たかぎ七彦先生による鎌倉時代中期に起きたモンゴル帝国・属国の高麗による対馬侵攻の戦いを描いた『アンゴルモア元寇合戦記』。
第2巻は、蒙古軍の容赦ない猛攻により対馬の一軍は撤退をせざるを得ませんでした。それに対し、鎧を身にまとった迅三郎は馬にまたがり、蒙古軍の大群へ身を投じていきます。そんななか、戦いに加勢するとやって来た輝日は、衝撃的な事実を目の当たりにします…。
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漫画『アンゴルモア元寇合戦記』1巻ネタバレや感想など|対馬に蒙古軍襲来!
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目次
第五話
文永十一年十月五日、対馬へ侵攻してきた蒙古の大群により、抵抗空しく対馬軍は潰走せざるを得ませんでした。そんななか鎧姿に馬に乗った迅三郎が、“さあ各々方!踵を返されよ‼これより蒙古の軍勢に突き入らん‼”と森へ逃げてきた兵士達へ申し出ます。
それに対し弥次郎が不満を述べると、“惨めに敗れ逃げてるんだろう?”と迅三郎は答えます。また迅三郎は後ろを振り返り、自分の仲間数人を呼びます。そして、迅三郎は兵士達に“我等は宗助国のように負けたりはせぬぞ‼”と告げます。
その言葉に弥次郎は激情し矢を構えるも、逆に迅三郎が素早く放った矢で止められます。迅三郎は“いいか⁉流人ごときに付いてくるな!ただこの鎧を追って来い!!宗家始祖の宝と拝むこの鎧をだ!”と言い、出発します。
迅三郎が身に着ける鎧に納得したのか、はたまた彼の強い意思に惹かれたのか、一同は彼の後についていきます。迅三郎は自分について来た者を死なせない、自ら露払いをすると告げて馬に乗り、蒙古軍に向けて矢を放ち、突撃していきます。
迅三郎に連動するかの様に周りの兵士達も、蒙古軍に向かって矢を撃ち、槍を刺し激闘を繰り広げます。すると太鼓の合図と共に、蒙古軍は一旦その場から退いていきます。
迅三郎の近くで行動を共にしていた男が、ここは一度全員を制止する様にすすめるも、迅三郎は“追撃あるのみ!”と答え“拙者の後からまっすぐに突き刺され‼”と言い、再び走り出しました。
そんな迅三郎ら一同の様子を近くから見ていた弥次郎や数名のもとへ現れたのが、輝日とその部下達でした。輝日は部下達と共に周囲の者の怪我の手当てをし、自身の弓矢を取り出し戦う覚悟はできていると告げます。
弥次郎が彼の部下に輝日を帰らせようと指示するも、輝日の意思は変わらず、自身が父・宗助国の代役を務めると言います。
その頃、迅三郎達は戦場の場にいました。大勢の蒙古軍を相手に戦うなか“久々だ、この心地、胃の腑が裏返る‼”という思いを胸に、迅三郎は本陣に向かって激走していきます。
その後、迅三郎や兵士達との激闘の末、蒙古軍は浜へ引き上げていきました。弥次郎達のところへ戻って来た迅三郎は、本陣まで斬り込み大将を討ち果たした事を告げます。
また迅三郎は、再会した輝日に“おまえに確認して貰いたい首(しるし)がある”と言います。彼が差し出す布にくるまれた、“確認して貰いたい”ものとは…。
迅三郎の行動や言動を見ていると、戦いをあたかも楽しんでいるかの様でちょっと恐ろしい感じがします。そして輝日が見た辛い事実の様に、戦場では表現しきれない悲劇が数多くある事が伝わります。
第六話
一同は、岩場に(打ち首にされた)輝日の父、宗助国と兄・右馬次郎の墓を作り、その場で拝みます。また、佐須の谷にある洞窟にて一夜を明かす事にしました。
ここは昔、銀が掘られた場所であり、火を炊いても相手に見つからないので好都合な場所でした。
しかしそれも今だけだと話すのが迅三郎と行動を共にする白石で、ここに長く留まれば蒙古軍に皆殺しにされると警告したのに対し、迅三郎は“それは我等の与り知らぬ(関与しない)事”と答えます。また迅三郎と白石は、互いの妻子の事で話が進みます。
白石は九州に二人の妻(この時代は「一夫多妻制」が認められていた)と七人の子供がいて、周りにいる子供や女性を見ると、妻子の事を考えるとの事です。
一方の迅三郎は妻が多い時は四人いたそうで、血縁の兼ね合いで増えたものの、色々と面倒になり結局残ったのは一人だけとの事です。
そんな話をしていた彼等の隣で、一人の少年とその姉らしき女性が言い争っていました。少年は姉からその場にある渋柿(この時代の柿はほぼ渋柿)を無理矢理食べさせられ嫌がっており、姉は食べないと飢え死にすると弟を叱りつけていました。
そこへ迅三郎が顔を出し、女性から貰った渋柿を木に刺し焚火にくべます。その間、迅三郎は鎌倉にある、干さなくても甘い「甘柿」について話します。
また迅三郎は、“…娘が、近所の庭にある甘柿を羨ましがった事があったな。そういえばあれが一度、屋敷の庭に柿の木の苗木を植えやがった、あれは困らされたもんだ”と、四年前に鎌倉の御家人・朽井家で起きたある出来事について話し始めます…。
ここでは迅三郎の過去が明かされると同時に、この時代の文化や制度について伝えられており、現代とのギャップを感じました。特に、白石や迅三郎が数人の妻がいた事に強く印象的でした。
第七話
迅三郎は月が中天(真上辺りの位置に昇る事)になったら、蒙古に夜襲をかけると告げます。それに伴い、迅三郎は誰か道案内をする様に願い出るも、周囲の者は皆が戸惑うばかりです。
そこへ銀八という一人の若者が名乗り出て、道案内だけでなく夜討ちに加わりたいとも告げます。銀八が自分の妻子を蒙古軍に奪われた事を話すと、周りの男達も家族をさらわれたと話し、戦いに加担すると言ってきます。
月が中天になる頃、輝日は木の下で眠りに就いている迅三郎を見つけます。
輝日は、僅かな人数で蒙古軍へ夜討ちを行おうとする迅三郎を見て“そなたは危険だ、ひとたび戦を始めたら歯止が利かぬ、皆を地獄の底まで連れ去ってしまう”と胸中で呟き、彼に刀を向けようとします。
しかし一方で輝日には迅三郎への特別な思いがあり、彼に近寄りコッソリ接吻します。やがて月が中天になり、64名もの人数が集まり、迅三郎を先頭に蒙古軍との戦いに向かおうとした矢先…。
輝日が迅三郎に“淡い恋心(?)”を抱いた様に、特別な思いや出会いは突然やって来るのかなと思いました。戦いにおいて、その様な思いが沸くと、どう接したらいいか分からなくなってしまいそうですね。
第八話
迅三郎は大勢を率いて、夜襲を決行し、彼は次々と蒙古軍兵士を斬っています。蒙古側から容赦なく矢が放たれ、鬼武丸にも突然彼の口の中に矢が飛び込んで来るも、彼はその矢を噛み砕きます。
そして、“アホンダラあ!!”と叫びつつ、目の前にいる蒙古軍兵士達を金棒で一気に吹き飛ばします。しかし蒙古側にも強敵がいて、人一倍巨大な男が対馬軍兵士達に次々と襲いかかります。その巨大男が振り回す斧を軽々と避けた迅三郎は、長剣で男の首を斬り落とします。
争いの末、同士討ちをするまでに錯乱状態になる蒙古軍兵士もいました。蒙古軍の百人長が、高麗軍大将(都督使)・金方慶がいる幕屋向かい、夜襲された事を報告しに来ます。それに対し、金方慶は“暗闇は恐れを呼び、敵を大きく見せる”と言い、怯えている百人長を落ち着かせる様に言います。
金方慶は“見えない敵”に対し、耳で聞き取る様に言い、相手の兵士は“せいぜい六、七十人”と、更に夜襲を仕掛けてくる行動から“昼間わが息子を殺した男かもしれん”と捉えます。そして、金方慶は別の者を「百人長」に回す様に部下に命じ、その場にいた「百人長」は逃亡の罪で処刑を命じます。その時、戦場からの悲鳴に合わせるかの様に、幕屋の奥で馬頭琴を演奏していたのが蒙古軍副原師・劉復亨でした。彼はこの島で千人長を討ち果たした“狼”がいる事にゾクゾクすると言い、金方慶は彼の思惑が読み取れませんでした。
その頃、戦場では蒙古軍に自分達の“牙”を見せつけたという事で、迅三郎が“引き上げ”を周りの兵士達に告げます。退路を作り一同が帰ろうとした時、遠くから女性や子供の悲鳴が聞こえます。遠くで、夜襲を避けて沖の大船に移されていく人質らを目にします。
それに対し迅三郎は、妻子が人質となり自らをも犠牲となり命を落とした銀八を思いつつも、“もたもたするな!袋の鼠になりたいのか⁉さっさと退け!”と、周りに退去を命じます。白石はそんな迅三郎を見て、“一時は熱が入っているようにも見えたが、やはり冷徹な男だな…”と胸中で呟いたのでした。
その矢先、突然太鼓の音が聞こえ、音の先には無数の兵士と蒙古や高麗とはまた違う旗が掲げられ、彼等は蒙古兵士に向けボウガンに似た武器が撃たれます。そして、この兵士達を仕切っていたのが…。
戦いが本格化してくると、時には非情にならなければならない事が、迅三郎の事を通して伝えられている様に思えます。また相手側の方も逃亡した罪で処刑となったりと、命が幾つあっても足りないなと思いました。
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