漫画『ゴールデンカムイ』第14巻は、網走監獄舎房内で看守部隊・第七師団らの激しい争いがある中、杉元は遂にのっぺら坊・本人と会う事に成功します。
そのうえで杉元は彼に自身の思いを打ち明けるも、またもや予想だにしない事態に直面します。またより壮絶な肉弾戦も見逃せません。
漫画『ゴールデンカムイ』14巻には第131話~第140話までが収録されています。
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目次
第131話 破壊欲
網走監獄舎房にいたのっぺら坊は偽者であるうえ、門倉看守部長の裏切りで作戦は失敗、網走川から第七師団もやって来た事で、杉元達は境地に追い込まれます。
この事態に谷垣は、鶴見中尉と内通していたかどうかをインカラマツに尋ねます。“杉元さんが失敗した今、アシㇼパちゃんを無事に連れ出せるのは鶴見中尉だけです。金塊が誰の手に入ろうが、私にも谷垣ニシパにも関係のない話でしょ?”という彼女の言葉に、二瓶鉄三の“女というのは恐ろしい”という言葉を思い出した谷垣でした。
その頃、典獄の犬童四六助が部下達に監獄の門の前でマキシム機関銃を配備、一方の第七師団も戦艦上から“撃てーッ!”の掛け声と共に大砲が発砲され、互いの“打ち合い合戦”が開始されました。容赦ない砲撃から逃げ惑う谷垣やインカラマツ、別の場所にいたアシㇼパ達も同じでした。
爆発がこだまする中、アシㇼパが杉元の安否を心配し、再び舎房の中へ向かおうとするも、都丹庵士の“父親に会いたくないかね?”という言葉に心が揺れます…。
常に人は“争い続ける”ものなのかなとつくづく感じさせられる描写が連鎖されていたと思いました。それも己の向上した技術を見せつける如くに、これはいつの時代も変わらないのかなと思いました。
第132話 蹂躙
砲撃により舎房は破壊され、インカラマツが瓦礫の下敷きになってしまいました。谷垣がどうにか彼女を助け出すも、上から崩れた屋根が二人に目掛けて落ちて来ます。その間一髪で牛山が瞬時に受け止め、怪力で屋根をひっくり返します。典獄の犬童率いる部隊と第七師団の撃ち合いは収まらず、照明弾も投げられ、激しさが増す一方でした。この時アシㇼパは側にいた都丹庵士へ、舎房にいた“のっぺら坊”が偽者だった事を、門倉看守部長含めて知っていたかどうか尋ねます。
すると都丹は、自分達が脱獄した後に犬童により、のっぺら坊がすり替えられ、門倉も何年もの間、“のっぺら坊”を見続けていた事を告白します。それを分かってて、杉元達を舎房へ入らせたことに対し、アシㇼパは憤慨します。そこへ“おとなしくついて来い、(本者の父親に会う)機を逃すぞ”と間に入って来たのは、網走監獄へ来てから一人、不審な動きをしていた土方歳三でした…。
今回もまた牛山の超人技が披露され、ある意味この作品の“名物シーン”にもなったと思われます。激しい描写の合間に目の覚める“娯楽的”場面もたまには必要ですね。
第133話 700人の凶悪犯
網走監獄内へ鶴見中尉率いる63名の部下達が乗り込みます。逃げようとした門倉看守部長に“お久しぶりでーす”と、監獄へ潜入していた宇佐美が声を掛け門倉の肩を撃ち抜きます。しかし門倉も宇佐美を睨みつ監獄に設置された『一斉開房装置』のレバーを引きます。すると囚人部屋の扉が一斉に開き、700人にも及ぶ凶悪犯が、宇佐美や鶴見ら第七師団に向かって襲いかかって来ます。第七師団は銃剣を装備し“一匹残らず駆除だッ!”の掛け声と共に、血で血を洗う激しい格闘戦が繰り広げられました。
杉元と白石は彼等のスキを狙い地下から逃げ出します。杉元は、門倉が最初から邪魔だった自分を舎房に行かせている間に、アシㇼパを本当の父親に会わせて金塊の在処を聞き出したうえで逃げ出そうとしていたのではないかと捉えます。小さな地下の通風口から、白石だけが“肩外し”で外へ出られました。杉元は仕方なく、白石へアシㇼパを見つけ出す様に委ねる事にしました…。
大勢による、血みどろの肉弾戦は決着つかなそうなくらい迫力ありました。今度は牛山と違った、白石の“肉体技”が披露され、何だかヨガに近い感じでした。
第134話 教誨堂
土方・都丹・アシㇼパの3人は、犬童典獄が本物ののっぺら坊を隠している教誨堂へやって来ます。しかしアシㇼパは杉元を助けに向かい、その場からいなくなります。白石とキロランケと会い、杉元を助けに行くキロランケに“これを杉元に!”とある物を渡してきます。
看守部隊と第七師団が血みどろの抗争をしている一方で、杉元は何とか舎房地下の通風口から脱出しようと悪戦苦闘していました。そこへキロランケが駆け付け、手投げ弾で通風口を爆破、杉元はそこから脱出できました。
キロランケは、アシㇼパがのっぺら坊に見せる様に渡してきた物を杉元に見せます。それはアシㇼパの父親が作ったと思われる彼女のマキリ(小刀)でした。杉元は“俺がのっぺら坊を連れてくる、必ず会わせるとアシㇼパさんに伝えてくれ”とキロランケに委ねるのでした。
しかし、本当ののっぺら坊に会うまでの“道のり”は容易な事ではなく、その後杉元達に壮絶な戦いが待ち受けているのでした…。
杉元が白石の真似をして強引に小さな通風口から出ようとしているのが面白かったです。その後キロランケが通風口爆破させたのも、強引かつテンポが良かったです。
第135話 鎖デスマッチ
教誨堂へ侵入した土方歳三と都丹庵士が二手に分かれて行動します。ある部屋の扉を開けた瞬間、都丹の頭上を目掛けて犬童の鎖鉄球が直撃、都丹も銃を発砲し二人ともその場で倒れ込みます。間もなく土方も駆け付けるも、その時犬童が起き上がり土方の手首に手錠の様なものをかけ、犬童も自身の手首にかけました。そして土方と犬童による“真剣デスマッチ”が繰り広げ、自身に服従しろと告げる犬童の刀が土方の左肩を切りつけ、多量の血が吹き出ます。
一方杉元も、第七師団・二階堂浩平の鋭い刃が杉元の頬を貫き、更には“義足銃”を発砲、杉元の左足をかすめます。二階堂の容赦に猛攻にも、杉元は怯む事なく二階堂との激しく攻防します。杉元が直ぐに二階堂の義足を取り上げ発砲、二階堂の右手は銃弾で飛び散り、杉元が義足で殴り続けました。二人の第七師団兵士が来るのを察した杉元は、そこから逃げ身を隠します。地下に身を潜め、杉元は“のっぺら坊をアシㇼパさんに会わせる”と心に誓ったのでした…。
何故か知りませんが、“デスマッチ”(特に鎖を使う)と聞くとバイオレンスなイメージを持ちます。この回のタイトル通り、かなり凄まじい描写が痛々しくも華麗でカッコイイ場面の連続でした。
第136話 最後の侍
犬童との勝負がついた土方は、全身血まみれで力無い声で“やれ、最後の侍”と告げた犬童の首を切り落とします。一方でアシㇼパと白石が舎房の外で隠れていた時、谷垣・インカラマツ・牛山らがやって来て、別方向からもキロランケも戻って来ます。キロランケは、杉元がのっぺら坊を連れてくると言い残し単身、教誨堂へ向かった事を告げます。その言葉通り、杉元は青い目をした“のっぺら坊”本人と遭遇します。
杉元はのっぺら坊にアシㇼパのマキリを見せると、のっぺら坊は直ぐにそれがアシㇼパの物と反応、杉元は“のっぺら坊が間違いなく、アシㇼパの父親である”と理解します。杉元がのっぺら坊を連れていこうとするも、のっぺら坊も“金塊、知りたければアシㇼパを連れて来い”と言ってきます。杉元は“ずっとあんたに言いたい事があった”と、これまでに秘めていた胸の内をのっぺら坊に打ち明けます…。
アシㇼパの父親、のっぺら坊が何故あの様な姿に変貌を遂げたのかも気になりますね。この回で語られるのっぺら坊の思いから、それまでの道のりが感じられるのかもしれません。
第137話 呼応
インカラマツに呼ばれ舎房の建物の屋根に上がったアシㇼパは、双眼鏡で遠くから杉元とのっぺら坊の姿を見ました。アシㇼパは昔ヒグマ狩りに行った時、自分に優しく接してくれた父親の姿を思いつつ、のっぺら坊の姿を見て“アチャ(父親)だ”と思わず涙します。
のっぺら坊は杉元に、“アイヌを殺したのは私じゃない…”と驚愕の事実を告白してきます。更に、“アシㇼパに伝えろ、金塊…”と言い出したその時、頭に一発の弾丸が直撃します。思わず彼の体を支えようとした杉元もこめかみを撃たれ、二人とも倒れてしまいます…。
思わず“え?”と思っちゃう驚愕の展開もあったりするのがこの物語の要素だと思います。ですので、恐らく完全に理解するには何回も読み込む場面もあると思われます。
第138話 喪失
杉元とのっぺら坊が撃たれ、泣きわめくアシㇼパを抱え屋根から下に降りたキロランケと白石に、谷垣は予備の舟がある川で待つ様に言った後、杉元らを助けに向かいます。自身も発砲されつつ杉元とのっぺら坊を抱え、監獄外への扉を開けると、インカラマツが腹部を刺された状態で倒れていました。彼女は意識が遠のく直前、のっぺら坊が狙撃された際、キロランケが何か合図をしたと告げます。直後に鶴見率いる第七師団がやって来ます。
白石とアシㇼパは舟がある川岸までたどり着き、キロランケもやって来ます。インカラマツの姿が無い事を白石がキロランケに尋ねると、“自分達の動きが筒抜けなのが彼女しかいない、連れていくわけにいかない”と腰の小刀の無いサヤからも感じ、白石は一瞬血の気が引きます。
間もなく尾形も到着、谷垣が鶴見らに捕まったと告げ、アシㇼパが杉元とのっぺら坊の安否を聞くと、“ふたりとも死んでいた”と言います…。
137~138話にかけてはかなりサスペンス要素が強く、1~2回読んだだけでは理解するのに難しい内容だと思われます。それぐらい、複雑な人間模様が巧みに描かれていると感じられました。
第139話 樺太へ
アシㇼパや白石達は、網走から樺太へ向かいます。白石がアシㇼパに“誰が杉元達を狙撃したか”を聞いても首を横に振るだけでした。しかし杉元(第七師団のもとで治療を受けている)は、“(狙撃したのは)尾形百之助しかいねえ”と鶴見に告げます。更に谷垣が杉元達を助けに向かう前、監獄正面にて白石・アシㇼパ・キロランケが川岸へ向かう際、インカラマツがキロランケを止め屋根の上で“合図”をしていた事を指摘します。
しかし、キロランケは彼女の言葉をかき消す様に白石へアシㇼパと共に川へ行く様に言います。もみ合いの末、インカラマツはキロランケの小刀を自ら腹部に刺し、(己が死んでも犯人が分かる様にと)決して話しませんでした。
インカラマツは倒れつつ、“どうしてウイルク(のっぺら坊)は殺されなければいけなかったの?”と涙ながらに聞くと、キロランケは“金塊の情報を仲間達に伝えに行くものを、あいつが変わってしまった”と告白しました。
(杉元と鶴見のやり取りに戻り)鶴見は、キロランケがアシㇼパという“重要な鍵”を連れて、以前極東でゲリラ活動していた仲間と合流すると見ます。そこで、(アシㇼパが信用する)杉元・谷垣、第七師団から月島軍曹・鯉登少尉が同行、アシㇼパを探しに樺太へ向かいます…。
どの物語にも、尾形みたいな“敵か?味方か?”と思う様な存在がいて、主人公達を困惑させますね。でも何故か、そういったキャラクターが人気があったりするのが不思議ですね…。
第140話 アイヌの女の子
樺太・大泊(現在のコルサコフ)港へ辿り着いた杉元達、そして彼等の荷物に紛れてついて着たチカパシと猟犬・リュウでした。早速、街の住人にアシㇼパについて聞き込みをするも、中々有力な情報は得られませんでした。そんな時、鯉登少尉が観光気分で地元ワイン店の女主人が“犬ぞりに乗ったアイヌの女の子を見た”と言ってきます。杉元がアシㇼパの写真を見せると、“彼女”だと言いアイヌの集落へ向かったとの事です。
杉元達は“アシㇼパさんはこの樺太に来てたんだ!”と不安と期待を抱きつつ、集落がある森へ向かいます。途中で出会った樺太アイヌの少女も“アシㇼパに出会った”と言います。しかし森には、ヒグマさえも恐れる凶暴な生物が潜んでいたのです…。
何かを得ようとしたら、考えてもいない思わぬ障壁が立ち塞がる描写が今回も描かれています。一見、物語と関係無さそうに見えても読んでいくとかなり関連性があるので面白いですね。
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