進撃の巨人22巻ネタバレや無料で読む方法など｜タイトルの意味が解決します

『進撃の巨人』22巻は「獣の巨人」との戦い後、エレンの生家にたどり着いた調査兵団たち。

そして彼らはグリシャが残した3冊の本を手にします。

その本にはグリシャの幼少の頃の記憶、1800年前に一人の少女が巨人の力を手にしたことから始まる二つの民族の物語が描かれていました。

より複雑にからみあってくるエレンを取り巻く物語に、調査兵団たちの進む道が見えてきます。

『進撃の巨人』22巻には第87話～第90話までが収録されています。

第87話　境界線

我が息子ジークをマーレの戦士に志願させ、エルディア復活の救世主に育てようとするグリシャの策は裏目に出る。

ジークは我が両親の命をマーレに差し出し自らの安全をえらんでしまうのだ。そしてエルディア復権派の存在はばれてしまい、マーレに捉えられてしまう。

マーレはエルディア復権派を拷問し、内通者【フクロウ】の正体を探ろうとするが・・・

拷問シーンの描写や巨人が人間を食う場面はなかなか過激に描かれている。だがそこまでのグロシーンではないので僕のようにグロ慣れしてなくても安心してほしい。

しかしフクロウの正体があの人だったとは・・・。

また、進撃の巨人の物語序盤で登場するあの巨人の正体もここで明らかになる。エレンがその正体を知り涙を流す場面は印象的である。

この話のラストはスカっとする終わり方で気持ちがいい。

第88話　進撃の巨人

巨人化したフクロウに握りつぶされていくマーレの兵士たち。そして兵士たちの持ち物や彼らを運んできた蒸気船も木っ端みじんにされ、フクロウの秘密を知るものはグリシャただ一人。

フクロウはグリシャに最後の任務を託そうとするが・・・

ここでは巨人化できる人間の背負うリスクについて明される。エレンとグリシャの記憶は共有されておりエレンもこの事実を知ることになる。

ここまでは万能な感じのあった巨人化だが、このリスクはあまりにも大きい。エレンとアルミンはそのリスクをどう受け入れていくのかこれから楽しみである。

九つの巨人にはそれぞれ名前があることも明らかになる。この時グリシャが受け継ぎ、そして今エレンが継承している巨人の名前。

それがこの章のタイトルにもある「進撃の巨人」である。

それは「いついかなる時代においても自由を求めて進み続けた」そして「自由のために戦った」。

第89話　会議

上官であるリヴァイに逆らった罰として独房に入っていたエレン。

だが期限を待たずに解放される。女王陛下となったヒストリアに謁見するためである。新しく調査兵団団長となったハンジがウォールマリア奪還作戦について報告する。

グリシャの残した本に記されていた真実の歴史とエレンに共有されたグリシャの記憶から

、マーレの狙いが明らかになる。来る戦いに勝利するためには始祖の巨人の力が必要だが

その力は発揮することが不可能。しかし一度だけエレンがその力の一部を使ったことがあった。そしてエレンは密かにその条件に気づくが・・・。

自分の推察が正しかった場合、ヒストリアがどう扱われるのか心配しそれを隠すエレンの葛藤が見事に描かれています。

はたしてこの先どう展開していくのだろうか。僕は少し悲しい未来を見てしまいました。

進撃の巨人は残酷な場面も普通に描かれてきているだけに、そうならないでほしいと願うばかりです。

第90話　壁の向こう側へ

場面は会議の終盤。ヒストリアはエレン達が知った真実の歴史を壁の中の住人達に公表すると決断する。

壁内の巨人たちを淘汰したのち、再び壁外へ出る調査兵団。そして海にたどり着き・・・。

エレンがヒストリアの手に触れると、グリシャが王家の人たちに出会う場面が記憶としてよみがえる。

グリシャは王を説得しようとしていたのだ。エレンはそれを見て何を感じたのか？この時のエレンの表情は何を語っているのだろう？

後々のエレンの決断に影響を与えるのか？いろいろ考えさせられます。

壁外ではエレンの記憶をたよりに進んでいく調査兵団たち。そして海にたどり着きます。アルミンのうれしそうな表情、海で無邪気に遊ぶみんなの姿が印象的です。

シリアスなストーリーの中のこういうほんわかした一時が僕は好きです。嵐の前の静けさに近いものを表現できていると僕は感じました。

進撃の巨人　22巻　感想とまとめ

最初の超大型巨人の襲撃から六年後らしいです。そのころ壁外にうようよいたあの巨人達はほぼ全部淘汰し、壁外を自由に進むことができるようになりました。

今までは壁の中の話が中心でしたが、ここからは壁の外の世界が舞台になるということでしょう。

グリシャが伝えようとした真実の歴史とエレンの中にあるグリシャの記憶は彼らを外の世界へ導いていきます。

次々に伏線が回収され、謎が明らかになっていく感じがたまりませんね。海の向こうには何が待っているのか？ワクワク感がとまりません。

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