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漫画『応天の門』10巻ネタバレや感想など|馬頭鬼を巡る事件

兄・吉祥丸を知る基経と出会った道真。基経の幼少期の回想から始まります。また、京では馬の顔をした鬼が出てしまい、解決に挑むことになります。

 

漫画『応天の門』10巻には第52話から第56話と番外編が収録されています。

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第五十二話 藤原基経、道真と会遭する事

応天の門 10巻

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融の屋敷で基経と出会った道真。彼から死んだ兄・吉祥丸の話をされ動揺します。兄の日記を読み返すと、「手古(てこ)」なる人物の名前がありました。

 

手古とは、基経の幼名。藤原家の兄弟二人に仕えていた吉祥丸は、この二人の弟である手古と出会っていたのです。

幼い手古は叔父である良房の養子になることになりました。自分は賢いが故に父に捨てられてしまうと悲しそうです。手古は吉祥丸に好きな漢詩について聞き、吉祥丸は李白の詩を披露します。その続きを教えてもらう約束をしていましたが、吉祥丸は犬に噛まれて死んでしまい約束の場所にくることはありませんでした。

手古は兄達のせいだと嘆くのでした。

 

屋敷に戻った基経は忠臣を呼び出しておりました。何か不都合なことが起こってしまったようです。

第五十三話 都に馬頭鬼のあらわるる言葉 一

大内裏・談天門で傷付いた男が倒れました。検非違使の一人ですが、鬼の頭の鬼にやられたとのこと。早速、業平が調べます。

 

業平は常行に、鬼の詳細について報告します。一人で現れ刀を狙っていること、また、多美子入内の際の牛車が襲われたあたりに出没することです。一方、道真は先日の百鬼夜行で拾った刀の鞘を、昭姫に見てもらっていました。昭姫の見立てでは、唐より西の国のものではないかとのこと。また、馬の顔をした鬼の噂も教えてもらいます。

牛車が襲われたあたりで会った業平とも協力して馬頭鬼を調べることにします。

 

夜、大路を歩く道真を馬の面をした大きな胡人が襲いかかります。道真に掴みかかる胡人でしたが、業平は瞬時にその腕を切り落とすのでした。

 

第五十四話 都に馬頭鬼のあらわるる言葉 二

暴れる胡人を是則達が押さえつけます。道真と業平は、鬼の正体はおそらくこの胡人だと推測します。

 

捕らえた胡人を昭姫の船荷小屋に連れて行く業平。道真は百鬼夜行のことを聞き出そうとしますが、言葉が通じません。漢語で話しかけても返事がないのですが、道真が持っている刀の鞘を見ると暴れる胡人。彼のものだと思った道真は、鞘を返してやります。片言の言葉で彼の出身地を聞くと「回鶻(ウイグル)」という単語が帰ってきました。

屋敷に帰り調べ物をする道真。何とか言葉を交わそうと奮闘します。

 

基経は百鬼夜行に使った胡人が五条のあたりに出たと知り、忠臣にすぐ始末するよう指示を出すのです。

 

第五十五話 都に馬頭鬼のあらわるる言葉 三

基経の指示に従い、胡人を始末する刺客を放った忠臣。通訳に奮闘する道真は、百鬼夜行の正体を知るべく彼を船で逃します。刺客からすんでのところで逃げることができました。

 

回鶻出身の胡人は奴隷として渤海国におり、この国にやってきたとのこと。百鬼夜行のことは深く知らず、主人の顔もわからないと語ります。別の場所に避難した道真達。胡人から百鬼夜行の正体を聞くまで諦めない姿勢です。追手を撒くために、わざと馬頭鬼にしたてた動物の死体を用いて、馬頭鬼は死んだことにみせかけます。

内裏で帝に鬼を退治したことを報告する業平。基経は黙って聞いておりました。匿っていた胡人を藤原の仕業である証明をしたい業平ですが、道真は彼を見世物のようにすることに我慢ができず、胡人を逃してやります。

 

逃げた胡人は小屋を出て行きますが、忠臣の刺客に殺されてしまいます。忠臣は基経に任務が完了したことを報告するのでした。

 

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第五十六話 菅原道真、米算用をする事

先日の事件で昭姫の小屋を燃やしてしまった道真。昭姫より弁償の代わりとして、店の帳簿を片付けるよう言いつけます。

 

店の帳簿を片付けていた道真。計算が合わないことに気付きます。そこへ、炭酔い(一酸化炭素中毒)で倒れた三好(みよし)。蔵の中で米を盗んで、焚かれた炭の成分を多く吸ってしまい倒れたのです。三好だけではなく、他のものも生活のため店の物を盗んでいたことが発覚します。しかし、昭姫には全てお見通しでありました。みんなを咎めることのないよう取り計らうのです。

 

帳簿の帳尻合わせを終えた道真は、疲れて屋敷に帰ることにします。しかし、屋敷では大納言・伴善男が待っていたのでした。

 

番外編

昭姫の店に通う道真を追い掛ける宣来子。妻として夫の浮気を把握してなければと奮闘します。昭姫の店に入った宣来子は、より魅力的になれるよう化粧や着物を昭姫達に見立ててもらいます。

出来上がった姿は年代や国が違う髪型に化粧、着物もケバケバしいもの。道真はすぐやめるよう忠告するのでした。また、父・忠臣は娘が不良になったと驚くのでした。

漫画『応天の門』 10巻 まとめ

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悪役のイメージがある基経が、吉祥丸との幼い頃のやりとりを思い出すシーンがとても印象的です。

また、その後の馬頭鬼を巡る事件で、異国の言葉の通訳を試みる道真の活躍に心躍ります。

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