共に行動する事となります。
その頃、土方を棺に入れた関谷でしたが、牛山が棺を破壊しいなくなった事に驚愕します。一方で、阿寒湖の旅館にいた門倉のもとへ永倉から伝言が届きます。それによると、“関谷が土方を拉致、土方はフグ毒によりもって数時間、手持ちの刺青と交換”する様に関谷から言われ、永倉が一人で土方を探しに行ったとの事です。このままでは土方の命が危ういと感じた門倉とキラウㇱも旅館を出て、探しに向かいます…。
チヨタロウと牛山との関係を見ていると、「フ〇ンケン〇ュタイン」や「鉄〇2〇号」を思い出す様な感じです。また、チヨタロウが桃乾物で牛山を操ろうとしているところがシンプルかつ単純で良かったです。
第174話 湖の中心で突っ走る
チヨタロウは“子分”とした牛山に、得意の『下駄スケート』を教えていると、再びいじめっ子達がやって来ます。チヨタロウは脅えず、牛山に飛び乗り“僕の子分さ”と彼等を見下し始めます。すると牛山は、いじめっ子達を一人また一人と、力任せに張り倒し投げ飛ばします。
チヨタロウは慌てて “やめて、もうやめて!”と(意識が無い)牛山を止めようと桃の乾物を口元に当てると収まり、いじめっ子達はその場から逃げ出しました。
チヨタロウは牛山の恐ろしさに“こいつは兵器だ、葬らないと”と思ったのでした。そして、『湯壺』(阿寒湖に凍っても湧き出た温泉により空く穴)に牛山を落として葬ろうと考えます。チヨタロウは短い間ながら牛山との楽しかった思い出を回想し、湯壺の方向へ桃の乾物を投げ涙ながら“ごめんよ!”とその場を去り、牛山は乾物を加え湯壺に落ちます。
門倉は関谷のいる湖上へ来ると、(武器が無いか確かめる為)衣服を脱げと言われ、裸になり“(刺青人皮が)外套の中にある”と言います。関谷は、門倉が湖畔に隠れたキラウㇱへ視線が向いたり、キラウㇱから借りた小刀を尻に挟み隠していた事等、行動全てお見通しでした。
しかし門倉の方も作戦を考えており、取引をわざと失敗させ、関谷を逃がすというものでした(それにより彼を追いかけ、土方や牛山のいる所へ行く事ができると考えます)。案の定、関谷は下駄スケートで逃げ出し、湖畔の方へ向かいます。
門倉とキラウㇱの計画が上手くいったと思った矢先、突然凍った湖の空いた穴から、牛山の顔が飛び出します…。
この作品に出て来る大半のキャラクターが、ずば抜けた運動神経の持ち主である事が分かります。氷上にて牛山が回転ジャンプをした後、湖に落ちる場面が絶妙でした。
第175話 繭
牛山の氷上での“思わぬ登場”により、門倉とキラウㇱの計画は失敗、関谷を逃がしてしまいます。牛山は冷たい湖に浸り、漸く意識を取り戻します。牛山の上着から白く丸いものが落ち、土方の目撃現場にあった同じ蚕の繭でした。
門倉とキラウㇱは近くにある蚕業農家へ向かい、関谷を探します。そして、湖の反対側に位置する蚕業所入口にいた関谷に、門倉は“土方さんはこの中だな、今すぐ案内しろ!”と刃物を突き付け迫ります。
関谷は動じず門倉を蚕業所の中へ招き、“あんたに試練を与えよう”と言います。二人がいた部屋には、『種繭雄雌鑑別器』(繭の重さを雄・雌により分別する機械)があり、その台の上には幾つもの蚕の繭が置いてありました。
その繭にはトリカブトやフグ毒、青酸カリといった致死量の毒が丸薬として入り、その中に無毒の物もあります。“関谷が毒を引いたら死ぬ直前に土方の居場所を教え、門倉が毒を引いたら関谷が土方を助ける事を約束”するというものでした。
理不尽なやり方に門倉は激怒、刃物を関谷の右太ももに刺し“土方さんはどこにいるんだぁ!”と叫びます。それでも関谷は“(土方が入っている)棺の空気はもう残っていない、もって30分…”と門倉を煽り、結局この“賭け”に乗るしかありませんでした。
互いに繭を選び中に入っている丸薬を飲み込みます。門倉が選んだのはトリカブトで、しばらくすると門倉の額から大量の汗が吹き出し、毒に苦しみ出します。“約束は守れよ”という門倉の言葉に対し、関谷は土方のいる所へ向かいます。
関谷が土方を入れた棺を掘り起こしていたその時、毒を飲ませたはずの土方が地中から飛び出し、関谷の首根っこを掴んで来ます…。
この回の最後の場面を見ると、“絶対”なんて事は無いかもしれないと思わされます。奇跡は起こりうるのかな…?なんて事を感じさせられてしまう場面でもありました。
第176話 それぞれの神様
薬売りの経験も持つ土方は、飲み込んだフグ毒の致死量を下回らせるトリカブトを飲んだのです(門倉もフグ毒を“2つ”飲み毒を抑えた)。そして土方は関谷を斬りつけ、関谷はその場で命果てます。また牛山と不本意な形で別れたチヨタロウでしたが、以前とは目つきが違い、いじめっ子達を恐れず、逆にいじめっ子達がチヨタロウを恐れる様になりました。そして、チヨタロウは“ありがとうオベンチョ…きみを忘れない”と呟いたのでした。
場所はうって変わり樺太アイヌの天幕にいた杉元達は、ロシア語が話せる現地アイヌの男からアシㇼパ達について聞き出します。それによると、アシㇼパやキロランケらは、トナカイを一頭届けに来たとの事です…。
土方と門倉の“毒の致死量を下回らせる”事は、“絶対にマネをしないでください”なんていうテロップが出そうですね。チヨタロウが牛山との出会いで変わりましたが、何かしらターニングポイント的な出来事は起こりうると思いました。
第177話 長谷川写真館
話はひと昔前にさかのぼり、写真家・長谷川幸一はウラジオストク(ロシアの湾港都市)の山上に自らの写真館を経営、ロシア人の妻と生まれたばかりの子供と暮らしていました。そんなある日、長谷川のもとへ尋ねて来たのが若かりし頃のキロランケ・ウイルク・ソフィアで、彼等は写真を撮りに来たのではなく、報酬を払うから日本語を教えて欲しいと申し出て来ます。
キロランケ達にとって、皇帝暗殺後の逃亡生活の合間の穏やかなひと時として、農家で潜伏しつつ『長谷川写真館』へ通いました。日本語を学び、時にはお茶を飲み会話も弾み楽しい時を過ごしつつも、周囲の視線を見渡すキロランケ達の行動が長谷川は気になりました。
“常に周囲を警戒している…”と察し、ある時 “あなたたちはどこから来たのか、本当の事は一つも教えてくれませんが…”と彼等に問い詰めます。長谷川は既に、キロランケ達が“皇帝暗殺”を行った活動家である事を知っていた様です…。
この回からキロランケ達の過去が鮮明に描かれていきますが、何よりもロシア語やロシアの時代背景等が、事細かに描かれて歴史もしっかり学べると思いました。
第178話 革命家
長谷川は自分の妻にしばらくの間、実家に帰り自分が向かうまで、絶対にこの写真館に戻ってこない様に言います。そして、この日もキロランケ達がやって来ますが、長谷川は深刻な顔で“もうここへきてはいけない、今すぐ出て行きなさい”と忠告します。
そこへ、ロシア人の男が一人やって来ます。キロランケらは、その男の恰好から(革命家等を取り締まる)『秘密警察』だと見抜き、男を殴り中へ引きずり込みます(建物の外には他にも秘密警察の男達数人が包囲していました)。
ウイルクが男を椅子に座らせ“何人でここに来た?”と激しく問い詰めると、問い詰めると“我々は日本人を捕まえに来た”と答えます(他のスパイがロシアの秘密警察に捕まり、長谷川の情報をもらした様です)。
ウイルクが男を盾に外へ出ると、たちまち他の秘密警察員との撃ち合いが開始されました。ソフィアがライフルで狙撃し、長谷川が撮影機材に隠していた自動小銃をキロランケがぶっ放し、ウイルクも捕まえた男の頭部を容赦なく撃ち抜きます。
ソフィアが負傷した警察員を追いかけた末に仕留めるも、その先で待っていたのは、あまりに残酷な光景でした…。
時代背景もそうなのか、この作品では大きめのライフルやマシンガンがよく使われると感じました。長谷川の撮影機材に隠していた自動小銃を取り出す際、随分使い慣れしているなと思いました。
第179話 間宮海峡
ソフィアが放った銃弾は秘密警察員だけでなく、近くにいた長谷川の妻子にまで貫通しており、ソフィアは顔面蒼白となり、間もなくキロランケ・ウイルクもその場へ駆けつけます。長谷川は妻の姿を見て“…だめだ”と諦めの意思を見せ、“あなた達はもう行きなさい”と切り替える様にキロランケ達に言い放ちました(以降、彼に会う事はありませんでした)。
手配書が回り、まともに日本へ入国できないキロランケらは『流氷』で覆われた氷上を渡り、樺太へ行く事にします。するとソフィアは、“私は行けない、殺した赤ん坊の事が頭から離れない。女としての幸せはいらない、革命家としてこの地で戦う”と告げます。
“また会おうソフィア”“元気でね、坊や”と互いに言葉を交わし、それぞれの道へ進んでいきました。同じ頃、負傷した妻を看取る長谷川でしたが、彼の衝撃的な事実が判明します…。
残酷な運命は、人をかなり変えてしまう事が分かります。また長谷川が後に杉元達と大いに関わる事となるあの人物だったという事も、どんでん返しな展開で驚きました!
第180話 亜港脱獄
(話は現在に戻り)キロランケ達は亜港監獄にて、ソフィアの“脱獄作戦”を始めようとします。“あの人に会えば、きっとお前は何か思い出す”と、キロランケはアシㇼパへの期待感を抱いていました。
警備が厳しい正門とは反対の海峡に面した堀を4ヶ所爆破。これがソフィアへの“脱獄号令”となるという事です。明け方に実行するも、爆薬の保存状態が悪く、一部の爆薬しか発火しませんでした(亜港監獄から煙が昇っている様子を杉元達が遠くから見ていました)。
それでも爆発音により、寝ていたソフィアが目を覚まし、他の囚人達と協力し脱獄を試み、ソフィアは己の怪力で看守達をなぎ倒していきました。囚人達が逃げようと近くの大きな穴へ入り込みますが、その先にはソフィアよりも恐ろしい“怪物”がいたのです…。
人間・動物問わず最大限の力が出されようとしている事が感じられます。ソフィアの腕力もそうですが、囚人の一人の顔を爪で思いっきり引っ掻いた猛獣の力もすさまじかったです。
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