『ゴールデンカムイ』第12巻は、姉畑支遁に続いて金塊の手掛かりとなる“刺青”の持ち主、最後の一人と思われる人物に杉元達が遭遇した故に、命懸けの戦いが繰り広げられます…。
変態姉畑の最後が見物です。
『ゴールデンカムイ』12巻には第111話~第120話までが収録されています。
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ゴールデンカムイ11巻ネタバレや感想など|憎めない犯罪者 姉畑支遁の登場!
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目次
第111話 忘れ形見
家畜や鹿を惨殺した濡れ衣を着せられた谷垣の汚名を晴らすべく、真犯人の姉畑支遁を探しに行った杉元とアシㇼパでした。その頃、支遁は次なる“ターゲット”であるヒグマを追いかけていました。
嗅覚の強いヒグマは死骸の臭いで近寄ると思い、支遁は“新しい死骸”を作ろうとします。すると早速、目の前にエゾシカの親子がいて興奮気味になります。そして、“大好きだぁ~!!”と半裸でエゾシカに飛びつくも、親のエゾシカに袋たたきにされやむなく退散します。
杉元とアシㇼパが懸命に探し続ける中、支遁も必死にヒグマを見つけ出そうとし3日目に見つけたのがヒグマの糞で、支遁は飛びつきます。糞を顔や腕に塗り、松の枝でヒグマを匂いで引き寄せようと体に巻き、(二瓶鉄三の)猟銃を片手に“いざ行かん”と向かいます。
その頃、杉元とアシㇼパのもとに一匹の犬がやって来ますが、何とかつての二瓶鉄三の猟犬・リュウでした。リュウは、二瓶鉄三が使っていた“忘れ形見”の猟銃を追いかけて、ここまで来たのでは?と、杉元は考えます…。
二瓶鉄三の猟犬・リュウがこの回で出て来る等、過去の話が掘り下げられる様に出て来るので、最初から最後まで目が離せません。実際、何度か終わった出来事はもう出て来ないものと思ったら、毎回違っていました…。
第112話 ウコチャヌㇷ゚コㇿ
村のアイヌの監視役が、捕えている谷垣、及び尾形に食事を与えに向かいますが、二人の姿は無く既にスキを見て逃げていました。その頃、杉元とアシㇼパは道中で遭遇した二瓶鉄三の猟犬・リュウと行動を共にしていました。
途中で杉元達もヒグマの糞を見つけたうえ、その上を姉畑支遁がかき回したであろう跡も指摘、支遁が糞を使いヒグマに近寄るものとアシㇼパは予想します。そんな無謀な事をやろうとする支遁を守る事に杉元が呆れていた時、突然リュウが何かに反応し走り出します。
一方、支遁は遂にお目当てのヒグマを見つけ、遠くから様子を伺います。そして近づくにつれて、ヒグマと同じくバッタを食べたりして“自分は敵じゃない”アピールをして見せますが、ヒグマはその巨体と鋭い爪で支遁に襲いかかります。
遠くからアシㇼパが即座に矢を放とうとするも、横から入って来たリュウが支遁の持っていた猟銃の紐に噛み付いた瞬間に発砲し、銃弾がアシㇼパの頭をかすめ矢は外れます。
更に、アシㇼパと杉元が足を踏み外し水面の深い池に落ちてしまいます。何とか這い上がり、“何であんな馬鹿をヒグマを必死で守らなきゃいけないんだ”と言いつつ、杉元が自らの銃をヒグマに向けて構えるも、何と銃は池に落ちた時に壊れていました。
ヒグマが猛スピードで突進、杉元が手探りで脅かそうとするも全く効果ありません。もはや絶体絶命と思われた時、杉元達は“支遁によるとんでもない行動”を目の当たりにする事となるのでした…。
何かギャグ漫画「浦安鉄筋家族」に出て来た、ムツゴロウさんのパロディーキャラクターを思い出してしまいました。けれども最後の予想だにしない展開に、ひょっとして姉畑支遁が“最強の悪役”なんて考えてしまった程でした。
第113話 さよなら姉畑先生
猛進するヒグマの背後に半裸で飛び付き“恍惚状態”と化した姉畑支遁を助けるべく、ヒグマの方へ向かいますが、よく見ると何と支遁は“勃起状態”で亡くなっていました。
支遁の体が地面に倒れると、ヒグマが今度は杉元に襲い掛かって来ます。ヒグマの鋭い爪が杉元の上腕を引っ掻いた時、“俺は不死身だぜ!!”という杉元との言葉と共に、(アシㇼパが飛ばし外した)矢をヒグマの体に突き刺し、池に飛び込みます。
暫くしてヒグマは体がふらつき、その場で倒れ込みます。とても安らかな支遁の死に顔を観つつ、同時に杉元は彼が“身に着けていた刺青人皮”を手に入れたのでした。その直後に村のアイヌ達がやって来ます。
そして、解体し(頭付きの)毛皮となったヒグマを村へ持ち帰り、村長達と共に“神の国へ送る儀式”が行われます。谷垣に対する疑いも晴れ、和やかな雰囲気の中で谷垣がアシㇼパに“大事な話がある”と言ってきます…。
豪快な死を遂げた支遁とは裏腹に、杉元が彼から“刺青人皮”を剥ぎ取るのが意外とシビアだなと思いました。いかにも、“貰うものは貰うよ”といった感じでしょうか…?
第114話 エチンケ
杉元達は、白石やインカㇻマッらがいる釧路に向かいます。現地に着くと、谷垣に対しインカㇻマッが怪我の安否をする様子を見て、杉元や白石は二人を冷やかし、アシㇼパまでも“お前ら結婚しろ!”と言う始末でした。
釧路の海岸にて、アシㇼパの祖母の十五番目にあたる人が“エチンケ!”と声を掛けてきて、アシㇼパが言うに“エチンケ(海亀)が、海の遠くで顔を遠くで顔を出してたから、獲りに行かないか?”という事でした。
“姉畑支遁が、叔母達が暮らす釧路でカムイを穢して回ったから、海のカムイも丁寧に送りたい”というアシㇼパの言葉に対し、“獲りに行こうか、鶴も食べたし亀も食べりゃ縁起が良い”と答え、舟をこぎます。
早速アオウミガメを見つけ、槍を投げるも甲羅が硬く、白石が海に飛び込み、何とか捕まえました。ウミガメの肉・内臓・細かく刻んだ甲羅を煮込んで一同で食し、またも“異文化”の味を堪能していた頃、“ある大群”が襲来し始めていました…。
この作品では殆ど描かれる事がなかった“恋愛”ですが、ここで谷垣とインカㇻマッとの淡いロマンスが描かれ、新鮮味がありました。また、ここでもウミガメを捕まえて食すという、自分から見ると驚きの文化が味わえました。
第115話 蝗害
アシㇼパがいない事に気づいた白石が杉元に聞くと、夏の時期に獲れるという『マンボウ』を獲りに行ったとの事です。一方、長く旅を同行していた谷垣とインカㇻマッは、互いの距離の関係が縮まっている事を感じている様でした。
その頃、上空で何やら“黒い雲”の様なものが見え、尾形が見ると“まずいぞ、これは”と言います。その言葉通り、目の前に数え切れないバッタの大群が杉元達に襲いかかり、服に噛み付くまでに凶暴で、慌てて番屋(漁師達の宿泊所)へ避難した杉元達でした。
これは『蝗害(ひこう)』という洪水等で条件が重なり発生する現象で、大量バッタにより農作物・草木、更には障子や衣服までも食い尽くされてしまうとの事です。同じくバッタの大群にインカㇻマッも逃げ、ちょうどアシㇼパの舟に遭遇しそこに乗り込みます。
舟の上で、二人きりで話す機会を待っていたというアシㇼパはインカㇻマッに“私の父について知っている事を全て話せ”と尋ねます。すると、インカㇻマッの口から衝撃的な事実が明かされます…。
様々な書物や映像作品で描かれて来た『蝗害』ですが、ここでもかなりリアルかつ怖く表現されていると思われました。ただここ近年続く異常気象ですので、他人事とは思えない気がします。
第116話 青い目
“父親を殺したのはキロランケで、網走監獄に収監されているのっぺら坊は父親ではない”という事実をインカㇻマッから告白され、アシㇼパは唖然とします。
彼女の父・ウイルクはポーランド人の父と樺太アイヌの母の間から生まれ、ロシア領だった樺太での解放運動の末に心身共に傷付き、北海道・小樽へ逃げて来たそうです。その頃、占いをしつつ放浪していたインカㇻマッと出会います。
彼はインカㇻマッが伝える、北海道アイヌ信仰・言葉・文化・食べ物も受け入れたそうです。アシㇼパが“(父親から)インカㇻマッの話は聞いていない”と反論した事に対し、インカㇻマッは“(アシㇼパの母が美しく)彼にとって私はまだ子供で忘れられたのかも…”と涙しました。
その頃、大群のバッタから番屋へ避難していた杉元達は、谷垣が海岸でアイヌの老人からもらったというラッコの肉を煮て食べようとします。すると、その肉から強い刺激臭がして、杉元達及び途中からやって来たキロランケも顔を赤らめ、尾形はその場で倒れ込みます。
その刺激臭で “欲情”も感化された一同は、服を脱ぎだし相撲を始め体のぶつかり合いをする始末でした。バッタがいなくなった頃は“欲情”は治まった様ですが、一同が外へ出た後、一人寝ている谷垣のもとへ今度はインカㇻマッが…。
一方アシㇼパは開眼で薪に火をおこし、インカㇻマッの告白の事で一人、考えていました。そこへ杉元達がやって来て、その中にキロランケもいたので、アシㇼパは“キロランケニシパが私の父を殺したのか?”と尋ねます。
インカㇻマッも“馬券に付き指紋”を取りだし、“キロランケが犯人である証拠”を話し始めます。そこへ銃を構えた尾形が止めに入り、”この女、鶴見中尉と通じている“と言い出します…。
恐らく、この作品史上で最もむさくるしくも、可笑しい回だったのかもしれません。酔いしれるまでに錯乱状態になるなんて、ラッコの肉は危ないですね…。
第117話 網走へ
尾形はアシㇼパの父親の殺害現場の遺留品を回収した鶴見中尉だけが指紋の記録を持っていると指摘し、キロランケもここで殺し合ったら鶴見の思うツボと言ってきます。やがて網走に収監されている“のっぺら坊”も本人か等、全て疑問に包まれていきます。
すると杉元が、“行くしかねえだろ、“のっぺら坊”がアシㇼパさんの親なのか、会えばハッキリする”と言い、その言葉のもと一同は出発します。その頃、駅逓所(旅館・運送・郵便等を担う施設)に土方歳三らがとどまっていました。
そこへ夏太郎が“刺青人皮”を持って入って来て、稲妻強盗の坂本・お銀・亀蔵が死んだ事を告げます。同時に背後から第七師団の密偵が襲撃してきて土方が直ぐに応戦、夏太郎が追跡に利用されていたと予想し、土方らはここを立ち去ろうとします。
また杉元達が追う“のっぺら坊”は今も網走刑務所に収監されており、看守達も“のっぺら坊”に関わるなと言われている様です。また“のっぺら坊”は、毎日の様に房を移動させられているうえ、網走監獄は典獄として犬童四郎助が仕切っていました…。
罠の掛け合いが交差して、若干頭がこんがらがってしまいそうでしたが、ストーリー展開上では、どれも必要な事が分かります。
第118話 尻拭い
網走監獄で門倉看守部長が新人看守に豚小屋の木箱を運び出す様に指示します。新人看守が豚小屋に入ると既に門倉の姿は無く、奥からガラの悪い囚人二人が金づちを持って出て来たうえ、隅に置いていた刀が無くなっていました。
囚人達が襲いかかってくるも、新人看守はいとも簡単に彼等を返り討ちにしてしまいます。実は門倉が、新人が第七師団の内通者と聞いて彼を処分しようとしたものの、思わぬ展開に奥で見ていた門倉は青ざめ退散、典獄の犬童にはあくまで“処分”した事にしました。
同じ頃、郵便局員のもとに第七師団の兵士が“電報を送りたい”と尋ねていた所に、夏太郎が襲撃し兵士を射殺します。自分をつけていた兵士の一人故に、夏太郎はその場を去りながら“自分の尻拭いはしっかりやったぜ、土方さん褒めてくれるかな”と呟きます。
網走から遠く南、釧路から北へ三十キロ程の場所にある『塘路湖』に杉元達が来ていました。その近くの村で、アシㇼパの祖母の二番目の姉の息子にあたる人物から、この土地で採れる『ぺカンペ』(菱の実)を奪いに来る“盲目の盗賊達”についての話を聞きます…。
若い看守が無表情で戦う様子からも怖さが伝わります。“狂気に満ちた戦い”は顔だけでなく、行動からもひしひしと伝わって来ます。
第119話 コタンコㇿカムイ
杉元達は“盲目の盗賊”について話を聞いたうえ、親玉の体には(金塊の手掛かりである)“刺青”があると聞いた杉元は“来た…!”と直感したのでした。更に白石は手下が全員、網走監獄の囚人達で塘路湖から北へ60キロに位置する硫黄山で苦役させられていたと告げます。
全道一の産出量を誇っていた硫黄鉱山は火薬等の原料として採掘されていたものの、この周辺から噴き出す亜硫酸ガスが採掘者の目を侵してしまい失明する囚人が続出したそうです。盗賊の親玉は失明後に、“のっぺら坊”に刺青を掘られたとの事です。
そんな時、また盗賊親分の犠牲者が出ようとしていました。夜の山道、酒に酔った鉱山会社経営者の男が馬に乗り、案内人に連れられ帰路に向かっていました。そこへ林の奥から“カンカン…”という音と共に一人の中年男が猛スピードで駆け寄って来ます。
男は銃を向け“二歩左へ向け、馬に当たる”と言い、その通りに案内人が二歩下がると、銃が発砲しランプに命中、案内人はビビってその場から逃げてしまいます。残された経営者が護身用の銃を取り出した時既に遅く、男に撃ち抜かれてしまいます。
この襲撃して来た中年の男こそ、杉元達が追う盗賊親分・都丹庵士でした…。
ここに出て来る盗賊団も、初めから“極悪集団”として登場したわけではなく、歴史的背景や事情があって故に誕生したという展開が、とてもリアリティーが感じられます。
第120話 奇襲の音
杉元達が捕らえたコタンコㇿカムイ(オオフクロウ)が、何かに反応して叫び、“何かが近づいてきた”と感づいた様です。とりあえず一同は近くの温泉旅館へ行き、盗賊達について聞く事にします。この時アシㇼパはふと、遠くから聞きなれない妙な音を耳にするのでした。
杉元達は宿の温泉を満喫しつつ、盗賊達の隠れ家や奇襲作戦について話し合っていました。
一方アシㇼパは、部屋の廊下で遭遇した盲目の按摩師から“夜のゲタの音に気を付けなさい、この辺りに出て来る盲目の盗賊さ”と忠告してきます。
そう話していた時、既に杉元達のもとには都丹庵士率いる盲目の盗賊達が襲いかかっていたのでした…。
盗賊団の突然の襲来で危機的状況!…、の中でも常にユーモアを忘れない点が良いと思いました。今回も、杉元達が一糸まとわぬ姿で襲われた故に、何となく緊張をほぐしてくれます…。
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