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しまなみ誰そ彼3巻ネタバレや感想など|LGBTマイノリティへの悪意と善意

夏休みが明けて、たすくには日常が戻ってきていました。

空き家再生事業のイベントで、たすくは想い人である椿くんに遭遇し動揺を隠せません。

椿くんは、祭りでの事件に居合わせていたのです。

たすくの想いと椿くんの思いが交錯する3巻です。

 

漫画『しまなみ誰そ彼』3巻には第11話~第15話までが収録されています。

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第11話 内海さんの真実

空き家再生事業「猫集会」のメンバーのひとりである内海さんに誘われて、たすくはワークショップを手伝うことになりました。

 

なんとそこに、たすくの想い人・椿くんがやって来ます。

祭りの事件で居合わせて以来、顔を合わせるのは初めてです。

 

その裏で、もうひとつの再会が生じていました。

内海さんと中高時代の同級生・小山さんです。

小山さんは娘の舞ちゃんとワークショップに参加していました。

 

会話の中で流れるように内海さんの過去を公にしてしまう小山さん。

微笑む彼女に悪意は一片も感じられません。

その一瞬は、風が止み、音が消え、時が止まったようでした。

 

すぐに落ち着いて切り返し、たすくに向かってはにかむ内海さん。

これらの再会をきっかけに、たすくと椿くん、内海さんと小山さんのアンバランスな関係が築かれ始めようとしていました。

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第12話 沈黙は是?

たすくに対して急激に距離を詰める椿くん。

祭りの事件を目撃してもなお、避けるでもなく核心をつくでもない椿くんの態度に翻弄されます。

うろたえながらも、たすくは隠し切るべきだと考えます。

 

進水式を見に来たたすくと椿くんは、たまたま会った同級生2人と行動をともにします。

会話の流れで話題はたすくと椿くんの共通点である「猫集会」の話に。

椿くんが差別的な発言をしてたすくがまた押し潰れそうになったとき、同級生のひとりが反応します。

 

「なんでそんな言われ方せんといけんの?」

 

その真っ直ぐな瞳と強い言葉を受けて、たすくは隠すことが本当に良いことなのか分からなくなります。

 

一方その頃、小山さんが舞ちゃんを連れて談話室へやって来ました。

談話室には不穏な空気が流れ始めていました。

第13話 絶対の好意

不機嫌な大地さんを必要以上に持ち上げる内海さん。

理由は、猫集会に入会したいという小山さんの存在でした。

 

小山さんの無邪気な言葉の槍は、たすくにも向けられます。

相手の表情や言葉の行間を感じ取れない小山さんは、たすくと内海さんの心に土足で踏み込んでいきます。

 

「(トランスジェンダーは)障害なんでしょう?同性愛みたいな趣味とはまた違うんだし。」

 

小山さんの言葉によってつくられた最悪の空気を壊した意外な人物とは。

 

別の日、たすくは内海さんと自転車ツーリングに出掛けます。

性別や自分に対する理解など、気負わずに生きていたい内海さん。

それを脅かされ続けている内海さんの心が少し垣間見れる、しまなみ誰そ彼第13話です。

 

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第14話 理解を盾にした優越感

第14話は内海さんの子ども時代の回想から始まります。

孤立した同級生に声をかける内海さん。

一見良い行いのように見えますが、同級生から返ってくる言葉は想像もしていないものでした。

 

そして今まさに、内海さんは逆の立場として小山さんと対面しているのです。

「周りから理解を得られない可哀想な障害を持った人」として。

 

「夏美ちゃん」を理解したいと言いながらも、今現在の「夏美(なつよし)くん」を見ようとしません。

自分の家族が「そういう人」である可能性を考えず、自分たちは手助けする側であるという慢心が感じられます。

 

内海さんは子ども時代に声をかけた同級生から言われた台詞を、同じように小山さんへと突き付けることとなりました。

 

場面は変わって、展望台では椿くんと誰かさんが言葉を交わします。

話を聞かないのに見透かした態度の誰かさんは椿くんを徐々に苛立たせます。

猫集会と関わるようになってから感じていた本音が椿くんから溢れ出します。

第15話 たすくの成長と決断

誰かさんとの会話以降、椿くんは心のざわつきが取れない様子です。

たすくに対しても冷たい態度で接します。

たすくが週末ある猫集会の集まりの話をしたことをきっかけに、椿くんの気持ちのタガが外れてしまいます。

 

「黙ってりゃいいのに集まって目立つから嫌われるんだ。」

 

それは紛れもない性的マイノリティに対する嫌悪感でした。

攻撃的な言葉を発しているはずの椿くん。

しかし、その姿は小さく縮こまって殻に篭り何かを恐れているようにも見えます。

 

今までは、自分の性指向に触れられると強張った笑顔しか作れなかったたすく。

そのたすくが椿くんの殻を破り、力強い言葉で真正面からぶつかります。

たすくの成長と椿くんの前進が感じられるストーリーです。

 

そしてたすくはとうとう自分が担当する空き家・さんかく亭の使い道に決断を下します。

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しまなみ誰そ彼 3巻 まとめ

個人的に最も心苦しい内容の『しまなみ誰そ彼』3巻でした。

「分かり合うこと」やそのための過程の難しさ、自分を真っ向から否定されることの辛さが登場人物たちからひしひしと伝わってきました。

それと同時に、適切な距離感を見極めることの大事さや、一方を良く言うために一方を落とす相対主義の危うさも知ることができました。

 

今回のお話には、気持ちを反映するかのように様々な乗り物が描かれています。

UFOは正体不明な不安や混乱を、船は強い意志を、自転車は心の緩急を表しているように感じました。

 

無意識に場を引っ掻き回してしまう小山さんに焦点を当ててみます。

彼女はマイノリティについて「周りが助けないとやっていけない」「普段から受け入れられていない」ことを前提としているような気がしました。

昔の内海さん同様、マジョリティに属していることを無意識下で優位に感じており、それが自然と言葉や態度に出てしまっているのだと思います。

 

これらの思考がすべて「絶対の好意」から来ている点が厄介で、マイノリティのために自分が動かなければならないと本気で信じているんですね。

身近な存在はそれを求めていなくとも。

悪意とは戦えるけど善意とは戦えない、という大地さんの台詞が印象的でした。

 

3巻の見所は小山さんの娘・舞ちゃんです。

彼女の性指向や性自認については物語で触れられていませんが、人の表情や空気に敏感な子であることが伝わってきます。

舞ちゃん自身の表情の移り変わりにも注目してほしいと思います。

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