いじめられていた相手をかばった事により、今度はひなたがいじめの標的となってしまう。
それでも負けないひなた。それを支える家族や零。対応しようとする学校側。
いじめは終息へ向かうも、現実にもある問題なため、読者に問いかけるように話は進みます。強さとは?優しさとは?
読んでいるあなたもきっと感情移入してしまうはずです。
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3月のライオン7巻 鳩と将棋
山崎 順慶 五段C級。スキンヘッドに眉なしの強面の風貌。
新人王戦で、二階堂が体調不良によって棄権するも、次の対戦相手の零に破れ敗退。
将棋でもなかなか結果が出せず、鳩レースもしていますが、将棋で低迷していた時に、愛情をかけて育てていた鳩がレースから戻ってくる事はありませんでした。
この漫画では、零や二階堂のように、どんなに失敗しても何度でも挑戦する姿がよく描かれています。彼らにとって努力する事は当然で、どんなにボロボロになっても、目標に向かって何度でも這い上がっていくのです。
それは、誰にでもできる事ではないと思います。
この山崎のように、恐怖のあまり、崖から飛び降りるほどの挑戦ができない人もいるのです。そして、対局にて実力の差を見せつけられます。
それと同時に、彼らは自分よりももっと前へ進んでいく人であると痛感するのです。
体調不良の二階堂へ、あえて時間のかかる「千日手」に持ち込んだ相手ではありますが、彼の苦悩を描かれてしまうと、責めるどころか共感してしまいます。
「信じれば夢は叶う」ではない・・・
信じて「他のライバルよりも1時間長く、毎日努力を続けていれば、ある程度迄の夢は、かなりの確率で叶う」であるという事。
心配していた鳩が帰ってきてくれた時、山崎は初めて少し微笑みます。
「まずは明日、俺が思いっきり頑張ってくるから・・・
どっちが先に飛べるか競争だ!」
二階堂の病室の前に、黙ってそっとアジサイを置いていった山崎。
脇役でも、あえて生き様を掘り下げるというのは、この漫画の良さですよね。
現実はそんな甘いものではないと、彼が教えてくれた気がします。
※【期間限定】無料巻あります!キャンペーン終了の場合はご了承ください。(2020年5月9日)
3月のライオン7巻 三者面談
零や家族に励まされ、どんな嫌がらせを受けても負けないひなた。
いじめはエスカレートしていき、ついには担任の方がストレスで倒れてしまいます。
そして、新しい担任が決まるまで、学年主任の国分先生が担当する事になります。
国分先生が担任となった事により、いじめの解決へ向けて大きく動き始めます。
まずは、クラスの生徒全員と個別に面談。
そして、いじめた相手高城と、いじめられた相手ひなたに関しては三者面談が行われるのです。
おじいちゃんは仕事で手が離せず、両親がいない川本家では、姉のあかりさんが行く事になります。当日まで、妹をしっかり守れるのかと眠れないあかりさん。
三者面談当日、偶然、いじめた相手の高城本人と母親に出くわしてしまいます。
「たぶらかしたのはそっちだ」と、高城の母親は凄い勢いで川本姉妹を責めます。
それでも、真摯に対応するあかりさん。
最終的には「うちの子がいじめた証拠でもあるの?」と問い詰めてきます
何も言えず真っ青になり、ひなたはあかりさんを保健室に連れて行きます。
ひなたに謝りながら、涙を流すあかりさん。
それを見て、感謝しつつ、ひなたは力強く最後に言うのです。
「アイツらは悪い事したなんて思ってない!
そんな奴らのために、私が私の人生を棒にふる理由はひとつもない。
こんな所、何があったって生きて卒業さえすれば、私の勝ちだ!」
ひなたは中学3年生です。
芯があって、本当に強い子だなとの感心してしまいます。
それに対して高城の母親の言い分にはうんざりします。
でも、現実にもこういう母親はいるので、難しいところです。
「私は娘を信じる」とか言って、非を認めようともしない。
私からすれば、信じられません。
けれど、国分先生が言ってくれました。
「じゃあ、川本が嘘をついているという証拠は?
それを見せて頂くまでは、学校側として、あなたの言い分にも納得できませんよ?」
結局、高城を中心に、いじめていた相手側がクラスみんなの前で謝りました。
高城に関しては、納得いくまで、国分先生が話し合いを続ける事になります。
いじめの解決は難しいですよね。
謝ったからと言って、転校してしまったちほちゃんは戻ってこないのですから。
ひなたが国分先生に言うのです。
「先生・・・私、許さなくてもいいですか?」
この言葉に、私は胸が詰まる思いでした。
ひなたは、今までよく耐えたと思います。それは凄い事です。
だからこそ、許せない気持ちが残るのは当然です。
ひなたに味方がいてくれて、学校側がちゃんと動いてくれて、本当に良かったです。
現実でも、そうあってほしいですね。
3月のライオン7巻 ちほちゃんからの手紙
どうにか終わったいじめ。
そして、いじめられるのが怖くて声を掛けられなかった友達も、ひなたに謝り、クラスの子たちとの関係も少しずつ戻り始めます。
そんな中、ひなたがかばった相手、ちほちゃんから手紙が届きます。
ちほちゃんは今、お父さんの単身赴任先だった岩手に引っ越して暮らしています。
「心のケアセンター」という所で、先生と一緒に勉強中です。
センターは緑に囲まれ、隣には農場と牧場があります。
そこで、動物と触れ合ったり、親切な農園の人たちと接する事で、少しずつ元気を取り戻しています。
そして、少し回復してきたところで、センターの先生に課題を出されたそうです。
1つ目は、動物のお友達を作りましょう。
2つ目は、年上のお友達を作りましょう。
3つ目は、年の近いお友達を作りましょう。
年の近い友達・・・
そう言われた時に、ちほちゃんはひなたの顔を思い出したのです。
「とてもとても会いたいと思いました。
梅シロップがおいしくできあがったら、ひなちゃんと飲みたいです。
トウモロコシも植えました。8月には実がなります。
一緒に食べたいです。夏休みに遊びに来ませんか?
・・・・・待っててもいい?」
手紙を握りしめ、涙を流すひなた。
私も思わず涙腺が緩みました。
ちほちゃんは辛い経験をしたけれど、ひなたという味方がいてくれて本当に良かったです。
だからこそ、最悪の事態を免れたのだと思います。
ひなたが頑張って耐えていたように、ちほちゃんも岩手で頑張っていたんですね。
こういう友達関係は、本当に素敵だなと思いました。
※【期間限定】無料巻あります!キャンペーン終了の場合はご了承ください。(2020年5月9日)
3月のライオン7巻 感想まとめ
7巻では、いじめが解決して本当に良かったと思いました。
いじめの展開や解決方法が妙にリアルで、色々と考えさせられましたね。
でも、ひなたの元気な姿を見て、零と一緒に、私もひとまずホッとしているところです。
そして、零自身も新人王になった事により、宗谷名人との記念対局が決まります。
結果を出し始めた零に「期待している」と言う会長。
「新人王おめでとう」と祝ってくれる部員と林田先生。
嬉しさが抑えきれない零の姿も印象的でしたね。
次巻は、いよいよ憧れの宗谷名人との対局です!
宗谷名人とは、一体何者なのか!?
零はどんな成長を見せてくれるのか!?
これからも見逃せません!!
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