平の引退する為に、圧勝を目指す高杉達、そんな高杉達の仲間の為にという意識で戦う事に疑問を持つ栗林、攻守コンプリートが見えてきた為、サッカー以外の事を考えられない葦人、それぞれの想いが交錯する船橋戦。プレミアリーグ優勝争いを左右する一戦は、どう展開するか。
漫画『アオアシ』18巻には第180話から第189話が収録されています。
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漫画『アオアシ』17巻ネタバレや感想など|嫌な奴…阿久津の本領発揮⁉
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目次
第180話 プレミアリーグ第8節 船橋学院高校戦
義経、山田が代表戦の疲労と、トップチーム昇格が決まり、無理が利かない為、船橋戦はベンチから外れた為、1年生とレギュラーが入れ混じったメンバー構成となり、新生エスペリオンの新たな戦いが始まった。
前半開始直後から、船橋の中心で代表FWのトリポネ、そして抜群の身体能力を誇る二原を中心に、エスペリオンゴールに迫るが、静かに集中する葦人は物ともしない。
第181話 猛攻船橋
トリポネ、二原を中心に中央を攻め上がるが、守りが固い為にサイドに展開すると、葦人は二原の身体能力に翻弄されて、急停止した二原にぶつかり、ファールを与えてしまい、阿久津から突破力のある二原を重戦車、フィジカルの弱い葦人をプロペラ機に例えて嫌味を言う。
阿久津は、攻撃の仕方を変えてきた船橋に対して、トリポネを冨樫に任せて、二原に自分がつこうとするが、葦人に懇願されて、任せる事となる。
第182話 重戦車とプロペラ機
トリポネと二原だけマンマークにつく守備に変えてきたエスペリオンに対して、さっき葦人を振り切った二原から切り込む。
葦人は、阿久津に言われた重戦車とプロペラ機にヒントを得て、二原を重戦車、自分自身をプロペラ機に例えて、二原だけをマンマークする事で、大友と共に二原を嵌める事に成功し、冨樫もトリポネを抑え込み、やっと前線にいる栗林にパスが通る。
第183話 5年越しの攻撃形
1年生が船橋の攻撃を防いだ事によって、前線の栗林にボールが渡り、個人技でためを作り、味方の陣形が出来上がるのを待ち、攻撃の形を作る。
その攻撃の形は、5年前のジュニアユース時代に、最強の世代と感じて、福田が難しいと思いつつも、栗林達に教えた攻撃の形であった。
その攻撃を成功させる事を見せる事で、平の気持ちが引退撤回に傾く事を信じる高杉が抜け出して、振り回された船橋戦はついて行けずに、チャンスを迎える。
第184話 高杉、執念の結束
守備裏に抜け出して、得点を奪ったと思われたが、微妙に早かったとして、オフサイドの判定でノーゴールとなるが、今まで一度も成功してなかった理想の攻撃形の成功に、全員が奮起する。
守備を完璧にこなしている筈の船橋は、意味不明な動きを見せるエスペリオンの動きについていけなかった。
スルーパスから抜け出した高杉は、平へのメッセージも込めて、先制点を叩き込む。
第185話 5LANE ATTACK
5レーンアタックは、福田がスペインの現役時代に考えた攻撃方法で、現在の主流は、アウトサイドレーン、センターレーンの3レーンで攻撃をしていくのに対して、5レーンはセンターレーンとアウトサイドレーンの間に、ハーフレーンを敷くという事である。
利点として、センターレーン、アウトサイドレーンに関しては、一定の視界しか見られない為、動く方向も限られている事に対して、ハーフレーンは全方向に視界が広がり、あらゆる方向に動ける事で、攻撃が展開できるという事を説明されるが、葦人はいつもやっている事だと感じて話したが、伊達からはそれは3レーンであって、5レーンを意識出来ていないと言われる。
また、5レーンはトライアングルを形成した上で、一定の条件上で展開出来るとして、11人で共有する事で出来る戦略で、福田の現役時代は出来なかったが、今のエスペリオンならば出来ると福田は感じていた。
船橋の夏目監督は、その攻撃が5レーンアタックである事を見抜き、福田は世界を見越したチーム作りをしている事に驚く。
第186話 アシトと5レーン
エスペリオンが5レーンアタックを実践した事にいち早く気付いた夏目監督により、5バックで対応された事により、カウンターを恐れて、なかなか攻める事が出来なくなる。
その事に気付いた栗林は、他のメンバーから足元が弱い為に、あまり5レーンアタックに加わらないように言われた葦人に、葦人の能力だからこそ出来ると感じて、攻め上がる様に指示する。
かなり前がかりな状態になるが、葦人の広い視界によって、遊馬に絶妙なパスが通り、チャンスを演出する。
第187話 水を得た魚
遊馬へのラストパスで、5バックで対応していた船橋の守備陣を崩す事に成功した葦人は、5レーンアタックによって、思った通りに選手が動いていく事に対して、ある種の快感を覚える。
また、栗林は葦人の足元の弱さを実感しているが、葦人のいるべき場所にいる俯瞰のめによって、あらゆる攻撃パターンが頭に流れてくる事で、得点を取る可能性が増えてくる事を感じていた。
ただし、スタンドの花だけは、葦人の集中する様子に怪訝な表情となる。
第188話 10seconds seared into my brain(10秒間の衝撃)
葦人は、目まぐるしく頭の中に流れる攻撃パターンに喜びを覚えて、攻守のコンプリートをこの試合で出来ると感じていた。
しかし、スタンドの花だけは、葦人の様子のおかしさを感じて、何も出来ない自分をもどかしく思った。
栗林から決定的なパスを受けて、ファーサイドに高杉が走り込む事で、夏目監督は2点目を覚悟するが、葦人の出した攻撃はニアサイドへのシュートで、それによりボールを奪われて、トリポネのカウンターを受けるが、秋山のファインセーブにより、無得点に抑える。
第189話 分岐点
葦人のミスによりカウンターを受けた事の衝撃が大きく、5レーンのデメリットに気付き、恐怖を感じるが、高杉の鼓舞により、全員の士気を上げて、後半を迎える事になる。
ただ、栗林だけは葦人に対して、葦人のミスを問いただすが、葦人の答えは予想と違っていた。
また、福田はハーフタイム中ずっと考え続けていたが、リミッターの外れた葦人を見たいが為に、落ち着けと言う言葉を押し留めた。
漫画『アオアシ』第18巻のまとめ
プレミアリーグの優勝争いをするエスペリオンと船橋の一戦は、エスペリオンにとっては、引退を表明した平を、引き止める為という選手の想いを秘めた一戦となる。
だが、トリポネ、二原という身体能力の長けた選手を擁する船橋の攻撃に苦戦するも、葦人の守備により、攻撃に転ずることが出来る。
そして、今回の攻撃は福田が理想として掲げ、ジュニアクラブ時代から指導してきた5レーンアタックでの攻撃だった。
難解な攻撃を葦人の攻撃参加により、先取点を奪うが、集中して周りが見えなくなった葦人の失敗により、ピンチを迎えてしまう。
19巻では、船橋戦の後半戦を、5レーンアタックをまた成功出来るか。トリポネを抑え込む事が出来るかを描きます。