森 恒二先生の『自殺島』第2巻では、セイが生きていくことへの意味を見出すために一人鹿を追い山へと入ります。彼はそこでこの先生きていくことを決意する出来事に出会うのでした。
『自殺島』第2巻には第11話から第20話まで収録されています。
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目次
第11話 英子先輩
小屋の中で一人弓を必死に作っていたセイは、高校に通っていた時に仲良くなった英子先輩という弓道部に所属する女性を思い出していた。
逃げ場所としてうってつけであった図書館に入り浸っていたところを部長の彼女に部活の勧誘として声をかけられたセイ。
次第に勧誘という訳でもなくセイに声をかけてくるようになった英子先輩。そんな彼女と仲良くなっていくうちに、彼女の目的が自分ではなく、図書室にいる既婚の弓道部顧問にあることを理解したセイ。彼は、彼女もまた、「ある事実を受け入れられずに逃避している」と気が付くまでそう時間はかからなかった。
そんな彼女の様子がしばらくしてから変わり始める。英子先輩は問題から逃避することをやめ、顧問の先生に正面からぶつかるようになったのだ。しかし、その結果、彼女は自らの人生に幕を下ろす事になるのだった。
第12話 ~名もなき墓標~
久々に大量の魚を獲ることのできたセイたちは、保存食の干物を作りながら水温が徐々に下がってきていることを懸念していた。
漁を終えたセイはトモと一緒にケンカで大けがを負って寝込んでいる彼のお見舞いへとやってきていた。彼に付き添っている元看護士の女性とセイたちが、容体が思わしくない彼について話していると、目を覚ました彼がセイたちに声をかけてくる。
元いた場所でも死ぬことだけが救いだと感じるほどに追い詰められていたという彼は、ここにきてからも苦しかったけど、漁をして皆で魚を獲ったあの歓喜は人生で一度もなかったという。そして、オレは生きたい、生きていたい、死にたくないと辛そうにしながらも声をあげるのだった。
彼の思いに共感したセイたちが静かになった彼に名前を聞こうと声をかける。しかし、なぜか返事のない男性。不審に思った元看護士の女性が彼の脈をはかると、すでに彼はこの世を去っていた。
皆と共に名も知らぬ彼の墓標を建てたセイたちは、初めて人の死を悼み、涙を流すのだった。
第13話 出発
セイたちのグループは気が付けば男女共にそれぞれが仕事のルーティーンをこなすようになり始めていた。
そんな中、密かに狩りの準備を進めていたセイ。彼は日中の仕事を終えると、一人小屋に籠っていた。
夜遅くまで一人で何か作業をしているセイのことを心配した皆の代表としてセイの様子を見に来たリョウ。そんな彼に対して、セイはしばらくグループを抜けたいことを告げる。突然の申し出に戸惑いを見せるリョウだったが、死ぬことが「違う」と思い始めているというセイの強い意志を感じ、鹿を本気で追うつもりのセイの背中を押してやるのだった。
翌朝、夜が明けてすぐに廃校を発ったセイは、一人川で水浴びをしている髪の綺麗な彼女に出くわすのだった。
第14話 鹿と島と僕ら
セイの姿と装備を見た彼女は彼に「出ていくの」と静かに声をかける。そんな彼女に対して、山へ入って鹿を狩ること、そして、それが生きることの理由を知るためであると告げるセイ。そんな彼は、きっと戻るよと言い残し、一人山へと消えていく。
彼女と別れ一人山へと入ったセイ。彼は廃校の屋上から鹿を観察したときに残しておいたメモを見ながら、また、テレビや本で見たうろおぼえの知識を必死に思い出しながら狩りのポイントを定めていた。
狩りのポイントで身を潜めていてもいつまでたっても現れない鹿。そんな中セイが痺れを切らし次のポイントに向かおうとしたその時、鹿の群れがセイの背後に現れる。
第15話 闇と光
予想外の位置に現れた鹿に動揺したセイ。焦りから小枝を踏み、音を立ててしまったことで鹿にこちらの気配を感じ取られる。しかし、焦りながらも放ったセイの弓矢は狙った鹿の首元に突き刺さる。
矢傷を負いながらも逃走した鹿に素人のセイが追い付けるはずもなく完全に姿を見失ってしまう。すでに日が傾いていることを懸念したセイは鹿の追跡を断念して北の峰を登ることに。しかし、彼の目算は甘く、気が付けばあたりは闇夜に包まれてしまう。
完全な闇のせいで自分がどんな場所にいるのかもわからなかったセイは幻聴が聞こえてくるほどの恐怖に陥っていた。しかし、ふと見えた海岸沿いにある焚火の光、人の営みが確かにある証を見た事で、彼は落ち着きを取り戻すのだった。
第16話 夜営とマント
寒さでほとんど眠ることの出来たかったセイだが、先へと進むため、夜が明けると同時に行動を開始することに。持参した干物やシイの実、そして、道中で見つけたヘゴの若芽などで水分や食料を補給しつつ道なき道を彼が登頂していると、山道を見つけることに成功する。
そのまま山道を登っていき、とうとう山頂に到達するセイ。彼はそこで見つけた山小屋の中から大きめの布を手に入れると、次のポイントに向かうために今夜はこの場所で夜営をすることに決める。
焚火の前で体を休めていたセイは今すぐにでも帰りたい気持ちとの葛藤や、今日行った狩りの反省をしながら眠りにつく。
翌朝、大きな布にナイフで一工夫加えてマントを作り上げたセイは、その足で次のポイントへと向かうことに。
第17話 生きる事 殺す事
食料がとうとう尽きたセイは、ただ生きるためにバッタを捕まえて食べる。その後、森を探索していた彼は鹿のフンを発見したことで失われかけていたモチベーションを取り戻すことができていた。
鹿に出会える可能性が高いことを知ったセイが残りの問題である弓について考えていると、彼はふと英子先輩がバイタルパート(急所)について話していたことを思い出す。
心臓を射抜いて殺す、そのことが急に現実味を帯びてきたことで今になって生き物を殺すという行為に戸惑いを見せたセイはしっかりしろと自分に言い聞かせる。
日が傾いた頃、鹿の出現率が一番高い海側の丘に到着したセイ。彼は明日の狩りの準備を整えると、茂みに身を隠しジッとその時を待つ。
美しく無垢な存在である鹿を殺す、本当にそんなことが命を放棄した自分に出来るのかなど自問自答をしながら眠りについたセイ。
翌朝、生きる為に、殺す為に、マントに身を包み息を殺していたセイは、ジッと彼らが現れるのを待っていた。
第18話 命を、奪う
日がだいぶ登り気温も上昇してきた頃、もっともらしい理由をつけて逃げ出そうとする自分をしっかりしろと叱咤しながら鹿が現れるのを待っていたセイ。そんな彼を助けるようにしばらくすると海からの風が吹いてきた。
幾分か熱さが和らいだものの、匂いで自分の居場所がバレてしまうと懸念したセイ。そんな彼が位置を変えようとしたその時、目の前の森の中に鹿が現れる。
矢を放てるポイントに低い姿勢を保って移動したセイが草陰から再び鹿の様子を探ると、彼らは視界の悪い森の中から遮蔽物の無い牧草地帯の草地へと出てきていた。
頭の中に響く本当に殺していいのか、お前に奪う権利があるのかという言葉に葛藤しながら鹿に向かって弓矢を放つ構えをしていたセイは、ふと吸い込まれるような無垢な瞳をした鹿と目が合う。すると、次の瞬間、セイは弓矢を放っていた。
彼の放った矢は、狙い通り、鹿の脇腹に突き刺さるのだった。
第19話 その命の上に
鹿を射止めることに成功したセイは、本から得た知識をもとに鹿の解体を行うことに。
小さな小川の流れる谷まで鹿を運ぶと、日没までになんとか鹿のレバーを取り出すことに成功する。
熱したフライパンでスライスしたレバーを炒め、塩で味付けをして一切れ口に運ぶセイ。彼はそのレバーから言葉にならないほどの味を覚えると、残りのレバーもすぐに平らげるのだった。
食事を終えたセイが切断した鹿の頭を土葬していると、自然に「ありがとう」と口から感謝が漏れる。その言葉を皮切りに、胸の奥から熱い感情があふれたセイは、命をくれた鹿や、この島にいるすべてのものに対して感謝の気持ちを抱く。そして、自分が「いただいて」生かしてもらっていることや、幾星霜の命の上に立って生きていることを自覚するのだった。
第20話 先住人
翌朝、鹿を腐らせずに運ぶ方法に悩んでいたセイは、近くで煙が上がっていることに気が付くと用心して近づいてみることに。
煙のもとまでやってきたセイはそこで家や畑を発見する。彼が家の主を探そうと家の中に向かって声をかけてみると、突然後ろから石を投げられる。
セイの姿に激しく動揺を見せる家の主だったが、セイが鹿を獲ったこと、そして、その保存方法に困っていることを知ると、彼は燻す方法を教える代わりに少し肉を分けてくれとどもりながらセイに告げるのだった。
夜、家の主と共に食事を終えたセイは、彼からセイの仲間やセイの年齢などの情報を尋ねられる。
セイが20歳だと知った彼は途端に怯えだし、セイに対して一体何人殺したんだと告げる。その言葉に疑問を浮かべるセイ。そんな彼に対して家の主は、しらばっくれるな、ちょっとやそっとじゃこの「無法島」に送られるハズがないと言い放つのだった。
自殺縞 2巻 まとめ
何故生きるのかを知るために山へ入ったセイ。彼はそこで初めて鹿を射殺し、命をいただいたことで、自分がこの島のすべてから命をもらっていることを自覚します。そして、その出来事から、彼は生きていくことを決意するのでした。
『自殺島』第2巻では、そうしたセイの生きていく意味を見出すところが見られるのでした。
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