原作/金城宗幸 漫画/ノ村優介先生が描くブルーロックでは、青い監獄（ブルーロック）で日本代表のストライカーを誕生させるために集められた高校生たち３００人がその座を争って激しい選別争いに挑んで行く作品になっています。そして主人公である潔 世一も生き残りをかけて激しい戦いを繰り広げて行くのでした。ブルーロック１２巻ではどのチームに入るか選択を迫られた潔は凛と士道のいるAチームを選ぶのです。「U―２０のレギュラー適正試験」が始まる中で潔は自分の存在を示すことを考え試合に挑むのでした。
ブルーロック１２巻では第９５話から第１０３話までが収録されています。
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漫画『ブルーロック』１１巻ネタバレや感想など｜敗者復活のチャンス
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目次
第９５話：「適正試験」
３週間後に迫った「U―２０」との試合はブルーロックの存続を懸けた物であり、潔たちにとっては人生を変える舞台になります。絵心が選んだ6名を中心に作られたチームは総合評価の高い順であり、上から凛、士道、烏、乙夜、雪宮、凪です。絵心の評価で決められた６人、それを３つに分けて残りの２９人はどこに入るかの申告制になるのです。
完成したチームで試合を行うのが「三次選考の最終課題」と言う絵心は「U―２０のレギュラー適正試験」と言い出し潔を含めた皆はどこに入るのかを考え始めます。そして蜂楽が７番目の選手だと聞かされた潔は厳しい現実を知るのです。試験について「主張と共存そして凌駕」だと言う絵心は未来を決める「チームメイト」を選ぶように言ってきたのです。
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第９６話：「選んだ道」
懐かしいメンバーたちと食事する潔ですが、國神を含め何人かの姿が無いのを見て「ブルーロック」の厳しい現実を受けたのです。皆にどこのチームに入るか話している中で蜂楽は潔が凛の「Ａ」か、凪の「Ｂ」に入りたいと見抜いておりその奥の本心を突いてきます。どちらのチームに入るか悩む潔に馬狼は「俺が潰してぇのはお前」と言い激を飛ばしてくるのです。
そして二子もまた自分が主役になるチームに入ると潔に言ってきたのです、絵心は３５人に対し「ブルーロックの精鋭」と言い彼らの挑戦する姿が見たいと伝えてきます。自分が入りたいチームが決まらない潔に対し「俺も同じ」と言う玲王、彼が凪のことで悩んでいたのと同じことを潔は凜に感じており、どのチームに入るか迷いが消えた瞬間でもあったのです。
第９７話：「最終切符」
それぞれがチームを決めて「適正試験」が始まります、潔は凛と士道のチームで結果を出すことだけを考えていました。自分と同じチームに蜂楽がそして凪のチームには玲王がいたのです。第１試合から出ることになったAチームの潔、そして相手のBチームには千切がいたのです。それを見た蜂楽は潔の手の内を知っている千切がやりづらい相手と感じていたのです。
チームメンバーをライバルと考える潔に話しかけてくる七星、彼のゆるい態度に新鮮さを感じてしまう潔そしてもう１人の氷織の関西弁に笑顔が漏れてしまうのです。凛と士道とギクシャクする中でBチームが姿を見せルールの説明の放送が流れます。凜からのパスで始まる試合、その中で潔は自分の存在を証明しようと走り出すのです。
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第９８話：「曲者」
凛と士道に「適応」しようと動く潔、一方でBチームの乙夜は士道を止める程の実力の持ち主で潔は存在を示す為にパスを受け取り凜の力を引き出す作戦に出たのです。ゴール前に後少しの所に迫った２人を止めたのは千切だったのです、こぼれ球に一番早く反応したのは士道であり、潔はそれに連動しようと動くのです。
もう一度攻め直す作戦を考えた潔の前で士道が「無視蹴弾」を繰り出します、余りの出来事に言葉を失う潔、一方で烏はその動きを「アウトプット」したと言い、潔こそがチームの弱点だと言うのです。凜と士道も手玉に取る烏の技術、そして点を決めた烏は潔の弱点をさらに攻め立てる言葉を放ってきたのです。
第９９話：「殺し屋と忍者」
氷織が烏のことを「殺し屋」と言い「長所で勝負」するアドバイスをします、それを聞いた潔は自分の３つの長所で戦うと決め再び試合が始まります。士道からパスをもらった潔の前に再び烏が反応し彼の強さは「腕の使い方」だったのです。七星や士道と３人で止めに掛かるも今度は「忍者の異名を持つ」乙夜が凜を置き去りにする速さでゴールを決めてしまうのです。
２人の力に圧倒されてしまう潔たち、メンバーが深刻な面持ちの中でも士道は試合を楽しんでおり、凜は闘志を燃やしていたのです。凜のパスに反応する氷織の技術の高さに驚く潔、そしてゴール前に迫った凜を乙夜が塞ぎます。士道や千切が迫る中で凜は「不可視蹴弾」を放ち、それを見た潔は自分が何もできないことに焦りを感じていたのです。
第１００話：「最適×最高＝最悪」
敵の視界を手玉に取る凜のプレーは味方も驚く物でした、自分が試合で存在感を示せないと焦る潔ですがそれは敵の千切も同じでした。TOP６以外が主張できない中で千切は自分の武器で戦うと誓うのです、自分の俊足で烏にアピールする千切は烏や乙夜の攻撃に新しい選択を加えゴールを決めて自分の存在感を出してきたのです。
千切の動きに感化された潔、そして氷織も必死に試合に入ろうと頑張っていたのです。烏にマークされながらもボールをもらうチャンスを伺う潔、そして氷織がパスを凜に出しますが士道が割り込んできたのです。逆にカウンターで点を取られたAチームそして士道と凛が相性最悪だと感じた潔はそこにチャンスを感じたのでした。
第１０１話：「新しい関係性」
いがみ合う２人を見た潔は自分が出来るのは凛と士道を「共存」させることなのかと、考えます。自分の存在を示す為に動き出す潔ですが烏は必要にマークをしてきますが、それを救ったのは七星でした。ボールを持った潔に近づく士道、それを見た潔は彼との「化学反応」を狙いますが、士道が取った行動はパスの連携ではなく単独のシュートだったのです。
士道の能力に驚きながらも自分との連携は無理だと考える潔ですが、七星の存在は新たな「関係性」を秘めていたのです。次は自分がゴールを狙う潔と烏の間に凜が割り込みます自分が２人の眼中にないと考えた潔が取った行動は激しくボールを奪い合いぶつかる両者の死角からボールを奪うことだったのです。
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第１０２話：「感じる世界」
七星と氷織の連動を信じて反撃する潔は敵の陣形が崩れている間に切り崩しにかかり氷織にボールが繋がりますが千切が迫っています。氷織が士道にパスを出すことまで予想していた潔は一瞬だけ出来る「無人空間」に走り込みますが、あと一歩でシュートが出来ず自分の身体では無理だと気が付いてしまいました、その時に凜が烏と競り合いながら接近しており潔は自分の届かなかった一歩を凛なら届くと確信するのです。
凛のゴールで同点になったAチーム、そして烏は潔の存在がチームを変えたと気が付き、潔自身もそう思いながらも自分のやりたいサッカーではないと葛藤します。そんな潔に反射でやる様に言う氷織、そして烏の千切へのパスを士道が止めた瞬間に「俺が決める」と潔はボールを狙うのです。
第１０３話：「全感覚体験」
こぼれ球を潔に渡す七星、そして潔はこれが最後の攻撃だと感じ切り込んで行きます。氷織の言葉を頭で考えながら進む潔にまたも立ちふさがる烏、その時に凜と七星が近くにきていました。パスを回し連携を取るAチーム氷織のパスの上げるタイミングがチャンスととらえた潔は「考える」ではなく「感覚」で動き氷織の動きに全感覚で反応するのです。
氷織がパスを上げるタイミングで反応する凛と士道の間を潔が駆け抜けます、その反応に驚く２人の前でゴールを決める潔、そのゴールと共にAチームの勝利が決まります。自分でもどうやって行動したか分からない潔ですが、その瞬間は凛と士道を超える動きをしており、それを見ていた絵心は「奇跡を起こす方程式」に潔も足を踏み入れたと感じていたのです。
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ブルーロック１２巻のまとめ
ブルーロック１２巻で仲間の凜や士道そしてBチームの烏と乙夜の動きに圧倒されてしまう潔ですが、自分がゴールを決めるチャンスを諦めずに狙っていたのです。七星や氷織との連携で生まれ瞬間に「感覚」で放ったシュートで勝利した潔とAチーム、そして潔自身も気が付かない「方程式に」足を踏み入れた瞬間でもあったのでした。
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